【シゴトを知ろう】DTPデザイナー ~番外編~

進路のミカタ / 2020年6月15日 12時14分

DTPデザイナーとしてキャリアをスタートし、現在は自身のデザイン会社で、紙媒体に限らずビジュアルディレクションに携わる飛嶋由馬さん。2019年には出版レーベルを立ち上げ、写真集の製作・販売や海外での展示なども行っているそうです。番外編ではお仕事の裏側や今後のビジョンについて伺いました。

■自分の中に蓄積した知識や経験がデザインに生きてくる

―― このお仕事では、技術はもちろん、写真やアートなど幅広い知識が必要になると思いますが、実際のところはいかがでしょうか? 普段お仕事のために情報収集など心がけていることがあれば教えてください。
 
技術は仕事をしながら身につけていくことができます。実際、僕自身も現場で身につけたり覚えたりしたことがたくさんあります。確かに、写真や美術などアートに関する幅広い知識は必要ですが、自分が本当に好きなものを深掘りしていくような探究心が必要だと思っています。僕は紙や印刷物が好きなので、触れるだけでもワクワクしますし、仕事場にはいろんな紙の見本や雑誌を置いています。イメージを膨らませるための資料としても重要です。

デザインは、自然と蓄積したいろんな知識や情報が紐づいて、形としての表現につながるものです。また、それが自分の個性にもなっていくのではないでしょうか。

―― これまでにした失敗と、そこから得たことについて教えてください。

最初に入社したデザイン会社での失敗は自身の大きな糧になっていますね。あるアーティストのCDのアルバムジャケットで誤植をしてしまい、それを回収することになって、大変なことになりました。社長にはもちろん怒られましたが、関係者に頭を下げて周り、自分の仕事のミスが及ぼす影響を身をもって学ぶ経験になりました。たくさんの方に迷惑をかけたことを思い出すと、今でも身につまされる思いになります。その失敗があったおかげで、今の自分があると思いますし、初心を忘れずにいることができます。

紙媒体はWeb媒体とは違い、一度印刷してしまうと後からの修正がきかない緊張感があります。それを知ってると知らないとでは仕事の向き合い方も変わるような気がしています。Webの仕事の中にはスピード感を最優先するようなものもありますが、まずは正確さが大切。どんな仕事にも通用する丁寧さ、正確さを身につけられたことは、過去の大きな失敗があったからです。

■現場の空気感やストーリーをデザインに落としこむために

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング