日産 フェアレディZが中古なら60万円以下!? 価格高騰の兆しも…新型が登場する前にZ33型の中古車を楽しもう
MōTA / 2021年8月29日 8時0分
2020年9月にプロトタイプが発表されて大きな話題となり、2021年8月、ついに市販版が正式にリリースされた新型「Z」。7代目となる新型Z(日本名:フェアレディZ)だが、新車価格は400万円台後半〜と言われており、おいそれと手が出ないのも事実。 そこで中古のフェアレディZはどうなのか…と探してみたところ、2002年〜2008年に販売された5代目Z33型のリーズナブルな価格にオドロイタ! V6 3.5リッターエンジンの2シータースポーツカーが、ATなら走行5万キロ以下の中古車が50万円で買えるなんて!いま、Z33型は狙い目かもしれない!
シャープなデザインと高性能を誇ったフェアレディZの5代目「Z33型」
5代目フェアレディZ「Z33型」は、シャープなデザインとマッチョなフェンダーを持って2002年に登場。先代まであった4人乗りの「2by2」は廃止されて2シーターモデルに一本化。エンジンは3リッターのVG型から、ノンターボで280psを達成した新開発の3.5リッターVQ型にスイッチ。2005年のマイナーチェンジでは294ps(MT車のみ)、2007年には313psまでパワーアップが行われた。優れたハンドリングと動力性能を持つ本格的スポーツカーとして高い評価を受けている。グレード展開は「ベースグレード」、ブレンボ製のベンチレーテッドディスクブレーキなどを持つ「Version S」、本革シートが奢られた上級版の「Version T」、そして「Version S」と「Version T」の装備を兼ね備えた「Version ST」を展開。MT/ATはグレードによって設定が異なっており、「Version S」は6速MT しか選べなかった。
あえてのATモデルを狙えば、走行5万キロ以下でも驚異の価格
このように、Z33型は高性能ピュアスポーツカーだったので、中古になると、サーキットや峠を走りこんでいたり、チューニングされた個体が多くなるのは致し方ないところだ。そこであえてのATモデルをチョイスしてみたい。ATのスポーツカーでは、カリカリに走り込む傾向は少なくなるだろうから、購入後のトラブルや修理が起きる確率も下がる。しかもスポーツカーのATモデルは人気がなく、価格がこなれているため、逆に狙い目なのだ。
さらに、個体の状態を左右する要素として重要な、走行距離が少なく、修復歴がない個体を選びたい。
そこで、「走行5万キロ以内、修復歴無し、AT」という条件でZ33型フェアレディZの中古車を検索してみた。
走行距離5万キロ以内 ・ATモデルで「日産 フェアレディZ 2002年モデル」の中古車を検索!
▼中古車検索条件▼
・メーカー車名: 日産 フェアレディZ
・モデル:2002年7月~2008年11月
・走行距離:~最大5万キロまで
・修復歴:なし
・ミッション:AT
(2021年8月26日現在 MOTA調べ)
AT車なら50万円台から見つかる! 走行距離のしばりを外せば20万円台の個体も
さっそく検索結果を確認してみると、走行5万キロ以内・修復歴無し・ATモデルで約37台のZ33型(日産 フェアレディZ 2002年モデル)がヒットした。(2021年8月26日現在 MOTA調べ)。車両本体の価格帯は、なんと50万円・60万円台からというリーズナブルさ。100万円以下も多数ある。主なグレードは「Version T」で、年式が新しくなるほど価格が上がる傾向だ。限定車の「ニスモ」は別格なので除外、さらには改造されている個体を外すと、最高値でも150万円台だった。なお、5万キロ以下の条件をなくすと、20万円台から見つけることができるのは驚きだ。
大排気量ノンターボ・マルチシリンダーのスポーツカーに乗るなら、いましかない!
エンジンのダウンサイジング化が進み、それを補うためのターボ装着が当たり前になった昨今、3.5リッターという大排気量、しかもノンターボのフィーリングを味わえる機会はますます減っていくはず。また、かつては大排気量を誇った高級車や、アメリカンスポーツカーでさえ、現在は4気筒に置き換わっているクルマがあるため、マルチシリンダーエンジンに乗っておくことは、今後貴重な経験になるかもしれない。しかもZ33型は、一級品の本格的スポーツカー。ラグジュアリーな要素も持っており、新車価格は当時で350万円〜450万円もした高級モデルもあった。それが、50〜100万円前後で購入できるのだから、まさにいまが狙い目なのだ。なお、Z33型には「電装系が弱い」「リアデフのマウントが弱点」「ラジエターファンにリコールがあった」など、いくつか固有のウィークポイントがある。
最も古い年式では20年近く、中古車のメイン年式で15年以上、最晩年でも14年経っていることには留意したい。購入の際には、ショップでよく確認しておくことをオススメする。保証付きの個体を選ぶという方法もあるだろう。
[筆者:遠藤 イヅル/撮影:島村 栄二・NISSAN]
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