桃太郎は経営の成功者!? 昔話から見る株式会社の仕組み

進路のミカタ / 2019年6月6日 12時7分

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「おじいさんは山へしば刈りに、おばあさんは川へ洗濯に……」でお馴染みの『桃太郎』。桃太郎が3匹のお供とともに鬼を退治する有名なおとぎ話ですが、別の視点から見ると、桃太郎がきび団子を報酬として犬、猿、キジと雇用契約を結んでいるように捉えることもできます。『桃太郎』の話と株式会社の仕組みには共通点があるのかもしれません。

■まずは『桃太郎』のストーリーを振り返り

まずは、『桃太郎』のあらすじを簡単に振り返ってみましょう。大きな桃から生まれてきた桃太郎は、おじいさんとおばあさんに作ってもらったきび団子を携え、鬼退治に出発します。道中で出会った犬、猿、キジにきび団子を与えて仲間にする桃太郎。鬼が島にたどり着くと、犬が吠えたてて鬼をおどかし、怯える鬼の目をキジがつつきます。そして鬼たちが逃げまどっている隙に、猿が鬼が島の門を器用に開けて桃太郎を中に招き入れ、島を制圧するのです。

鬼たちの財宝を手に入れた桃太郎一行は意気揚々と村に凱旋し、おじいさんとおばあさんを喜ばせました。めでたし、めでたし。

これが、一般的によく知られている『桃太郎』のストーリーです。皆さんの中にも、小さい頃に読んだ記憶のある人が多いかもしれませんね。

■株式会社の仕組みは「出資してもらう」→「資本金を元手に事業運営」→「利益を上げ、配当金を株主へ」が基本

『桃太郎』の話を株式会社の仕組みに当てはめるとどうなるでしょうか? 株式会社では、まず株式を発行し、株主からの出資を受けて元手となる資本金を手に入れます。資本金を基に事業を運営し、「今期は売り上げ○○円を達成する」という事業目標を掲げて従業員を雇い、利益を追求するのが経営者の役割です。事業活動によって得た利益は会社を継続させるための投資に使われ、残りの一部を配当金として株主に渡します。

「目標に基づき優秀な人材を雇用・配置する」「売り上げを上げ、事業を拡大する」「配当金を株主へ支払う」というサイクルをぐるぐると回し続けていく。それが、株式会社なのです。

■桃太郎は「きび団子1つ」を報酬として雇用契約を締結している!?

株式会社の仕組みと『桃太郎』のストーリーを照らし合わせると、何だか似ているように思えませんか? おじいさんとおばあさんを「株主」として捉えると、きび団子を作って与えることで桃太郎に出資したと考えることもできます。出資を受けて「経営者」となった桃太郎は、きび団子1つを報酬として犬、猿、キジという「従業員」を雇用し、鬼退治という「事業目標」のために一直線。「従業員」である犬、猿、キジはそれぞれの得意分野を生かし、「経営者」である桃太郎に貢献します。そして、最後に手に入れた金銀財宝(利益)をおじいさん、おばあさんの元に持ち帰る(配当金の分配)。

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