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北海道十勝で「大自然」と「おもてなし」の贅を融合したアウトドアの旅を提唱するMoving Inn。誕生の裏側を開発ディレクターに直撃

MōTA / 2020年8月14日 17時0分

Moving Inn ディレクター 吉岡 太郎氏

昨年11月にサービスをスタートしたMoving Inn(ムービングイン)は、北海道十勝をベースに大自然の中でのひとときが満喫できる。宿泊タイプは、ホテル並の装備やアメニティが揃っている「トレーラーハウス」と、機動力と就寝に機能特化をした「キャンピングカー」の2つを用意する。創業以来、地元の道内からの利用客も多く、大自然に慣れ親しんだ人たちさえも満足させるほど。 また、MOTAだけに教えてもらえた話だが「東京からお忍びで来る著名人も多い」とか。アウトドア通やハイセンスな人を惹きつけるおもてなし力、車中泊が不十分なものという概念を覆す逆転の発想などを開発ディレクターの吉岡太郎さんに聞いた。

Moving Inn ハイエースLX

「移動するホテル」から生まれたサービス

吉岡太郎 Moving Innディレクター(オレンジ・アンド・パートナーズ) / 宮城県仙台市出身。東京都内のデザイン事務所を経て、放送作家の小山薫堂氏率いるオレンジ・アンド・パートナーズに入社。現在は同社に在籍しながらムービングインのディレクターとして活躍

Moving Innのディレクターを務める吉岡 太郎さん(以下、吉岡さん)に新しいサービスがどうして生まれたのか、なぜレンタカーとトレーラーハウスの2種類をサービスとして用意したのか、話を伺った。

Moving Innは、トヨタ ハイエース・ランドクルーザー市場シェア1位の最大手「FLEX(フレックス)」と、放送作家の小山薫堂氏率いる企画会社「オレンジ・アンド・パートナーズ」による合弁会社。

『移動するホテル』をコンセプトに『従来の車中泊のイメージを一新する、あらゆる場所での快適な宿泊体験を提供したい』という想いからスタートした。

そして第一弾として北海道を拠点に、その想いを実現。まるでホテルのような仕様など、オリジナルで特別なクルマの貸し出しを行っている。

HIACE LX,LAND CRUISER BAMBA

HIACE LX,LAND CRUISER BAMBA

ベースに選んだのはもちろんハイエースとランドクルーザー。ハイエースは、一般的なキャンピングカーよりも運転のハードルが低く、なおかつ車内スペースを広く確保できる。またランドクルーザーは、ハイエースだと躊躇するような道無き道を走破するような旅を可能としてくれるというのが選ばれた理由だ。

車中泊&道内トレイル用としてレンタルできるキャンピングカー・ランドクルーザーの情報は、後日掲載予定。こちらも乞うご期待!

就寝に特化したクルマを開発

レンタカーは、FLEXが得意とするハイエース・ランドクルーザーの車両製作技術やノウハウをふんだんに投入。快適な車中泊ができ、自由な旅に最適なクルマを造り上げることができた。

ハイエースのベッドにはシモンズ社製のベッドマットを使用。ホテル同様の快適な就寝ができるように仕立てるなど、アウトドアファンのみならず、幅広い層に受け入れられるキャンピングカーが出来上がった。

また子供たちが記憶に残るような宿泊体験ができるルーフテント付きや、ペット同伴でも使用できるハイエースなど、車中泊をより豊かにするバリエーションも用意している。

1日1組限定。タイヤの付いたホテル

またMoving Innはキャンピングカーの他に、1日1組限定のトレーラーハウスによる宿泊施設『晩成グランドスイート』も提供している。太平洋を望む丘の上というロケーションながら、トイレやシャワーはもちろん使用可能。まるでホテルの一室を切り出したかのような快適性を実現している。

「トレーラーハウスの目の前には海が広がっています。波音に耳を傾けながら、薪で沸かす露天風呂やサウナもご利用いただけます。夜になれば満天の星空や、月明かりが海に反射することで道のように見える「月の道」を眺めながらディナーを楽しむなど、ホテルの快適さとキャンプの楽しみの両方が感じられる宿泊体験が可能です」

ホテルの建てられないような絶景を前にし、快適に宿泊できるトレーラーハウス。

現在はこの場所に常設しているが、将来的には可動式にして、あらゆる場所で宿泊できるよう開発を進めている。

サービスは常に進化! 快適を超快適に

トレーラーハウスとキャンピングカー両プランのキモは、初心者でも安心の手ぶらで本格的なアウトドアを楽しめるところにある。

「あったらいいな」を具現化し、希望に応じてテントやBBQコンロ、ランタンなどの基本的なアイテムがレンタルできる。

また別料金にはなるが、プロジェクターやドローン、360°カメラといったグッズもレンタル可能。そのレンタルグッズに関しては、吉岡さんはじめとするスタッフたちが、日夜アウトドアでの遊び方を考案し、進化させているのだ。

