夏休みに乗ってみたい「路面電車」、松山「坊ちゃん列車」や京都の鉄道路線など

MONEYzine / 2019年8月4日 13時0分

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小さな蒸気機関車が活躍する「坊ちゃん列車」

 近年は輸送人員が大幅に減っている路面電車。しかし、その地域ならではの特徴があり、独特の趣を味わうことができる。

 路面電車は、その地域ならではの歴史や見える風景など独特の魅力がある。そこで、人々を引き付ける地方の路面電車をいくつかご紹介したい。

 松山市には、夏目漱石の小説にも登場したことから命名され、平成時代に復活した「坊っちゃん列車(800円)」がある。外見は昔ながらだが動力はディーゼルエンジンなど、中身は今風に改良された小さな蒸気機関車が客車をけん引する路面電車だ。ただし、蒸気機関車の特徴である煙は水蒸気による表現となり、煙を排出する際のドラフト音を再現するなど、現代ならではの工夫も。あくせくした日常から離れ、のんびりしたひとときが味わえそう。運行は2路線で、乗車時間は20~29分。道後温泉・大街道・松山市駅・JR松山駅前・古町の各停車場から乗車できる。運行は伊予鉄グループ(愛媛県松山市)。
小さな蒸気機関車が活躍する「坊ちゃん列車」

 京阪電気鉄道(本社:大阪府大阪市)の「京津(けいしん)線」は、京都市(京都府)の「御陵(みささぎ)駅」から大津市(滋賀県)の「びわ湖浜大津駅」まで、運賃240円、乗車時間は16分の鉄道路線だが、その景色は変化に富んでいる。御陵駅から乗車すると、最初は地下鉄。地上へ出ると、先には百人一首にも登場する逢坂山。次第に様相は急勾配を登る登山鉄道に。山を過ぎれば自動車と並走、締めは路面電車となる。仕上げとばかりに、豪快に右へとカーブを切れば、終着駅のびわ湖浜大津駅に到着する。早変わり16分の鉄道の旅を京都散策に加えてみれば、神社仏閣見学とはまた違った古都での楽しい時間が過ごせそうだ。
変化に飛んだ小旅行が楽しめる京津線(大津線路線図、京阪電気鉄道のプレスリリースより)

 岡山市ではアニメの実写版が楽しめる。岡山電気軌道(本社:岡山県岡山市)が、今春より運行を始めた「おかでんチャギントンリアル電車・ウイルソン/ブルースター号」だ。こちらは英国の世界的な子ども向け人気アニメの主人公を実写化した2両編成の路面電車。乗車時間は約1時間で、車内では関連イベントも実施され、アニメの世界を堪能することができる。料金は乗車券、ミュージアム入館料、乗車記念品、一般の路面電車の1日乗車券つきで土日祝日3,500円、平日3,400円(火曜運休)。
ナビゲーターも同乗し、車内イベントを展開。チャギントンの世界観を楽しむことができる

 最近は観光資源としても注目されている地方の路面電車。夏休みの思い出に、のんびりとした時間を楽しんでみるのもよさそうだ。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]

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