高収入世帯なのに赤字、高級スーパーの多用でかさむ生活費

MONEYPLUS / 2019年4月16日 18時30分

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高収入世帯なのに赤字、高級スーパーの多用でかさむ生活費

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。

今回の相談者は、年間の手取りが900万円以上の高収入共働き夫婦。家の近くに高級スーパーしかなく生活費がかさみ、毎月の赤字をボーナスで補填しているといいます。家計を立て直すことはできるのでしょうか。マネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。

子供が小学校に入る頃に家を買いたいと以前から思っていたこともあり、がんばってお金を貯めてきました。ただ、子供が生まれてから、毎月赤字が続きボーナス補填となっています。食費が高いのはわかっているのですが、家の近くのスーパーがいわゆる高級スーパーばかりで、仕事帰りや週末に買いに行くのも車がないので、そこに限られてしまいます。そして、つい日用品も一緒に買ってしまっています。なので、食費だけが高いのではなく日用品代も一緒に高いような気がします。家計管理の際、ここはきちんと分けて管理をしたほうがよいのでしょうか?


〈相談者プロフィール〉
・女性、41歳、既婚(夫:41歳、会社員)、子供1人(3歳)
・職業:会社員
・手取り世帯月収:60.5万円
(夫:38.5万円、妻:22万円)
・手取り世帯年間ボーナス:200万円


【資産状況】
・預貯金:1100万円
・有価証券:28万円(つみたてNISA)


【支出の内訳(72.5万円)】
・住居費:17.3万円(賃貸マンション)
・保険:15.2万円
・教育費:6.4万円(保育園、体操教室など)
・通信費:2.6万円(スマホ2台、他)
・食費:10.6万円(外食、平日のランチ代含む)
・水道光熱費:3万円
・日用品:1.2万円
・趣味・娯楽:1.7万円
・衣服・美容:3.5万円(子供服、他)
・健康・医療:4万円
・交通費:1万円
・小遣い:3.5万円(夫:2万円、妻:1.5万円)
・使途不明金:1.5万円
・つみたてNISA:1万円


FP: ご相談ありがとうございます。miraitalkファイナンシャルプランナーの福田です。生活環境に影響される支出増は、難しい問題ですね。工夫できるところを探ってみましょう。

頻度や役割を決めて、ネットスーパーも賢く活用

近所はいわゆる高級スーパーで、支出が多くなるとのことですが、確かに小さなお子さんと3人暮らしの支出としては多いですね。しっかりと収入があるのに、毎月赤字で貯蓄ができていないことも気になります。お子さんが小さいうちに家計状況を好転させたいですね。

さて、食費や日用品等、日々の暮らしを支える支出を下げるためには「ネットスーパー」の活用もよいと思います。通常、余分な買い物をしてしまうことを懸念されるネットスーパーですが、事前に日用品を含めて購入するものを決めておくと、計画的に利用することができます。毎週ではなく、2週間に1度などペースを決めると、食材の使い方や日用品を使うペースも計画的になるかもしれません。

買い物をする頻度だけでなく、お店の役割を決めておけば使いやすいと思います。例えばですが、ネットスーパーでは、生活のベースとなる食材、トイレットペーパーやティッシュ、洗剤や使っているのならおむつなどを購入するとします。そして、その時々に足りないちょっとしたものだけを、近所の高級スーパーで補充をしてみはいかがでしょうか?

ネットスーパーは配送料が気になりますが、ご家族で電車で遠方に買いに行くことを考えると、電車代よりも安いかもしれません。毎日のチラシと同じ価格で商品を取り扱うネットスーパーもありますので、一度試してみるといいでしょう。

食費と日用品代は1週間ごとに予算管理を

食費、日用品代をコントロールするために、よく1週間予算管理法をおすすめしています。ネットスーパーを間隔をあけて利用するような場合でも、ネットスーパー代を除いた金額で1週間の予算管理をする方法を取るとよいでしょう。お財布に入る金額は少なくなってしまいますが、食費や日用品が膨らまない方法の一つです。

例えば、通常であれば1週間1.5万円で食費と日用品を収めたいとします。2週間に一度、ネットスーパーで8千円ほどの買い物をするとしたら、2週間分の3万円の予算の中から8千円支払ったので、予算が2.2万円になります。これを半分にして1週間分の予算を出します。1週間1.1万円です。ネットスーパーで生活のベースとなる食材や日用品を購入しているので、この1.1万円で足りないものを補充していきます。このようなやりくりの仕方です。買い物の記録が残るので、何を買ったかなどの振り返りもしやすいですし、メリットはあると思います。

このように食費と日用品を合算して管理しても問題ありません。何よりも大事なのは相談者さんがコントロールしやすいように、ご自身のルールを決めて継続して管理をしていくことです。

「今は仕方がない」では、赤字から抜け出せない

さて、食費や日用品について考えてきましたが、それだけでは赤字はなくなりません。そのほかの支出も多くなっているようです。とくに生命保険料の金額はかなり高額ですから、保障内容が現状に適切になっているのか、見直しをしたほうがよいでしょう。

また、通信費、趣味・娯楽、衣服・美容、健康・医療にかかる金額も、見直しが可能なように見受けます。ご自分たちの利用の仕方、優先順位などを考えつつ、より良い契約内容に変えたり、不要な支出を削ったりして、少しずつ支出を下げていきましょう。今のままでは「メタボ家計」と言われても不思議ではない状態です。

お子さんが小さく、保育園の送り迎えをしながらの共働きは大変なことと思います。そのため、「支出が多くても仕方がない」「払えるから払う」という状況が起こりやすくなっています。そこに流されることなく、自分なりにルールや決まりを作ったうえで、お金を使うことで、今後十分にお金を貯められる家計、貯めやすい家計に変わることが可能であろうと思います。食費や日用品代の見直しをきっかけに、支出全体の有り様を見直していただけたら嬉しいです。

mirai talkはマネーフォワードから生まれた公平で安心できるお金の相談窓口です。新宿駅から徒歩約5分。本気で家計を変えたい人のための「貯まる家計養成プログラム」を提供しています。

(mirai talkのFP相談)

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