レクサス NXは当初ヒットするとは思われていなかった!? NXがレクサスを支える看板車種になれたワケとは!?
MōTA / 2021年10月25日 19時0分
量販車だけでなく、プレミアムブランドのメイン商品はSUVになりつつある。日本が誇る高級車ブランド「レクサス」も同様である。事実、グローバルでみるとミドルサイズSUVのRXとコンパクトサイズのNXがレクサスでもっとも売れているモデルなのだ。だが、じつは2014年に投入した初代NXはヒットするとは思われておらず、北米市場に至っては「いらない」と宣言していたほど。一体なぜNXはレクサスの看板車種になれたのか!? その真実をお伝えするとともに、新型NXの出来栄えを改めてご紹介する!
レクサスでナンバー2の販売台数を誇るNX。当初は大ヒットするとは思われていなかった!?
遂に登場したレクサス 新型NX。チーフエンジニアの加藤 武明さんは「新型NXはレクサスの次の新しい幕開けの第一弾なんです」と言い、レクサス初のプラグインハイブリッドNX450+やまったく新しい14インチのインフォテイメントシステムなどを導入しているが、聞いて驚き。今や北米だけでひと月4000~5000台売れるレクサスの大黒柱NXは、当初まったく期待されてないモデルだったという。
レクサスの生まれ故郷アメリカはいらないの一点張り! ボディサイズの大きさが最大の懸念点だった
事実、加藤さんが企画が立ち上げた2010〜11年頃、アメリカにNXの投入を打診したところ「要らない」と言われたという。具体的には当時出ていた小さめのプレミアムSUV「BMW X3」が伸び悩み、同じ日系ブランドのアキュラ(ホンダの高級車ブランド)でも大きめプレミアムSUVのMDXが売れてても、小さめのRDXが売れなかったことも影響している。「お金持ちには(プレミアムブランドのクルマは)ある意味ステイタスなんだから小さなサイズをわざわざ買う必要ないでしょ」と思われたようだ。
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セダン市場が縮小しコンパクトSUVが主軸に! マイナーチェンジで不動の人気者へ
とはいえ2014年、初代NXは北米で売り出されるなり大ヒットするわけだが、その頃は徐々にSUVに対する認識が変わり始めていた。具体的にはそれまでメインだったセダンマーケットが急速にシュリンクしてレクサス ESやISの販売が減っていったこと。コンパクト系SUVのジャンルを若い30〜40代、それも男性だけでなく多くの女性が支持するようになったことなど。とくに2017年のマイチェンでセンターモニターを10.5インチに拡大した辺りから高評価を得て、今のような不動の人気モデルに成長した。
新型NXはインフォテインメントやレクサス初のPHVを追加! そのワケは購入者層が若いからだった
新型NXに新技術を投入したのもその辺りは影響しているようで、プラグインハイブリッドを入れたのは今が電動化に最適のタイミングであること。そして販売台数が期待できるNXに新技術を投入した方が価格的メリットがあることなどもあるが、同時にNXは客層が若い。それだけに新技術に寛容で、ハイテク親和性が高いこともあるのだ。新採用のナビは北米で開発! スマホ感覚で使える仕様に
具体的に新世代インフォテイメントシステムで従来のリモートタッチを捨て、画面へのダイレクトタッチを導入したのは、スマホ世代を考れば当然。今回大画面ナビと同時に導入したアプリも、アメリカにあるトヨタコネクティッド部門が開発をリード。だからこそ思い切った操作感を獲得できたという側面もある。>>
新型NXはニーズに即したグレード展開! ハイブリッドは専用チューンを実施
それから新型NXで驚くべきはパワートレインの多さで2WD、4WDの違いを除いても4種類ある。これは単純に日本にほぼ全種類を持ってきているのもあるが、例えば同じガソリンエンジン車を求めるお客さんでも「走りを求めるタイプ」と「価格の安さ」を求めるタイプが存在する。前者は2.4リッターターボ、後者は2.5リッターノンターボと要求に応えていったらそうなった。また一見ハリアー用と同じに思える2.5リッターハイブリッドも実はフロントモーターをサイズアップ。全体の出力を上げている。
美しさのレベルが上がったスタイルや初のPHVモデルだけじゃない。パワートレインの多さや操作感の新しさも新型NXのポイント。ぜひともみなさんで試して欲しい。
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【筆者:小沢 コージ】
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