「想像して創造することが大切」全国の学校をデジタルでつないだ遠隔授業

進路のミカタ / 2018年9月14日 12時3分

写真

学びたいことを、場所を気にせず学ぶことができる。そんな新しい勉強の仕方が、今後広がるかもしれません。

9月5日(水)、シスコシステムズ合同会社は「シスコデジタル スクール ネットワークプログラム」の第一弾として全国5つの高等学校をつなぎ、遠隔で特別授業を開催しました。当日の授業の様子をレポートします。

■全国の高校生が、同じ時間に同じ授業を受けられる

今回特別授業を行ったのは、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授。中村教授は学生時代、世界的に有名なバンド「少年ナイフ」のディレクターでありながら、卒業後は官僚を経て渡米したというユニークな経歴を持っています。

そんな中村教授の授業を受けたのは、北海道、広島県、宮崎県、沖縄県、高知県の高校生たち。今までなら一緒に授業を受けることができない全国さまざまな地域に住む高校生が、デジタルの技術によって画面を見ながら、同時に授業を受けることができるのです。今回は中村教授の講義と、後半は質疑応答によって授業が展開されました。

中村教授と高校生たちが画面上でつながった瞬間、各地で「わあ、すごい!」という驚きの声が上がりました。

■300年後の世の中を想像し、創造していく

ここで皆さんも少し考えてみましょう。1450年頃から1500年にかけて、ドイツ人のヨハネス・グーテンベルクが活版印刷の技術を開発したといわれています。そこから、人類はどのように変わっていったのでしょうか?

まず印刷技術がさかんになると、人間はたくさんの本を読むようになります。そして本を読むことで、より「考える」ようになり、考えることで後の宗教革命(1500年代半ば頃)や産業革命(1700年代後半頃から)が起こったのだと、中村教授は話します。

現在はIT革命や情報革命といわれる世の中で、AIやロボットの技術もめまぐるしく発展を遂げています。
印刷技術が開発された300年後に産業革命が起こったように、私たちの生活も、情報技術によって300年後には大きく変化しているのかもしれません。

そこで大切なことは、300年後の世の中がどう変わっていくか「想像する」こと、そしてそんな世の中を創っていく、つまり「創造する」ことです。

ご自身が音楽を創ったり米国では研究室やプロジェクトを立ち上げるなど、ずっと「創る」ことに携わってきた中村教授。だからこそ受講していた生徒に送った「何か創る人になってほしい」というメッセージには、説得力が感じられました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング