【シゴトを知ろう】営業 ~番外編~

進路のミカタ / 2020年6月5日 12時6分

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神奈川県の魚肉練り製品メーカー「鈴廣かまぼこ」で営業を担当している古谷直輝さん。大学で勉強した広告の知識などを生かしながら、そば店などの飲食店向けに自社商品を使ったメニューの導入を提案しています。もともと営業職志望ではなかったという古谷さんですが、その経験の中でさまざまな知見を得ているそうです。そのお話をご紹介します。

■学部学科は不問。経験を積んだ先にさまざまな道がある

―― 業界にはどんな性格の方が多いですか?

他の営業マンと一緒に仕事をすることは滅多にありませんが、一言で言うと熱心な人が多いと思います。弊社の場合は、とにかく素直でまっすぐな営業マンばかり。何年も取引先とお付き合いをする中で信頼関係を築いているのだと思います。「おたくの営業はみんなしっかりしているね」と言われることも多いです。

―― 業界内ではどんなキャリアパスがありますか? 

営業職に就くためには特別な資格などは必要ないので、大学や学部を問わずチャレンジできます。最初は先輩に同行するところから始まりますが、自分なりのやり方を実践しながら経験を積んでいきます。そのまま管理職を目指すルートのほか、弊社のようなメーカーの場合は、製造部など他部署に異動してその経験を生かす道もあります。

■企業の看板を生かして、自分のスタイルで提案

―― 業務をされてから一番驚かれたことは何ですか?

実際にやってみると、「飛び込み営業はつらくない」ということです。自社商品の良いところを、自分のスタイルで提案していいという点に驚きました。やり方はいくらでもあって、提案をすれば意外と受け入れてくれることを知って、希望を持つことができました。

また、弊社は歴史が長いこともあって、会社の名前を言うと「おたくのかまぼこはおいしいよね」と話を聞いてもらえることが多いんです。営業は決して嫌われる存在ではないということも、やってみて初めて理解できました。


―― 業界や職務内での、一般人が知らない業界用語はありますか? 

最初は私も知らなかった、「そば前に板わさ」という言葉です。江戸時代から、そば屋ではまず板わさ(板かまぼこにわさびを添えたもの)を食べるのが通の楽しみ方。魚の旨みたっぷりの「板わさ」と日本酒に舌鼓を打った後に、おそばをじっくり味わうことが「粋」とされているんです。

おそば屋さんは、お腹いっぱい食べるだけではなく、豊かな食文化を楽しむ大人の空間。その魅力を伝える仕事の一端を担えているのはうれしいですね。

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