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吸い込まれるような美しい赤! マツダ ソウルレッドクリスタルメタリックの魅力と秘密を写真でチェック

MōTA / 2021年3月18日 20時0分

マツダ

マツダのイメージカラーとして強く印象に残る「ソウルレッドクリスタルメタリック」。「匠塗 TAKUMINURI」と呼ばれるその色合いは、他社メーカーの赤色とは決定的に違う鮮明さと吸い込まれるような深み、そして光の当たり方で大きく変わるコントラストは芸術的であり、マツダ車では人気ナンバー1のカラーとなっている。今回はそんなソウルレッドクリスタルメタリックの魅力と仕組みを写真と共に紹介していこう。

マツダ

「カラーも造形の一部」というマツダのこだわり

マツダ 初代アテンザ

新世代デザインとしてマツダが掲げた「魂動(こどう)デザイン」の象徴となるカラーは何かという名目のもと、ソウルレッドの開発が始まる。

色表現の試行錯誤や量産行程の問題など5年にも及ぶ開発期間を経て「ソウルレッドプレミアムクリスタルメタリック」として2012年発売の3代目アテンザに初採用された。

その後、優れたカラーデザインの車を表彰するオートカラーアウォード2013では、3代目アテンザで「オートカラーデザイナーズセレクション」のエクステリア部門賞を受賞する。

業界やユーザーにインパクトを与えたマツダは「人の心を掴んで離さない、世界一の赤」をテーマとし、ソウルレッドプレミアムメタリック」より彩度を2割、深みを5割増しさらに進化した「ソウルレッドクリスタルメタリック」の開発に成功した。

光の当たり方で表情を変える「匠塗 TAKUMINURI」

日中は光を吸収し、まるでキャンディのような艶やかな赤を発色する。写真のCX-5のように、前後フェンダー部やドア部の曲面で綺麗に反射し立体感がくっきりと生まれている。

この光の屈折、反射の具合などは専門的な光学測定装置を用いてまで事細かに研究されたのだ。

一方、光の当たらない夜間に僅かに光が差し込むと、明と暗のコントラストがはっきりと現れる。

光の当たり方でさまざまな色合いを見せるのはソウルレッドの特徴であり、塗料の中に埋め込まれている高輝度アルミフレーク(光を反射する細かいアルミ片)の位置と向きを揃えることで、意図的に明と暗の差を出すようにしている。

太いリアピラー(後ろの支柱)による、引き締まった後ろ姿が特徴的なマツダ3。

艶やかな曲線はソウルレッドの効果により、グラマラスなウェーブを演出。一切濁りがなく瑞々しい曲面は、高級車やコンセプトカーに一切引けを取らないラグジュアリーな仕上がりを見せる。

曲面以外にも、現行型ロードスターのようにシャープなデザインでもソウルレッドは真価を発揮する。

サイド面でのゆったりとした色合いに対し、ラインが多くメリハリのあるフロントフェイスは、色の明暗がくっきりと刻み込まれ、スポーツカーらしいアグレッシブな印象だ。

美しさとコストを両立したメカニズム

艶感のある高品質な塗装は、何層も塗り重ねなければならないためどうしてもコストが掛かる。しかし、ソウルレッドは従来の塗装と同じわずか三層で完成され、コストを圧縮することに成功した。

塗装の構造を詳しく見ていくと、一層めには反射層には光を反射、吸収させる「高輝度アルミフレーク」「光吸収フレーム」を均一に分布。そして2層目となる透過層は、彩度を高めた新開発の顔料を使用し、3層目としてクリアーが塗装される。

このように、コストを抑えた3層構造でありながら、光の反射を徹底的に計算することで、艶感とコントラストが豊かな色を表現しているのだ。

マツダと本拠地を同じくする広島東洋カープのヘルメットは、ソウルレッドプレミアムメタリックをイメージした色が使われている。

“イメージした色”というのは、ヘルメットの材質と形状の都合上そのまま塗るのでは本来のソウルレッドの色は出ないのだという。色の配合や塗り方を根本から考え直し、ソウルレッドの艶感をグラウンドで最大限に発揮できるよう工夫されたカラーリングなのである。

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