知らないと損!大人の歯列矯正も「医療費控除の対象」になる!?

Woman Money(ウーマンマネー) / 2014年12月23日 11時57分

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子供の歯列矯正費用が、医療費控除の対象になることをご存じの方は多いと思います。さて、大人の歯列矯正も医療費控除の対象になるのでしょうか?

お子さんの治療についてきたお母様が、ふと自分が笑った顔を鏡で見て、歯並びの悪さが気になり、一緒に矯正治療を始めるケースも多いそうです。

今回は、歯列矯正の医療費控除の対象になるケースについて、税理士の筆者がお伝えします。

■子供の歯列矯正が医療費控除の対象になる理由

歯列矯正の費用が無条件でOKというわけではありません。“身体の構造又は機能の欠陥を是正するため”という条件付きです。お子さんの歯列矯正は、顎の成長の速度のコントロールに影響を与えますから、永久歯が生え揃う時期に、歯並びを矯正することは医療費控除の条件を充たします。

■大人の歯列矯正が医療費控除の対象になる場合

実は、大人も子供の場合と同じです。歯並びの悪さが身体機能に影響を及ぼしていることを解消できるのであれば、それは医療行為といえます。

具体的には、どういうケースをいうのでしょう?

筆者のケースで説明すると、もともと口が小さく永久歯が生え揃うスペースがなかったため、小学生の頃に一度、矯正を経験済みでした。

その後、虫歯を抜いて口腔内スペースが広がり、徐々に歯列が乱れてしまい、上下の噛み合わせが非常に強い習性も加わり、かなりひどい偏頭痛に悩んでいました。

知り合いのお医者様に治療法を相談したところ、偏頭痛は頭部の筋肉の疲労や血液の循環障害によるものであり、噛み合わせの悪さも影響しているのかもしれないから、だまされたと思って一度、矯正歯科へ行って相談してご覧なさい、と勧められて訪問したのが治療の始まりでした。

■医療費控除で、数十万円還付も可能

歯列矯正をした結果、上下の噛み合わせが自然になり、偏頭痛で悩むこともなくなりました。百万円近くかかった治療費は、当時、医療費控除として申告しました。

その頃、筆者は専業主婦でしたので、夫の医療費控除として確定申告をして、税金還付してもらいました。

医療費控除の還付額は、(支払った医療費-十万円)×税率ですから、同じ家計であれば所得の高い人から所得控除したほうが、税率が高い分、還付額も増えます。

■歯科ローンを利用した場合

医療費控除は通常、医療費を支払った日を含む年度の所得から控除します。歯列矯正は一般的に治療期間が長期にわたり、費用も高額です。

もし、あなたが、信販会社と契約してローンで支払った場合、医療費控除は(1)ローン契約にサインした日を含む年度の所得から全額控除するのでしょうか? それとも、 (2)ローン弁済に合わせて複数年度の所得から控除するのでしょうか?

答えは、(1)です。

ローン契約が成立した日に、信販会社は治療費全額をクリニックへ支払っていますから、あなたは治療費を全額支払ったことになるのです。

ただし、ローンの利息は、医療費ではありませんので、医療費控除の対象に含まれません。ご注意ください。

いかがでしたか? 今回は、歯列矯正の医療費控除の対象になるケースについて、お伝えしました。

もうすぐ確定申告の季節です。賢く、正しく、申告しましょうね。

(高橋千亜紀)

Woman Money(ウーマンマネー)

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