モデル末期のヴォクシーやステップワゴンは買い時なのか!? 1年前の常識が通用しない緊急事態! 激戦Mクラスミニバンの最新購入術を伝授
MōTA / 2021年9月25日 20時0分
ファミリー層に大人気のミニバン、中でも人気の中心は「トヨタ ヴォクシー/ノア」「日産 セレナ」「ホンダ ステップワゴン」などが揃う、Mクラスミニバンのカテゴリーだ。メーカーをまたぎ、見積りを比較検討するシビアなユーザーも多い同クラス。果たして2021年秋、狙い目のミニバンはどのクルマだろうか。 実はいま、各車ともデビュー5年以上を経過した「モデル末期」という特殊な状態にある! 値引きで買うか、それとも新型を待つべきか。激戦のMクラスミニバン、2021年秋の最新購入術を伝授する!
1996年のステップワゴン、99年のセレナ、そして2001年のノア・ヴォクシー参入から20年に渡り今も続くMクラスミニバンの戦い
Mクラスミニバンのカテゴリーは、1996年に「ホンダ ステップワゴン」が開拓し、99年の「日産 セレナ」がフォロー、さらに2001年の「トヨタ ノア」「ヴォクシー」参入によって市場が拡大した。ヴォクシー/ノアが登場した2001年当時は、各社が大小様々なカテゴリーのミニバンで参入し、一大ブームの様相を呈していたが、近年はその勢いもほぼ収束している。
そんな中でもMクラスミニバンだけは、20年に渡る熾烈な戦いをいまも繰り広げている状況だ。
ヴォクシーやステップワゴンは2022年春頃までにフルモデルチェンジか
そしてステップワゴンは現在、2015年に登場した5代目。セレナは2016年登場の4代目、ヴォクシー/ノアは2014年に登場した3代目がそれぞれ現行モデルとなっている。いずれもデビューから5年以上が経過していることから、フルモデルチェンジ間近だと言われており、各社とも激しい値引き競争を伴うセールス合戦が行われている。特にステップワゴンとヴォクシー/ノアは年内にも新型の発表が行われ2022年春にはフルモデルチェンジが実施される模様。この2モデルの現行型が欲しい場合は特に早めに商談を実施しないと、注文受付が終了してしまう可能性も高い。
「今買うべきか」「新型を待つべきか」悩んでいる前にまず商談をスタートさせないといけない理由
ここで悩ましいのが「今買うべきか」「新型を待つべきか」という問題だ。強調しておきたいのは、数年前に新車を購入した経験がある人も、過去の経験はあまり役に立たないと思ったほうが良いという点。新車生産の状況が、ここ1年で大きく変わっているのだ。
特に、車検期間をきっかけに乗換えをしようと考えている方はのんびりと構えず、ともかく早々に近くの販売ディーラーと相談を開始したほうが良いだろう。
半導体不足などの部品供給不足による生産遅れが深刻な状況にある
ここ1年、コロナ禍による生産遅れや半導体不足の影響を受け、新車の生産が全体的にかなり滞っている。注文後半年以上待つのは当たり前だ。Mクラスミニバンは比較的納期は早いほうだと言われているが、それでも最低半年の余裕は見ておいたほうが良い。また近年の新型車は、生産調整をしっかり行う点も気を付ける必要がある。中でもモデルチェンジ前の販売終了は、思った以上早くから工場生産のオーダーを終えてしまうケースが多いのだ。
モデル末期の在庫一掃値引きセールを期待し、販売店に出向いた時にはもう『在庫はございません』となっている…このように、以前では生じなかった事が次々と起きているのだ。
2022年春発売と噂の新型ヴォクシーやステップワゴンを狙う場合も早々に動いておこう
さらに、2022年春とも言われる新型ヴォクシーやステップワゴンを狙っているのだとしても、早々にオーダーしておかないと、手元に届くのは2022年夏から秋、という事態も容易に想像される。
昨今はメーカーも、正式発売前からティザー情報を発信するようになって久しい。またこのタイミングに合わせ、販売店でも正式発表前から先行予約商談を実施するのが当たり前となっている。
正式発売が行わえた後、のんびり販売店に出向いた頃には『納期は半年待ち』『1年待ちです』なんて事態が待ち構えている…そう心得たほうが良いだろう。
セレナが狙い目に! 少し遅れて2022年中もしくは2023年にフルモデルチェンジ
いっぽう日産のライバル車「セレナ」は、少し遅れて2022年中のフルモデルチェンジが予想される。しかしセレナは少し事情が異なる。遅れてきたセレナは、その後も積極的なアップデートを実施。「プロパイロット」に代表される最新のADAS(先進運転支援機能)を採用し、日産が推す新型ハイブリッドe-POWER(イーパワー)を搭載するなど、先進技術満載の状態にあるからだ。
ヴォクシーやステップワゴンがフルモデルチェンジし最新機能を搭載した後も、一定の商品力を保つことが予想される。現在の値引きによる商戦も、今後はモデル末期の不利を補う意味でも、より強化されていることが期待される。セレナはこれからが狙い目かもしれない!
