節税&お金を増やしたい、iDeCoのメリットを最大化する5つのケーススタディ

MONEYzine / 2019年5月10日 12時0分

 「iDeCoってこういう制度だよね」という思い込みのまま始めて放置していると、あとで大事な節税メリットを受けられなかったりすることも。今回は年代や職業など、5つのケースごとにiDeCoを活用する方法を学びましょう!

■いよいよiDeCoスタート、でもその前に?

 口座開設が完了すると、いよいよ掛金の引き落としが始まりiDeCoがスタートします。あとはのんびりと老後資金が貯まるのを待つだけ……なのですが、iDeCoのメリットを最大限に引き出すために、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

 iDeCoを始める目的やメリットは、年代や職業によっても異なります。「iDeCoってこういう場合も活用する意味はあるのかな?」といった疑問にこたえつつ、うっかりミスをなくすポイントをご紹介。お金のことはほったらかしにせず、自分で、あるいは家族と一緒に、チェックしたり、プランを見直したいものです。

 ではさっそく、5つのケーススタディをチェックしていきましょう!

■「iDeCoって税金の手続きは自動ですよね?」

 iDeCoって始めたら、自動的に節税できるんでしょ? そんな風に思っていたAさんは、うっかり何の手続きもせずに過ごしてしまいました。これではiDeCoの税制メリットを受けることはできません。

 年末が近くなるとiDeCo加入者には国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が届きます。この名称からiDeCoが想像しにくくスルーしてしまいがちですが、とても大事な書類ですから失くさないにしましょう。

 会社員・公務員なら、この証明書を年末調整の際に会社に持っていくと税金の手続きが完了します。ただし、iDeCoの開始時期が遅くなると証明書の発行が年末調整に間に合わないこともあるので、その場合は忘れずに確定申告をします。自営業者、専業主婦は確定申告の際にこの証明書を添付し税の還付を受けます。

 なお、会社員・公務員で給与天引きでiDeCoを行っている場合は、会社が月々の給与で税金調整をしてくれているので、証明書は発行されません。

■「お金が減らないことを第一に運用を考えてもOK?」

 運用にはまったく興味がないBさん。iDeCoは「節税が命」ということで、とりあえずお金が減らない「定期預金」を運用商品として選びました。確かにお金は減りませんが、超低金利の今、これでは本来のiDeCoの目的である「老後資金を準備する」は果たせません。

 残念ながら、金利がほぼ0%の状態が続く今の時代、元本が減らない定期預金で良いというのは結局損をすることになります。特に「とりあえず5千円」「とりあえず1万円」というように、掛金を無理のない範囲にしようと安易に始めてしまうと、いくら長い時間かけて積み立てたとしてもあまり大きなお金は作れません。ましてや、せっかくの税の還付も、なんとなく日々の生活費に消えてしまう方が多いことを考えると、月々数百円といえども手数料がかかるiDeCoは、その分目減りしているのと同じことです。

 iDeCoの運用商品には「バランスファンド」といって、世界中の株式や債券に自動的に投資ができるように設定された投資信託もあります。迷ったらバランスファンドで世界中に投資をすることを意識しましょう。

今井ヨージ[画]、山中 伸枝[著]

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