日本の給食が肥満を減らす!? 海外から評価される日本給食のすごさ

進路のミカタ / 2019年1月21日 12時2分

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お昼のチャイムが鳴るとなんだかソワソワ……好きなメニューの日は楽しみで、苦手なものが出る日はなんだか憂鬱。そんなふうに毎日食べてきた給食が、思春期の健康と深い関わりを持つことが明らかになりました。海外からも評価が高い日本の学校給食ですが、一体何がすごいのでしょうか?

■日本の給食が思春期の肥満を減らす?

若い人から年配の方まで、日本人にとってなじみ深い学校給食。ある大学が行った研究で、日本の学校給食が肥満を減らす効果があると実証されました。思春期の肥満は世界的に見ると増加傾向ですが、他の国に比べて日本では少ないそう。そこで研究チームは、給食と肥満との関係を調べたのです。

都道府県の給食実施率とさまざまなデータを照らし合わせて分析した結果、給食が肥満を減らす効果があるということが認められました。ただし給食と肥満の関連が認められたのは思春期の男子のみで、女子については明らかな関連性は見られませんでした。

実はこの研究の前から、日本の給食は海外から注目されていました。米国の『ワシントンポスト』やドイツの『フランクフルター・ルントシャウ』など複数のメディアで、日本の学校給食が取り上げられています。日本の給食はどんな点が優れているのでしょうか?

■海外から評価される日本の給食はここがすごい!

日本の学校給食は、質が高い、栄養面についてよく考えられている、価格が安い、食育の場になっているというさまざまな点で海外から高い評価を得ています。特に給食と食育との関係は、海外の多くの人に新鮮な驚きを与えたようです。もともと日本の給食は成長期の貧しい子どもがおなかを空かせないようにと、明治22年に山形県の小学校で始まったと伝えられています。1954年には法律で学校給食を提供するよう定められました。

学校給食は食育の場としても重要な役割を持っています。食べることで子どもの心や健康を育てるだけでなく、日本の食文化や知識、生活のマナーを身に付け、生産者や自然に対する感謝の気持ちを育みます。地域の食材で作られた献立を楽しむことで、自分が住む土地や生産物、歴史などに自然と関心が向きます。

最近では各地域で提供される献立を競い合う「全国学校給食甲子園」という大会も開催されていて、給食への注目はいっそう高まっているようです。毎年2,000を超える応募校の中から12校が選抜され、地域の食材やその特色を生かした献立で競い合います。この大会は地産地消や地域活性化への貢献も目的としていて、食育が子どもの健康だけでなく社会とも大きな関わりがあるということが分かります。

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