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA・Honda・NISSAN]
外部リンク
- 新型ヴォクシー/ノア 2021年中にいよいよフルモデルチェンジ!? 兄弟車エスクァイアはひと足お先にモデル廃止へ
- 新型セレナ、レヴォーグ アウトバック、デリカD:5… 2022年にもフルモデルチェンジが噂される新型車3選[スクープ!]
- アルファードを買うなら“残クレ”(残価設定ローン)が通常のオートローンよりお得! クルマによっても異なる残価設定ローンのメリットとデメリット
- ステップワゴンが2022年上期にフルモデルチェンジへ ホンダ狭山工場閉鎖でいったん2021年中の生産終了後2022年春頃にも刷新か
- デビューから丸5年の日産 セレナが善戦中、強みは2つのハイブリッド! 幅広い守備範囲で他社に対抗する
この記事に関連するニュース
-
トヨタ「シエンタ」対抗馬!? 日産「新型コンパクトミニバン」登場なるか!? 新型「セレナ“ミニ”」に期待が高まる理由とは
くるまのニュース / 2024年4月17日 10時10分
-
23年度「イチバン売れたクルマ」は何だった!? 唯一の「20万台超え」を記録! “不動の1位”は強かった… 販売台数ランキング発表
くるまのニュース / 2024年4月4日 18時40分
-
ホンダの「カクカクミニバン」何が魅力? “わくわくゲート”復活を希望する声も!? 「ステップワゴン」の反響は?
くるまのニュース / 2024年3月27日 10時10分
-
日産が「次期エルグランド」初公開!? 元祖「キング・オブ・ミニバン」ようやく“全面刷新”か? 次期「高級ミニバン」に期待大!
くるまのニュース / 2024年3月26日 18時10分
-
災害時に愛犬との避難所になりうるドッグフレンドリーカーは? 2024年版【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
レスポンス / 2024年3月26日 18時0分
ランキング
-
1渋滞へトラックが「ノーブレーキ突入」衝撃の映像!? NEXCO緊急の注意喚起が話題に「運転の上手い人はこんなことしません!」
くるまのニュース / 2024年4月19日 7時40分
-
2SNSでも「かわいい」「癒し」と話題に! セリアで急増中の「シマエナガ」グッズ15選【一挙紹介】
オールアバウト / 2024年4月18日 20時45分
-
3家族が認知症?"円満に"検査を促す「誘い方」 「病院になんて行きたくない」と言われたら?
東洋経済オンライン / 2024年4月19日 17時0分
-
4出たー! 大型連休で多発! カーブ通過時の「予測不能な謎挙動」サンデードライバーが「絶対に気を付けるべき」ポイントとは
くるまのニュース / 2024年4月19日 14時10分
-
5少人数学級・特別支援学級・産育休…少子化でも教員が足りなくなる3つの理由
産経ニュース / 2024年4月19日 19時41分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください