【シゴトを知ろう】政治家 ~番外編~

進路のミカタ / 2020年3月27日 12時12分

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市民と行政の間に立って、社会のさまざまな課題を解決していく政治家。25歳のとき、その道に進んだ相模原市議会議員・鈴木晃地さんにお話を伺いました。その中から、なかなか知ることのできない政治家の仕事の舞台裏について、「番外編」としてご紹介していきます。

■解決したい課題への情熱が、政治家への道を開く

―― 業界内ではどんなキャリアパスがありますか?

政治家になるには、特別な資格などが必要なわけではありません。私のように議員秘書を経て政治家になる人もいますし、行政の職員や、主婦がなるケースもあります。何か解決したい課題ができて、それに対して情熱が湧いて、政治家を志すことが多いのだと思います。

また、データを扱うことが多いので、統計や経済・法律などを勉強しておくのは良いと思います。課題解決のための多角的な視点、適切な手法を考えることに役立ちます。

―― 業務をされてから、一番驚かれたことは何ですか?

行政の「守備範囲」がとても広いことです。道路の管理やゴミ処理・年金など、日常的に触れている行政サービスについては認識していたのですが、見えていなかった部分がたくさんありました。

例えば、商店街の振興。毎年開催しているお祭りも、主体となる商店主の皆さんを行政が支えています。準備から一緒に取り組んで、さまざまな支援を行うのです。行政の仕事の幅広さは、恥ずかしながら、議員になって初めて認識したことです。

■「一般質問」を生かして、政策を前へ進める

―― 業界内の横のつながりはありますか? 

横のつながりは多いと思います。政治課題と対峙するとき、自分の価値観や知識のみでは解決できません。関係するさまざまな部署の市職員から話を聞いたり、他の議員の考えを聞いたり、意見交換をすることが多いですね。多様な視点を政策に生かすことはとても大切です。


―― 業界や職務内での、一般人が知らない業界用語はありますか?

「一般質問」という言葉は、あまり知られていないかもしれません。これは、議員が市長へ自由に質問できるとても重要な場です。相模原市議会では、議員一人ひとりに均等に質問時間が与えられています。この一般質問で市長へ現場の声を届けることで、政策が一気に進むことが多いんです。

例えば、介護現場のサポート。離職率が高い介護業界ですが、3年勤められれば、その後10年、15年と勤続するケースが多いですね。市が新人スタッフの合同研修を行って、他の施設の「同期」とつながれるようにしたり、勤続年数の長いスタッフを表彰する制度をつくることを一般質問で提案し、実現させることができました。

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