【シゴトを知ろう】獣医師 編

進路のミカタ / 2019年10月17日 12時5分

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動物専門の医師である「獣医師」。病気やけがを抱えたペットの診療を行うだけではなく、食肉の安全性検査をしたり、野生動物の保護や管理を行ったりと、仕事はさまざまです。今回は、クロス動物医療センター葛西の行光基さん、石嶋俊輔さんのお二人に、動物病院で働く獣医師のお仕事内容や魅力などを伺いました。

■ペットの病気やけがの治療には、飼い主様と獣医師との連携が不可欠

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
石嶋:基本としては、来院するペットの診察や定期健診をします。その上で、必要であれば治療を行ったり、入院しているペットの管理をしたりしています。また、飼い主様と適切なコミュニケーションをとるのも大切な仕事です。というのも、ペットを治すには飼い主様と獣医師との連携が不可欠だからです。

病気を特定するためには飼い主様にペットの症状を詳しくお話していただく必要がありますし、最善の治療をご提供するためには「どんな治療をどこまで続けていくべきか」を獣医師から飼い主様へきちんとご説明して、飼い主様にご納得していただかなければなりません。そのため、獣医師には、話を聞く力とわかりやすく伝える力の両方が求められます。

<一日のスケジュール>
08:30 出勤、朝礼
入院しているペットの管理
09:00 午前中の診察スタート 
外来診察や手術など
12:00 休憩
16:00 午後の診療スタート
外来診察や手術など
20:00 診察終了
入院中のペットの管理
20:30 帰宅
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

石嶋:ペットが回復して元気になったり、飼い主様に「ありがとう!」と笑顔で仰っていただけたりすることが一番です。また、以前治療した子が予防接種などで再度来院したときに、元気で幸せそうに過ごしているのを見るとすごくうれしいですね。
 
行光:私は獣医師でありながら病院の経営にも携わっているので、スタッフみんなが笑顔で楽しく、そしてやりがいを持って働けているとうれしいですね。スタッフの高いモチベーションや病院内の良い雰囲気は、飼い主様の安心感にもつながります。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

行光:肉体的・体力的に大変なことですが、大型犬の保定(治療中にペットをおさえること)は大変ですね。女性が多い職場ですので、そういったケースでは男性の力が必要になることもあり、体力を使います。

石嶋:私がつらいと感じるのは、どんなに手を尽くしても助からないペットもいることです。急患で来たけれど亡くなってしまうこともあれば、ガンが既に全身に広がっており、治すのではなく、痛みや苦しみを和らげるための緩和ケアしか道が残されていないケースもあります。獣医師には、このような現実も受け止めて誠実にペットの命と向き合う覚悟が必要です。

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