86やスープラ……見た目は違えど同じ名前で出ている! 車名復活を果たしたクルマ5選
MōTA / 2021年10月14日 19時0分
時代の流れや流行によって、惜しくも生産終了を迎えるクルマは多々ある。しかし、コンセプトや商品性などはそのままに、現在の技術を組み合わせて新たに生まれ変わった新型車に、かつての車名を付けて「復活」させる例は珍しくない。 今回は比較的新しいモデルを中心に、車名復活を果たしたモデルを5台紹介したい。
直6エンジンのFRモデルは変わらず! トヨタ GRスープラ
2019年にBMWと共同開発され、輸入車として登場したトヨタ GRスープラ。先代モデルは2002年に排ガス規制の対応が難しいことを理由に、惜しまれつつ生産終了した経緯がある。
新型モデルでは直4エンジンの用意されているが、1978年に初代スープラが誕生して以来、直6エンジンを搭載したFRモデルを踏襲している点も往年のファンにとっては嬉しいポイントだろう。およそ30年の時を経て生まれ変わったトヨタ 86
2012年に登場し、2021年に次期型モデルの発売が発表されたトヨタ 86(GR86)も1983年に登場したAE86型のトヨタ カローラレビン、スプリンタートレノのリバイバルモデルといえよう。
AE86は大人気漫画「頭文字(イニシャル)D」に登場する主人公が扱うモデルで一躍有名となり、爆発的な人気を集めたモデルだ。 その後も改良を加えながら進化してきたが、2000年のカローラフルモデルチェンジを機にトレノ&レビンの生産は終了し、2012年にライトウェイトスポーツのコンセプトはそのままに86として復活を果たした。GR86もまもなく登場するが、86を正当進化させたモデルに期待が高まる。
e-POWER専用モデル日産 キックス! 車かつては三菱 パジェロミニのOEMモデルの名前だった
2020年に登場した日産として初のe-POWER専用モデルであるキックス。2008年に三菱
パジェロミニのOEMモデルにも同名が使用されていた。
さらに1995年に東京モーターショーで披露したピックアップトラックや1998年のパリモーターショーに出展したディーゼルエンジンを搭載したコンパクトカーにも用いられた。しかし、綴りはすべて異なっているのも興味深い。初代はジムニーのライバル車だった! ダイハツ タフト
2020年6月に登場したダイハツ タフト。タフトは1974年に登場した本格四輪駆動車にも使用されていた名前だ。
スズキ ジムニーの対抗馬として登場したが、新型モデルはオフロード風のイメージを残しながらも大型サンルーフを持つなど独特のテイストを放っており、初代の商品性を継承したモデルと言える。硬派なライトクロカンだったダイハツ ロッキー
2019年11月に発売されたコンパクトSUVのダイハツ ロッキーも、22年ぶりに復活したモデルだ。1990年に登場した初代は日本だけでなく北米や欧州などでも販売されていたライトクロカンのグローバルモデルだが、ライバル車に差をつけられてしまい、1997年に販売を終了した。
新型モデルは5ナンバーサイズに1リッターターボエンジンを搭載したクロスオーバーSUVで、新世代プラットフォームのDNGAを採用した登録車としては初のモデルとなり、兄弟車のトヨタ ライズとともに一躍人気車種となっている。EVやPHEVなどまったく別の形で車名復活を果たすモデルが登場する可能性も!
こうしてみると、車名を復活させただけでなく、コンセプトや商品としての魅力をしっかりと継承したモデルが多いことが印象的だ。ほかにも惜しまれながら生産を終了し、今なお復活を求める声が多い車種も増えている。
電動化など自動車業界全体としての変化が著しいが、新しい形で人気モデルの車名が復活する日も来るかもしれない。
【筆者:MOTA編集部】
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