『EVにする? それともガソリン!?』 2つの選択肢をサラっと出してきたプジョー208の凄さ、気付いてる!?
MōTA / 2020年8月1日 15時30分
2020年7月2日、フランス・プジョーのコンパクトカー「208」がフルモデルチェンジ。1.2リッターガソリンターボエンジン車と共に、「e-208」という名のEV(電気自動車)モデルも同時発表して、同じモデルで『ガソリンとEV、どっちにする!?』をサラっと実現してきたのです。 そんな最新フレンチコンパクトの凄さを画像と共にサクッとご紹介!
プジョーのブランドビジョン“退屈な未来は、いらない。”を体現した新型208/e-208
『低燃費の実現やCO2排出量の削減は待ったなし。でも、車に乗ることの楽しさは忘れたくないよね。』そんなメッセージが聞こえてきそうなニューモデル「プジョー 208」「e-208」が登場しました。
ブランドビジョン“#UNBORING THE FUTURE(退屈な未来は、いらない。)”を掲げるイマドキのプジョーらしく、攻めの取り組みが満載なようです。
未来的なのにどこか懐かしいフォルム
かわいらしさとスポーティさを兼ね備えたような独特のフォルムは、未来的なのにどこか往年の名車プジョー205をちょっと思い出してしまう懐かしい雰囲気も。ボディサイズは全長4095mm×全幅1745mm×全高1445mm、ホイールベース2540mm。先代208より全長が120mm、全幅で5mmプラスされ、全高は25mm下がっています。
大胆なiCockpitインテリアはさらに進化
同じコンパクトカーでも、日本車ではなかなか見ない雰囲気の未来的なインテリア。メーターや表示類は出来るだけ視認性の良い高い位置に配置。メーターは3D-iCockpitとなって、先代からさらに進化しています。ちなみにイマドキ必須のUSBポートがType-CとType-Aの両方に対応しているのは高ポイントです。輸入車のコンパクトカークラスではまだあまり普及が進んでいないADAS(先進運転支援機能)も新型208には搭載。アクティブセーフティブレーキやストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロールなど充実しています。
EV化を前提とした新開発CMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)を採用
e-208には50kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを床下に搭載。新開発のeCMP(エレクトリック・コモン・モジュラー・プラットフォーム)採用で、室内空間を侵食しないよう巧みにレイアウトされています。最高出力100kW(136ps)、最大トルク260Nmと性能も十分で、航続距離も403km(JC08モード)と、実用上問題ないレベルになっています。普通充電のほか、国内で7700か所もの充電ポイントがあるチャデモ(CHAdeMO)規格の急速充電器にも対応。ちなみにバッテリーは8年間または16万キロの走行保証つきです。
ガソリンモデルは、欧州排出ガス規格ユーロ6に適合する高効率・高性能な“PureTech”1.2リッター 3気筒DOHC+ターボチャージャー。8速ATと組み合わされます。最高出力は74kW(100ps)/5500rpm、最大トルクは205Nm/1750rpm。WLTCモード燃費は17.0km/Lをマークします。EVモデルも300万円台から! 価格設定もなかなか戦略的です
新型プジョー208の価格は「208 Style」239万9千円、「208 Allure」259万9千円、「208 GT Line」293万円の3タイプ。いっぽうのEVモデルe-208は、「e-208 Allure」389万9千円と「e-208 GT Line」422万円の2タイプが設定されます(価格は全て消費税込)。
EVモデルも300万円台から用意され、もはや『EVにする? それともガソリン!?』と、まるで排気量やエンジン出力の差で選ぶような感覚でEVかガソリンエンジンを比較検討出来る点が興味深いところ。EVの拡がりって、実はこういうところから始まっていくような気がしています。
このように、サラっと凄いポイントが満載な新型プジョー208。2020年後半、注目すべき1台の登場です。
[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]
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