ポテンシャルはF1エンジン並!「エンジンのホンダ」が誇るVTECエンジンを搭載した名車3選
MōTA / 2020年11月11日 8時51分
吸気バルブと排気バルブのバルブタイミングとリフト量を切り替える機構として、1989年に世界に先駆けて市販化されたホンダのVTECエンジン。今ではスポーツモデルから燃費を重視したモデルまで、幅広い車種に搭載されていますが、やはりVTECと言えばスポーツカーだ! という印象を持っている方も多いでしょう。そこで今回は、VTECを搭載するホンダの代表的なスポーツカー3選をご紹介します。
硬派に走りを追求したFFスポーツ! 初代インテグラタイプR
1993年に3代目となったインテグラに設定され、1995年から発売を開始したスポーツモデルがインテグラタイプRです。ボディはリアワイパーや遮音材を省略し、標準モデルよりもフロントガラスを薄くするなど徹底的に軽量化。また、搭載されるVTECに専用チューニングを施し、街中での快適性よりも、サーキットでタイムを削ることだけに特化した硬派なFFスポーツカーです。F1マシン並みのピストンスピードを誇る1.8リッターVTECエンジン
搭載する1.8リッター直列4気筒DOHC自然吸気エンジンは、超高回転の8000回転で最高出力200馬力を発生し、当時の自然吸気エンジンとして世界最高峰のリッターあたり111PSを実現しています。24.4m/secというピストンスピードは当時のF1マシンを超えるほどで、痛快なエンジンの吹け上がりが特徴です。
また、エンジン本体以外にも、大口径化されたスロットルボディや専用ECU、さらにトラクション(駆動力)を確保するためのヘリカルLSDやボディ補強など、そのレベルは自動車メーカーが作った究極のストリートチューニングカーと言っても過言ではありません。
ホンダ 初代インテグラタイプRの中古車相場
■中古車掲載台数:32台■中古車相場:105万円~474.8万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月8日時点のデータ
許容回転数は驚異の9000回転! 初代シビックタイプR
1997年に登場した初代シビックタイプR(EK9)は、NSX、インテグラに続く3番目のタイプR。3ドアシビックSiRをベースとして徹底的に軽量化され、専用セッティングのサスペンション、大型4輪ディスクブレーキ、専用ABS、SRSエアバッグシステムを装備したMOMO社製小径ステアリングホイールを標準装備しています。レブリミット9000rpmの1.6リッターVTECエンジン
ホンダ 初代シビックタイプRに搭載される1.6リッター直列4気筒DOHC VTECは、シビックのスポーツグレード「SiR」に搭載されていたB16A型をベースに専用チューニングが施されたB16B型です。
最高出力は185PSを発生し、自然吸気エンジンでありながらリッターあたり116馬力、レブリミットが9000rpmというレーシングエンジン並みのスペックを誇ります。
ホンダ 初代シビックタイプRの中古車相場
■中古車掲載台数:33台■中古車相場:168.1万円~812.8万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月8日時点のデータ
量産車世界初のアルミボディを纏ったミッドシップスポーツ! 初代NSX
1990年に登場した初代NSXは、量産車世界初のオールアルミモノコックボディを採用したミッドシップスポーツカー。デビュー以降、排気量のアップや6速MTの採用、さらに空力性能の向上に加え、ヘッドライトやタイヤサイズの変更など幾たびの改良を重ね2005年まで生産されました。また、オープントップモデル「タイプT」、運動性能を極めた「タイプR」などの派生モデルも発売し今でも高い人気を誇ります。あえて自然吸気V型6気筒DOHC VTECにこだわった
ホンダ 初代NSXに搭載される3.0リッターV型6気筒DIHC VTECは、最高出力280PS/7300rpm、最大トルク30.0kg・m/5400rpmを発生。パワーよりもドライバビリティを優先して開発したため、よりパワーを出しやすいターボではなく自然吸気のVTECエンジンを採用いています。
1997年のボアアップによって排気量を3.2リッターに拡大。この改良により、高回転域の気持ち良さとトルクを向上させ、パワフルでスムーズなエンジンフィーリングとなりました。
ホンダ 初代NSXの中古車相場
■中古車掲載台数:49台■中古車相場:398万円~2658万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月8日時点のデータ
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