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オルカンの次を狙う「成長投資枠」活用術 。攻めるならテクノロジー株や新興市場に注目!

MONEYPLUS / 2024年11月30日 18時15分

オルカンの次を狙う「成長投資枠」活用術 。攻めるならテクノロジー株や新興市場に注目!

オルカンの次を狙う「成長投資枠」活用術 。攻めるならテクノロジー株や新興市場に注目!

「新NISA」や「オルカン投資」が24年の流行語やトレンドに続々とランクインしていますね。今年はNISA(少額投資非課税制度)が大幅拡充され、新NISAと言われて利用者が急増したわけですが、その中でも特に全世界株の投資信託であるオルカンとS&P500には巨額の資金が流れ込みました。

ただ一方でオルカンとS&P500だけでは物足りなさを感じる方も増えているようです。今回はそんな方に、新NISA制度における「攻めの成長投資枠」の活用法についてお伝えします。


新NISAの最大の特徴は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠を自由に組み合わせて使えることです。成長投資枠の特徴としては年間の非課税枠は最大で240万円。対象商品は個別株、ETF、リート(不動産投資信託)など、リスクが高い分リターンも大きいことが見込まれる商品が含まれます。特定のテーマや業界に特化したETFや、自分が信じる成長企業の株式に投資することで、個別の投資戦略を実行できます。

今回は高いリターンを狙うことを考えて、テクノロジー株や新興市場への投資について紹介します。

成長投資枠で目指す資産形成のステップ

まず成長投資枠で目指す資産形成の3ステップをまとめます。

【1】まず、「投資目的と目標設定」が重要です。自分の投資目的と具体的な目標を設定します。

例えば、「20年間で資産を3倍にしたい」なら長期的に成長する商品を狙う必要があります。利回りもあれば複利の効果も狙えますね。一方で「オルカンで積み立てて長期投資はしているから、成長投資枠は売買益で毎年利益がしっかり出るようにしたい」というのであれば短期的に上がると考えられる商品を狙う必要があります。

このようにまず明確な目標を持つことが大切です。目標が明確であれば、その達成に向けた投資計画も立てやすくなります。

【2】次に、目標に合った投資先を選定します。成長投資枠では、成長性が期待できる株式やETFを中心にポートフォリオを組みます。期間と元手資金、目標金額が明確だとどのくらいのリターンが必要かもわかりますので、投資先のパフォーマンスをチェックして選びましょう。

【3】リスク管理は成長投資枠を活用する上で非常に重要です。長期投資であれば投資先を分散しリスクを抑えつつ、複数の成長機会を捉えることで、安定したリターンを狙います。短期投資であれば自分のリスク許容度を理解し、それに応じた投資戦略を立てることが大切です。リスク許容度は、年齢や投資経験、経済状況によって異なりますので、自分自身の状況に合わせて投資先を選ぶようにしましょう。

長期視点での運用を考えるなら

NISAは短期的なリターンを狙うのではなく、長期的な成長を見据えた運用が基本です。短期的な市場変動に惑わされず、10年、20年というスパンでの資産成長を目指せるメリットがあります。売買益、配当益ともに非課税のため複利の恩恵もより強まります。

長期投資で攻めるとなると成長ポテンシャルが高い市場とされる新興市場(エマージングマーケット)は外せないでしょう。特にインドは世界一の人口を持つ国となりましたが、これから人口ボーナスが来ることなどから今後の経済成長が期待されており、長期で保有すると大きなリターンの可能性があります。短期的には値動きが激しいため、長期目線で見ることで値動きに一喜一憂せずに保有できるのであればポートフォリオに入れるのに適した商品だと思います。

今注目の新興市場に投資できる商品

具体的な商品でいうと、アムンディ・インデックスシリーズの「インド株」というインドの主要株式指数のNifty50に連動する投資成果を目指す投資信託が、成長投資枠対象です。

つみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも買える投資信託なら、ピクテ「iTRUSTインド株式」があります。

ほかにも南半球に多い新興国・開発途上国・第三世界に分散投資ができる「EXE-i グローバルサウス株式ファンド」や、インド同様今後の成長を期待されているインドネシアの投信「イーストスプリング-イーストスプリング・インドネシア株式ファンド(資産成長型)」も新NISA成長投資枠対象です。

長期投資ではコストが重要なので、特にこだわりがなければ、新興国投信は低コストファンドが増えているインドから始めることをおすすめします。

ハイテク企業も選択肢に

攻めるなら米国市場の成長をけん引してきた大型を中心としたハイテク企業100社に分散投資できる指数であるNASDAQ100も検討の価値があるでしょう。

例えばNASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指す「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」は運用管理費用(信託報酬)も低コストで0.2035%(税込・年率)となっています。長期で保有するならコスト面に配慮することも重要だと思います。コストの面では、投資コストのかからない個別株でAppleや エヌビディアを買ってみるのもいいかもしれません。米国株は一株から買えるので数千円から数万円でほとんどの銘柄を買うことができます。

成長投資枠で短期の売買益を狙うなら

NISAの成長投資枠で短期の売買益を狙うには、ボラティリティが高い成長株やテーマ株などが検討対象となります。直近ですと大統領選がありましたが、トランプ大統領誕生や連邦議会選挙で共和党が上院での多数派となったことでトランプ氏の公約である減税や規制緩和への期待感が高まるなかで主要3指数がそろって最高値を更新。なかでも大手エネルギー株や、ビットコイン、金融規制緩和の見通しから銀行関連、保険関連などが恩恵を受けると見込まれて上昇しています。

このように政策にフィットするETFや投資信託、個別株や、市場でホットなテーマや、個別銘柄だと決算発表や業績予想の上方修正などに合わせて売買するのが有効です。しっかりと企業の成長性やテーマ性を見極めつつ、短期の市場変動に対応した投資戦略が鍵となります。短期では売買のタイミングもより重要となるため、将来の値動きを予測するテクニカル分析を行い、エントリーや利益確定のタイミングを見極めることが必要です。

新NISAで「攻めの成長投資枠」を検討することは適度なリスクを取りながら高いリターンを目指すためには重要です。計画を立てて、成長投資枠を積極的に活用し、未来の目標に向けた資産形成を楽しみながら進めていきましょう。

この記事が少しでも皆様の投資のお役に立てば幸いです。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

(三井 智映子)

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