自分だけのオリジナルプランも! ワガママに応えてくれるコンシェルジュサービスも

地球で「ととのう」サウナ旅『Tokachi Sauna&Avanto』という特別なアクティビティも。凍結した川の氷を切り出して穴を開けてつくるアイスホールのそばにサウナトレーラーを配車し、『極寒外気浴』を楽しむためのチェアや、 焚火、滞在用のテントなどを用意してくれる。ゲストは現地に向かうだけで凍った川を水風呂にするアウトドアサウナ体験を楽しむことができる至れり尽くせりのサービスだ

旅のプランニングやアクティビティの紹介を行うコンシェルジュサービスも用意されている。

「どんな旅を楽しみたいか、事前に十勝在住のスタッフと相談し、自分だけのオリジナルプランを組み立てることも可能です。実際に晩成グランドスイートに到着してからでも、例えば“犬ぞりがしたい”といった突然のオーダーにも出来る限りご要望に応えられるよう、柔軟に対応するようにしています」

土地勘がない人でも、一生の思い出になるようなプランを一緒に考えてくれる親身なサービスだ。そのほか、北海道の自然を存分に味わえ、特別な体験ができるアクティビティをいくつも用意している。

北海道の魅力を発掘する“外”の若手スタッフ

奥まで見通せる長い直線の道路だって、北海道の人にとっては当たり前の景色だろう

このような魅力的なサービスの実現を可能にしたのは、常駐している現場スタッフの存在だ。

北海道に住み、このエリアの魅力を日夜考え、実際に自ら体験しているメンバーだからこその、相談し甲斐もあり、彼らが用意してくれるおもてなしに期待できる。また、若いスタッフだからこそ、柔軟で新しい発想が生まれるのだという。

そして驚くことに、晩成グランドスイートのサイトをはじめ、絶景ポイントや魅力的なアクティビティは自分達で探し出しているという。

「スタッフは僕も含めて、北海道の“外”出身者が多いです。地元の人にとっては当たり前でも、我々にとっては特別な体験や景色に溢れています。ユーザーと同じ“外”の目線だからこそ気が付ける、北海道の魅力が沢山あります」と吉岡さんは話す。

「あらゆる場所で快適に泊まる」これからの旅のカタチ

キャンピングカーであれば、どんな場所だって自分たちだけのリゾートをつくることができる

車中泊の魅力は、ホテルと違って自分たちでロケーションを設定できること。車窓からの絶景を自分たちで見つけ、夕日が沈むのを見ながら夕飯を食べ、寝る前にクルマを移動させて翌朝は朝陽で目覚める。そんなことができてしまうその車中泊を快適に過ごせるのがキャンピングカーだ。

その一方で、既存のキャンピングカーの課題は「シャワーやトイレにある」と吉岡さんは教えてくれた。

「シャワー・トイレが使えるとしても、車載したタンクの水は限られており、ホテルのように自由に使えるモノではありません。また自分たちで汚水の処理をしなければならず、キャンピングカーに慣れていない人にとっては厳しい問題でしょう。キャンピングカーの人気は年々高まっていますが、まだ一部のアウトドアファンのものであり、より多くの人が快適に楽しむためには、この問題をクリアする車が必要だと考えています。」

そこでまずMoving Innは、就寝機能に特化した車両を制作。

温泉などの周辺施設を紹介するガイドサービスを提供することでサポートしつつ、この問題解決する新車両の開発を進めている。

Moving Innは、あなたにとって“リゾート”となるはず

Moving Innは「車中泊を、リゾートに。」がキャッチコピー。

リゾートとは「再訪の地」が語源であり、「次はあれをしたい」「次はあの人と来たい」「次は違う季節にやってきたい」など、欲望のイマジネーションが掻き立てられる、そんな場所なのだ。

Moving Innは晩成グランドスイートにとどまらず、常にアップデートし続けるサービスだ。訪れる度に、きっと新しい刺激を与えてくれるはず。また、季節ごとに見せてくれる景色や、楽しめるアクティビティも異なり、それぞれ魅力のあるものを増やし続ける用意をしている。利用者の欲求に比例して、Moving Innも進化する。

Moving Innはあなたが一生付き合うことになるリゾートかもしれない。

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