「高速の渋滞って、結局どの車線が一番速い?」その考え自体が渋滞の原因になっていた!?

MōTA / 2020年9月27日 8時5分

渋滞のメッカ、関越道下り 鶴ヶ島JCT付近

ここ最近、週末の渋滞が戻ってきているようだ。2020年9月の4連休でも全国で多くの渋滞が発生していた。渋滞の高速道路では複数の車線でそれぞれ微妙に動きが違うことはよくあるが、果たしてどの車線が良いのだろう…ふとそんな風に思うことはないだろうか。

渋滞のメッカ、関越道下り 鶴ヶ島JCT付近

渋滞でいちばん危ないのは「不意の車線変更」だ!

画像はイメージです

コロナ禍で長らく我慢を強いられてきた「おでかけ」だが、2020年9月の4連休は例年並みに観光地への客足も戻ってきたようだ。

GoToトラベルキャンペーンには高速道路関連も含まれている。景気回復のためにも、まずは近場からクルマの旅を徐々に楽しんでいくのが良いだろう。

しかしその分、グンと増えたのが「渋滞」。せっかくのお休み、たまのドライブが渋滞ばかりではうんざりしてしまう。この渋滞は上手く切り抜けたいところだ。

5割以上のドライバーが強引な割込みに危険を覚えた経験あり

高速道路の渋滞で、自分の車線より隣の車線が流れていると妙に悔しい気分になることはないだろうか。

しかしだからといって、急な車線変更で割込みをするような「不意の車線変更」行為は非常に危険だ。

ホンダアクセスによる2020年2月の調査「運転をしていて、他のクルマのどのような運転に危険を感じたことがあるか」(複数回答)によると、「運転中に強引な割込みをする運転」で危険を感じた人が51.6%と半数以上いるとのことだった。

そもそも渋滞に入ったらおとなしく、車間を空けて走るべし

NEXCO東日本によると、高速道路上で最も多い事故は「追突事故」。全体の69%を占めているという(平成18年~27年平均事故件数)。前方の不注意による渋滞末尾への衝突のほか、渋滞中に車間を詰めすぎていることも大きな要因となっている。

これは上記の「不意の車線変更」による急ブレーキがきっかけのケースも非常に多い。とても迷惑な行為だ。

一番流れの速そうな車線へとちょこちょこと車線変更することで、後続車にブレーキを踏ませ渋滞を助長。場合によっては不意の追突事故さえ発生させることになるのだから、百害あって一利なしということになる。「高速の渋滞って、結局どの車線が一番速い?」なんて発想自体が、渋滞を巻き起こしていると、ドライバーはもっと自覚すべきなのだ。

前のクルマから約2秒! これ、実践できてる!?

NEXCO東日本では、高速道路での追突事故を防止するための合言葉として『車間時間』を掲げている。これは車間距離を時間で計るというもので、空いている高速道路なら約4秒以上、混雑時には約2秒以上離すことを推奨している。

標識柱や証明柱などドライバーが定めた目印を、前方車両が通過してから自分の車両が追加するまでの時間を確認する。欧米ではポピュラーな方法だという。

やむを得ず渋滞にハマったら「どの車線が速い?」などと浮足立つことなく、まずは車間時間2秒。これをしっかり思い出して欲しい。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

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