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スバル 新型アウトバックが2021年秋に登場!? フルモデルチェンジでアイサイトXも搭載へ 価格は400万超えか

MōTA / 2021年5月31日 11時50分

スバル 新型レガシィアウトバック ウィルダネス

日本国内で販売されるスバル車の最高峰モデル「アウトバック」(レガシィアウトバック)がいよいよ2021年秋頃にもフルモデルチェンジを実施しそうだ。既に発売を開始している新型アウトバックの北米仕様、さらに2022年モデルとして追加された新バージョン「アウトバック ウィルダネス」の写真と共に、その詳細や発売時期、価格などを徹底予想する。

スバル 新型レガシィアウトバック ウィルダネス

デビュー7年目を迎えたアウトバックがいよいよフルモデルチェンジ! 現行型は在庫販売のみに

現行型のスバル アウトバック

スバルのワゴンモデルといえば、2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した新型「レヴォーグ」が人気だが、アウトドア派ユーザーを中心に根強い支持を集める兄貴分がいる。その名は「アウトバック」(レガシィアウトバック)。日本で売られるスバル車の最高峰モデルに位置付けられる。

現行型アウトバックは2014年10月に登場し、2021年にデビュー7年目を迎えているが、生産自体は既に2020年度中で終了済み。現在は在庫車のみの販売となっており、2021年5月末時点でスバルのホームページ上を見ると『現行モデルについては生産終了に伴い、販売店での在庫対応のみとなります』との記載があがっている状況だ。

スバル アウトバック、実は北米では2年も前に先行フルモデルチェンジ済みだった!

北米向け スバル 新型アウトバック(日本名「スバル レガシィアウトバック」)

実はこのアウトバック、売れ行きの大半を占める北米市場ではもう2019年4月の段階で新型が公開されていた。米国で生産され、2019年秋から販売も始まっている。

2022年仕様「新型アウトバック ウィルダネス」(北米仕様車)

2021年3月末には、北米で2022年モデルも発表され、よりヘビーデューティな仕様の「アウトバック ウィルダネス」も追加している。車高がリフトアップされ、ワイルドさを増した仕様だ。

ボディデザインは現行型のイメージを受け継ぐキープコンセプトのスタイルだが、中身は完全に一新。プラットフォームは最新のSGP(スバルグローバルプラットフォーム)ベースに生まれ変わった。

実は11.6インチ縦型モニターの採用も、アウトバックのほうがレヴォーグより先だった

北米仕様の新型アウトバックに搭載されるエンジンは水平対向2.4リッター直噴ターボ(260hp/277lb-ft)と2.5リッターノンターボの2機種。ボディサイズは全長4860mm×全幅1855mm×全高1680mm、ホイールベース2745mmという堂々たるサイズだ。

スバル新型アウトバック(レガシィアウトバック)北米仕様の内装

そしてインテリアを見てみると、11.6インチの縦型フルHDディスプレイが! 実はこの大画面ディスプレイも、新型レヴォーグよりも先に北米向けアウトバックで初搭載されていたのだ。新型レヴォーグに採用された際にもスバルは「国内初搭載」という控えめな表現をしていた。

ボディサイズを拡大したことで室内は余裕たっぷり。レヴォーグの空間ではちょっと物足りないなと感じているアウトドア派のスバリストにとっては、新型アウトバックの早期導入を待ち望まれていることだろう。

新型アウトバック、日本仕様はどうなる!? オフロード色強めなX-BREAKと高級なリミテッドの2本立て路線で価格は400万円クラスに

左が新型アウトバック(写真は北米仕様),右は現行型アウトバック X-BREAK(日本仕様)

左が新型アウトバック(写真は北米仕様),右は現行型アウトバック X-BREAK(日本仕様)

2年も待たされただけに、日本仕様の仕上がりが気になるところだ。新型レヴォーグに搭載の1.8リッターターボとなる見込み。現行アウトバック同様に2.5リッターノンターボも残存するかもしれないが、高出力な2.4ターボの搭載は残念ながらなさそうだ。

レヴォーグに続き、最新型の先進運転支援システム「アイサイトX」が搭載される可能性は高い。国内スバル車の最上級モデルとなるだけに、全車標準化も考えられる。

半導体不足の影響を受け、新型アウトバックの発売時期は2021年秋から初冬にずれ込む見込み

北米向け新型アウトバック 2022年モデル「アウトバック ウィルダネス」

アウトドア派のスバリストから待ち望まれる日本での新型アウトバック発売だが、世界的な半導体不足の影響を大きく受けた。当初2021年初夏の予定だった新型アウトバックの発売時期も、2021年秋から初冬にずれ込む模様だ。

現行型アウトバックが340万円台からの価格帯だったが、新型アウトバックはアイサイトX搭載(しかも標準装備)となると、価格も400万円台が中心となるだろう。

北米で追加された「アウトバック ウィルダネス」と同等のワイルドな仕様も「X-BREAK」名か、あるいは別ブランドとして導入される可能性は高い。

アウトバックとはどんなクルマ!?

写真は現行型

スバルのアウトバックは、同社の代表的モデルだったステーションワゴン「レガシィ ツーリングワゴン」をベースにSUV風の装飾を加え、最低地上高をアップしたクロスオーバーモデルの先駆け的存在だ。

1994年、SUVブームが始まっていた北米で大ヒット。日本にも翌年1995年「レガシィ グランドワゴン」として導入されている。その後日本ではモデル途中で「レガシィ ランカスター」に変更。さらに3代目から世界統一でアウトバックの名称となっている。

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