地震は補償されない!? 「火災保険」の落とし穴

Woman Money(ウーマンマネー) / 2014年11月8日 11時38分

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だんだんと、冬が近づくにつれて、空気が乾燥してきました。そんな乾燥した冬に気を付けたいのが“火事”です。

つい、先日も大きな火災がニュースになったばかりですね。

そこで、今回はファイナンシャルプランナーの筆者が、火事になってしまった時の強い味方、“火災保険”の押さえておきたいポイントについてお伝えします。

■地震で全壊しても火災保険から保険金は支給されない

日本人の記憶に深く刻まれている東日本大震災。

このような大きな地震で、家が全壊してしまった場合は、火災保険からは保険金は支払われません。

ただし、地震によって起きた火災で、建物が“半焼”以上となった場合には、地震火災費用保険金が支払われることになっています。

しかし、支払われる保険金額は、保険金額の5%や、1回の事故につき300万円が限度など、お見舞金程度の保険金しか出ません。

■地震保険は単体では加入できない

先ほどお話したように、地震で建物が倒壊してしまっても、火災保険では、火事にならない限り1円も補償されません。

そこで、地震に対する備えには、地震保険に加入するのがお勧めです。しかし、地震保険は単体で加入する事ができませんので、火災保険とセットで契約しなくてはいけません。

既に火災保険に加入されている方でも、地震保険を途中で付加することは可能です。

ご加入中の損害保険会社に確認してみて下さい。

■隣人への賠償責任

自分の家から出火した火事が隣人の家にうつってしまったら、隣の家の損害も賠償しなくてはいけないのでしょうか?

そんなことはありません。

失火の原因が、重大な過失の場合は別ですが、原則、隣人への損害は賠償する必要はないのです。

■賃貸の場合の賠償責任

先ほどと同様に、賃貸の場合も原則、隣人への賠償責任はありません。

ただし、家主に対しては“賃貸借契約”を結んでいますので、借りた部屋の原状を回復して返還する義務があります。

そのため、賃貸にお住まいの方が火災保険に加入される場合は、ご自身の家財に対する保障と借家人に対する賠償責任を特約としてつけることをお勧めします。

いかがでしたか?

今回は、“火災保険”の押さえておきたいポイントについてお話しました。

火災保険は、生命保険と違い、あまり深く検討しないで加入されている方が多いようです。

しかし、この機会にきちんと必要な補償があるか、不要な補償はつけていないか、もう一度確認してみてはいかがでしょうか?

 (葛西晶子)

Woman Money(ウーマンマネー)

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