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ステップワゴンが2022年上期にフルモデルチェンジへ ホンダ狭山工場閉鎖でいったん2021年中の生産終了後2022年春頃にも刷新か

MōTA / 2021年9月13日 11時50分

ホンダ 新型ステップワゴン「STEP WGN e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING」(FF)オプション装着車(プラチナホワイト・パール)[2020年1月9日一部改良モデル] [Photo:Honda]

ホンダのステップワゴンが2022年上期にもフルモデルチェンジする模様だ! ライバルの「トヨタ ヴォクシー」や「日産 セレナ」に比べ販売は低迷気味。さらには生産されるホンダ狭山工場も2021年中に閉鎖とあって、いったん年内生産終了後に時間差を経て起死回生の刷新が行われる模様だ。ホンダ ステップワゴンの今後について占う。

ホンダ 新型ステップワゴン「STEP WGN e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING」(FF)オプション装着車(プラチナホワイト・パール)[2020年1月9日一部改良モデル] [Photo:Honda]

近年は販売が低迷気味… 1996年から続く老舗ブランド「ステップワゴン」が6代目に移行へ

ホンダ ステップワゴン「e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING」(現行型・5代目)

「ステップワゴン」が2021年中にも生産を終えるのでは、と噂されている。そのニュースの発端となったのは、ステップワゴンを生産するホンダ埼玉製作所・狭山工場(埼玉県狭山市)が2021年度中に閉鎖されると発表されてからだ。

他社に先駆け1996年に登場し、Mクラスミニバンの市場を開拓したステップワゴンだが、1999年には対抗車として日産 セレナ、そして2001年にはトヨタ ノア/ヴォクシーがそれぞれ登場し競争も激化。

2021年度上半期(2021年1月~6月度)の新車販売ランキング(自販連調べ・軽除く)でステップワゴンは17位(2万1193台)。8位のトヨタ ヴォクシー(4万1101台)や11位の日産 セレナ(3万2283台)といったMクラスミニバンのライバル車から比べると厳しい状況にある。

自社内の「ホンダ フリード」との競合もステップワゴン低迷の理由のひとつとなっているとも

ステップワゴンは、近年人気の主流であるハイブリッド車をエアロカスタム系のスパーダシリーズにしか設定しておらず、しかも他社ライバルに比べやや割高な価格設定としている。シビアに比較検討することが多い同クラスにおいてスターティングプライスは重要だ。実際に見積もりを取れば、オプション装備などで各社横並びになるのだが…。

また価格設定以外にも、自社にコンパクトで安価なミニバン「ホンダ フリード」という強力なライバルを抱えていることも大きな要因だ。ちなみにフリードは上半期ランキングでヴォクシーに次ぐ9位、3万5551台を売っており、社内同士で食い合いとなっている状況もある。

ホンダ狭山工場閉鎖に伴いオデッセイは廃止、ステップワゴンは寄居工場へ生産拠点を移管

ステップワゴンより早い1994年に登場したオデッセイは現行5代目で幕を下ろすのか、それとも6代目に移行するのかについて、まだホンダから公式発表はない

ホンダ狭山工場の閉鎖に伴い、同工場で生産されていた「オデッセイ」などの車種は生産を終了することが公式にアナウンスされている。しかしステップワゴンについては特に知らせがないことから、引き続き他工場へ移管のうえ継続されるとの見方が濃厚だ。

現行型の5代目ステップワゴンの登場は2015年。その前の世代の4代目はおよそ6年でフルモデルチェンジを実施しており、同じサイクルで考えるならば2021年現在、いつ新型に切り替わってもおかしくはない状況にはある。ましてや販売面でも苦戦中とあれば、起死回生を狙うべく、移管を機に刷新すると見るのが順当だろう。

2021年中にいったん生産終了されるステップワゴン、移管を経て2022年春頃にフルモデルチェンジ実施へ

ホンダ埼玉製作所寄居完成車工場(埼玉県大里郡寄居町), 2013年に稼働を開始した新しい拠点で年間25万台の生産能力を有する

ホンダ埼玉製作所寄居完成車工場(埼玉県大里郡寄居町), 2013年に稼働を開始した新しい拠点で年間25万台の生産能力を有する

ホンダの生産工場で新型ステップワゴンの生産移管が見込まれるのは、同じ埼玉県にあるホンダの最新鋭拠点の寄居工場だ。こちらはフィットやフリードなどの小型モデルのほか、インサイトやCR-V、Honda eなどが生産されている。

新型ステップワゴンは、新型シビック(こちらも寄居生産だ)から採用される新開発プラットフォーム「ホンダアーキテクチャー」を共有化するのか、あるいは新型フィット系プラットフォームベースとなるのか、はたまた旧型プラットフォームを改良して継続使用するのか、動向が注目されるところである。

新型シビックやCR-Vとの混流生産を実施か

ホンダ 新型シビック,新型シビックから採用される新プラットフォーム「ホンダアーキテクチャ」

ホンダ 新型シビック,新型シビックから採用される新プラットフォーム「ホンダアーキテクチャ」

一時期、新型ステップワゴンと次期フリードと統合する説が流れた発端も、狭山工場から寄居工場への移管の話題からだった。小型車専用の生産拠点として誕生した寄居工場は、背の高いステップワゴンに対応していないとされていた。

ただし現在はCR-Vも生産しており、実際には大型モデルも対応も出来るよう改修が行われている。クラス的にも、新型シビックやCR-Vなどと混流生産を行うのが自然な流れとなるだろう。

1.5VTECターボと2リッターe:HEVのラインナップは現行型同様

2モーター式ハイブリッド「e:HEV」は継続採用される, 1.5リッターVTECターボエンジン(写真はシビック用)

2モーター式ハイブリッド「e:HEV」は継続採用される, 1.5リッターVTECターボエンジン(写真はシビック用)

新型ステップワゴンのパワートレインは、現行同様の1.5リッターVTECターボエンジンと、2リッターe:HEV(イーエイチイーブイ)ハイブリッド車がラインナップされる見込みとなっている。この辺りもシビックやCR-Vなどと近い。

なお現行型フリードの登場は2016年でデビュー5年が経過。こちらのフルモデルチェンジ情報も気になるところだが、まずは兄貴分のステップワゴンの立て直しを図ってから、となる見込みだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・茂呂 幸正・Honda]

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