【シゴトを知ろう】動物看護士(師) ~番外編~

進路のミカタ / 2019年9月18日 13時48分

■国家資格となる動物看護師の専門性を高めていきたい

―― この仕事ならではの「あるある」なことはありますか?

阿片:猫に引っ掛かれるので、ケガが多いことです。特に腕のケガは、動物看護師全員一つや二つは持っているのではないでしょうか(笑)。あとは、家に帰ると飼っている猫が僕のにおいをすごく嗅いできます。いろいろなペットのにおいがするみたいですね。

横田:私が好きなエキゾチックアニマル関連の「あるある」で言うと、エキゾチックアニマルの飼い主様には勉強熱心な方が多いと思います。特に爬虫類は飼うと、温度や食事の管理が大変なので、それらを厭わずお世話できる方が多いイメージです。


―― 最後に、今後の目標を教えてください

阿片:私は管理職の立場なので、病院としての目標は、動物看護師が主体的に仕事できる病院づくりをしていくということです。現在、動物看護師は民間の資格なので、獣医師の指示のもとで行う業務がほとんどであり、自分の意志や判断で行える業務はあまり多くありません。また、看護業務以外の雑務も多い状況です。

しかし今後、動物看護師の資格は国家資格に変わるとされています。国家資格となれば、動物看護師が行う仕事の内容もしっかりと定義されます。動物看護師がより主体的にペットを看られるように、さらには、一人ひとりの専門性を高めていけるようにしたいと思っています。例えば皮膚に特化したり、しつけやリハビリに特化したり。専門職としてさらに力を発揮できるように、スタッフ全員で知識も技術も磨いていきたいです。

横田:どんなペットにもしっかり対応できる動物看護師になることです。また、ペットの介護やリハビリに関しての知識もさらに深めていこうと思っています。病気のペットのケアと介護とでは、全く別の視点が必要です。介護の場合は、良くなることを目指すよりも、それ以上悪くならないように今の生活をどれだけ快適にしてあげられるかが大切になります。

クロス動物医療センター葛西には介護やリハビリが必要なペットは少ないですが、そういったペットが来たときには少しでも手助けができればなと思っています。機会があれば、もう一度留学にも行きたいですね。特にペット先進国として知られるスウェーデンは犬のリハビリ療法も進んでいるので、勉強しに行きたいです。
 
 

ペットや飼い主様に寄り添い、そして動物看護師という仕事に真摯に向き合っていらっしゃる阿片さんと横田さん。誠実な姿勢が伝わってくるからこそ、飼い主様は安心して大切なペットの健康を任せられるのでしょう。確かな知識や技術を持つ動物看護師の需要は、今後ますます高まっていきそうです。
 
 
【profile】クロス動物医療センター葛西 阿片俊介(主任)、横田静葉

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