新型レクサス ESマイチェンモデル発売、価格は599万円〜。最大の特徴は新たなシートカラーなど内装が大きく変わった
MōTA / 2021年8月26日 13時30分
LEXUSは2021年8月26日(木)に「ES」をマイナーチェンジし、発売した。 外観デザインをリニューアルしたほか、内外装に新開発カラーを採用したことなどにより、一層洗練されたデザインとなっている。ベースグレードとスポーツ性能を高めたFスポーツ、そして内外装に特別な装備が加わるバージョンLの3グレードを用意し、価格は599万~715万円(税込)。
ESはLEXUSのセダンラインアップの中心モデルとなっている
レクサス ESは1989年にレクサスブラン登場とともに、発売されたモデルである。静粛性と乗り心地、広い室内空間が好評で、これまで80以上の国や地域で累計約278万台を発売するほどの基幹モデルだ。日本市場へは2006年に投入され、フラッグシップモデルのLSなど他のモデルからの乗り換え層などから支持されている一台だ。
外観デザインを一新し、ヘッドライトもリニューアルした
新型ESの外観デザインとして、フロントグリルはメッシュパターンの新意匠を採用し、グリルの押し出し感や質感の向上を図っている。
ヘッドライトの意匠も変更した。単眼ライトは新小型ユニットを採用するとともに、3眼ライトはブレードスキャンアダプティブハイビームシステムを設定し、機能性を高めるとともに新薄型ライトユニットを取り入れた。
ベースグレードのES300hには標準装備の17インチホイールはスポーク端部を太くして切削光輝加工の質感を強調し、V字に重ね合わせることでスポーティな印象を追加。メーカーオプション設定する18インチホイールは切削光輝加工とダークグレーメタリック塗装のコントラストが映える多軸スポークを採用、高級感の演出に一役買っている。
ボディカラーは強い陰影によって造形を際立たせるソニックイリジウムと金属質感と高光沢を実現したソニッククロムを新たに追加した。ディスプレイの使い勝手を向上! インテリアに新色も追加
インテリアはマルチメディアシステムをタッチディスプレイ化し、ディスプレイを約100mm近づけるとともに角度を約5°傾けることでドライバーの手が画面隅まで届くようにした。画面にはガラス素材を採用し、視認性や操作性も向上している。
またオーナメント加飾にはラグジュアリーさを演出するウォールナット素材を採用するとともに、新開発の墨ブラックとダークブラウンを採用。ヘアラインの加飾にもレーザーで一本ずつ彫る加工方法を採用し、LEXUSらしいモダンな雰囲気を演出する。
インテリアカラーには「ヘーゼル」を新規採用するとともに、ブラウン系でグレイッシュなトーンの「モーヴ」を新たに開発した。
機能面はもちろんのこと、よりスポーティな見た目に仕上がった“F SPORT”
“F SPORT”は専用チューニングを施したサスペンションにより、ドライバーの運転操作に忠実でよりスポーティな走行性能を追求した。
さらに新型のアクチュエーターを用いた最新鋭のリニアソレノイド式電子制御サスペンションを採用したことで、上質な乗り心地と操舵応答性や安定性を両立。上質で滑らかな走りからスポーティでアグレッシブな走りまで、さまざまな走行シーンで高いパフォーマンスを発揮する。
専用の19インチアルミホイールはフロントグリルの黒色とマッチする艶のある黒色のホイールを採用し、引き締まった印象に仕上げた。 日本限定仕様では、LEXUSロゴ入りのオレンジ塗装ブレーキキャリパーを設定し、足回りをよりスポーティに演出する。 インテリアは「ホワイト」を新規採用するとともに、ホワイトとフレアレッドのシートクッションにブラックを加え、シートバックとともに新たな配色パターンを採用し、スポーティな印象を高めた。 ほかにもLEXUS独自の手法でリヤサスペンションメンバーブレースにより、ねじりや曲げに対する剛性を高め、乗り心地を高めるとともに、高速のレーンチェンジなどのシーンにおける操縦安定性を向上した。量産車として世界初採用したデジタルアウターミラーなども備える
さらに進化したLexus Safety System+などの先進安全技術を積極的に採用し、従来の「単眼カメラ+ミリ波レーダー」に加えて緊急時操舵支援などの機能追加や車線認識性能を高めた。こうした支援機能は安心感のある車両挙動を追求しただけでなく、デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーなどより安全性を高めた。
価格はES300hが599万円、ES300h ”F SPORT”が651万円、ES300h ”version L”が715万円(税込)。【筆者:MOTA編集部】
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