ハリアーみたいにカッコいいEV爆誕! トヨタの新型電気自動車「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」が2022年にいよいよ市販化へ
MōTA / 2021年11月12日 12時0分
トヨタ 新型BEV(電気自動車)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」日本仕様・プロトタイプ車両[2022年・年央発売予定] ※撮影車両はプロトタイプのため市販仕様とは細部が異なる[Photo:和田 清志/2022年11月10日・TOYOTAオールラインナップ試乗会場(神奈川県横浜市)にて撮影]
トヨタがいよいよBEV(バッテリーEV:電気自動車)の市販化に動き出した! 新開発のBEV専用TNGAプラットフォームを用いた「TOYOTA bZシリーズ」を2025年までに7車種を市販化する。その第一弾モデルとなるSUVタイプの「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」のプロトタイプが日本で公開された。2022年の年央から世界各地で市販化される予定のbZ4X。2021年11月、報道陣向けに開催されたトヨタオールラインナップ試乗会(会場:神奈川県横浜市)で御披露目されたbZ4Xの内外装を速報でご紹介しよう!
スバルと共同開発! 今後7車種が展開されるトヨタ「bZシリーズ」の第一弾モデル
「トヨタ bZ4X」は、同社が今後展開を進める新BEV(Battery Electric Vehicle:バッテリー駆動の電気自動車)「bZシリーズ」第一弾となるミディアムクラスのSUVだ。未来のコンセプトカーなどではなく、2022年の年央より日本を始め世界で市販化される予定である。トヨタ初となるBEV専用のTNGAプラットフォームをスバルと共同開発。薄型の大容量バッテリーパックは床下に平置きされ、低重心・高剛性化を図った。FF(前輪駆動)に加え、4WD(四輪駆動)タイプも用意する。長年に渡り乗用4WDの性能向上に取り組むスバルのノウハウを盛り込み、操縦性と悪路での走破性にもこだわりをみせる。
バッテリーの総電力は71.4kWhで、システム最高出力は160kW(4WD車)。0-100km/h加速は7.7秒(4WD車)だ。一充電走行距離はWLTCモードで460km前後(4WD)から500km前後(FF)を目指す。バッテリーの弱点とされる冬場での航続距離の確保や、電池の安全性を確保する多重監視システムの搭載、10年で90%という世界でもトップレベルの電池容量維持率を目指すなど、信頼性や耐久性の高さにもこだわって開発された。
ハリアーに近いボディサイズで、SUVらしい力強さと先進性を兼ね備えたスタイリング
トヨタ bZ4Xのボディサイズは、全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mm。サイズ感としては、トヨタのプレミアムSUV「ハリアー」(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベース2690mm)に近いが、ホイールベース(前後車軸間の距離)はbZ4Xのほうが大幅に長い。タイヤがより四隅に配されたことで、SUVらしいスポーティな格好良さや力強さを持ちながらも、BEVらしい先進性も兼ね備えた新鮮なスタイリングとなった。
2021年11月11日(木)には、スバルから兄弟車のBEV「SOLTERRA(ソルテラ)」が世界初公開された。基本フォルムは共通だが、フロント周りなどの細部デザインは大きく異なっている。詳しくはフォトギャラリーも参照して欲しい。なお取材車両は、ルーフにソーラーパネルを装着したモデルだった。1年間で走行距離1800kmに相当する発電量を生むという。このほか、パノラマルーフ仕様も設定される予定だ。
室内にも座ってみた! 先進機能も満載だが操作性にも優れた内装
続いてトヨタ bZ4Xの内装を見てみよう。シフトレバーはトヨタ初採用となる回転式のダイヤルシフト。メーターはステアリング上部に見えるトップマウントメーターだ。OTA(Over the Air:無線通信)によるソフトウェアアップデート機能も備える。ただしことさら先進性を訴求するためのデザインではなく、操作のしやすさや視界の良さを重視した印象だ。
筆者(身長180cm)が室内に座ってみたところ、床下にバッテリーを積むため床面の位置はやや高めなものの、よじ登るように乗り込むこともなく、また頭上高の狭さも感じさせなかった。後席はホイールベースの長さを活かし足元の空間にも余裕があったが、やや膝が上がる体勢となる。床面は凹凸がなくフラットだ。 取材車両は通常の丸いステアリングホイールを備えていたが、車軸とステアリングホイールを機械的に接続しない「ステアバイワイヤシステム」も一部車種に設定し、その場合には操縦かんを想わせる異形ステアリングホイールによる「ワンモーショングリップ」を採用する。ステアリング特性を走行時や車庫入れなど走行モードに応じて変更。回転角度は±150度となり、ハンドルの持ち替えが不要となる。トヨタの意欲作bZ4Xは、2022年の年央から日本をはじめアメリカ、中国、欧州など世界各地で順次市販化される予定。また今後、2025年までにbZシリーズ7車種を順次展開していく予定としている。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・TOYOTA]
外部リンク
- まるでこたつ感覚!? 頭寒足熱で意外とぬくぬく、実は楽しい冬のオープンカーで遊ぼう! 150万円で買える爽快オープンカー オススメ車種3選
- ランクルシリーズでダントツに売れているのは“プラド”だった! デビュー11年目を迎えたランドクルーザープラドの人気が維持される6つの理由
- 全11色! 新たにハイブリッドが加わった「トヨタ ライズ」のカラーバリエーションを全部見せ
- 新車の「トヨタ ハリアー ハイブリッド」購入予算400万円台で、スポーティでシックなSUV「ジャガー Fペイス」を買う選択肢はいかが?[どっち買う!?]
- 新型ヴォクシーに期待したいのはアダプティブクルーズコントロールの採用とDVD再生機能だ【みんなの声を聞いてみた】
この記事に関連するニュース
-
トヨタ「新型ハリアー」そろそろ登場!? 斬新サメ顔&高出力化&安全装備強化か? 新たな「高級SUV」はどうなるのか
くるまのニュース / 2024年4月14日 11時10分
-
【燃費のいい車とは?】ボディタイプ別燃費のいいおすすめの車12選! 燃費をよくする方法や選び方もご紹介
MōTA / 2024年3月27日 18時0分
-
スバル インプレッサ vs トヨタ カローラスポーツ徹底比較評価 失敗・後悔しないクルマ選び
CORISM / 2024年3月25日 17時17分
-
トヨタの新型「和製スポーツカー」! 全長4.4m級のド迫力マシン! もはや“スーパーカー“な「FT-Se」は何を示すのか
くるまのニュース / 2024年3月22日 12時30分
-
「WR-V」対「ヤリスクロス」最新&売れ筋SUV比較 手頃なサイズ感と価格が魅力の2台にある違い
東洋経済オンライン / 2024年3月21日 12時30分
ランキング
-
1楽天グループ、決済アプリを統合 ペイペイ経済圏に対抗
共同通信 / 2024年4月18日 17時41分
-
2円安の流れはしばらく継続?
為替の見通しや介入の有無を徹底解説Finasee / 2024年4月19日 7時0分
-
31ドル=154円 円安で家計負担は「11万円増」試算も 「電気」「都市ガス」負担軽減措置打ち切りで家計に打撃
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月18日 17時13分
-
4東証、一時1300円安 大幅反落、2カ月ぶり安値水準
共同通信 / 2024年4月19日 12時5分
-
5いなば食品、入社辞退者が憤る内定後の『一般職採用です』告知「ボロ家」よりも許せなかったこと「待遇わからず」「想定していた働き方と全然違う」
NEWSポストセブン / 2024年4月17日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください