新車の「トヨタ ライズ ハイブリッド」購入予算200万円台前半で、ワイルドなコンパクトSUV「レネゲード」を買う選択肢もアリだ![どっち買う!?]
MōTA / 2021年11月23日 10時0分
乗りやすいコンパクトなボディに高い実用性と安全性を備え、高い人気を誇るコンパクトSUV「トヨタ ライズ」。その強さをさらに補完するかのように、2021年11月にハイブリッド版が追加された。ハイブリッドカーでありながら、216万3000円〜232万8000円というリーズナブルな価格を実現したことも話題となっている。されど200万円オーバー。新車を買うには安いが、決して少ない金額ではない。いろいろな選択肢が思い浮かぶのは、中古車が好きで、数多く乗り継いできた筆者だけだろうか。ライズハイブリッドの購入額で、同じSUVでもまったく違う世界を見せてくれる車種を買ってみる、というのも楽しそうだ。 そこで今回は、世界に名だたるアメリカンSUVブランド「Jeep(ジープ)」から、末弟のコンパクトSUV「レネゲード」をチョイス。ライズハイブリッドの購入額で買えるのか、調べてみた!
ジープのワイルドなイメージを押し出したコンパクトSUV「ジープ レネゲード」
ジープといえば、軍用四輪駆動車「ウィリス MB型」をルーツに持つことはよく知られている。戦後になって、農耕やレジャー需要に応じた “民生版“や、ステーションワゴン型ボディを乗せた「ワゴニア」「チェロキー」などを次々と輩出していった。ジープブランドは、当初のウィリスからAMC(アメリカン・モーターズ・コーポレーション)を経て、現在はクライスラー(ステランティス)が所有していることも、付記しておきたい。 「レネゲード」は、こちらもステランティスの一員であるフィアットとの共同開発により、2015年から発売を開始したSUVで、歴代のジープモデルでは、例外とも言えるコンパクトなモデルだ。MB型のエッセンスを随所に散りばめたデザインは、ジープ・ブランド伝統の「タフ」「ワイルド」なイメージを継承する。正反対とも言える丸っこいデザインの「フィアット500X」とは、メカニズムを共用する兄弟車なのは面白い。「ジープ レネゲード」を5年落ち・走行5万キロ以下・200〜250万円以内で検索!
価格は、ライズハイブリッドが購入できる新車販売価格帯の200〜250万円に設定した。余談だが、プレミアがついて新車価格以上(244万円)で販売されているライズハイブリッドの中古車もあった。当初は、年式は3年落ち・走行距離は3万キロで検索したが、12台しかヒットしなかったため、対象幅を緩め、各5年・5万キロとした。
走行距離5万キロ以内、2016年式までの「ジープ レネゲード」の中古車を検索!
▼中古車検索条件▼
・メーカー車名: ジープ レネゲード
・モデル:2015年モデル
・年式:平成28(2016)年~令和3(2021)年
・走行距離:~最大5万キロまで
・価格帯:200〜250万円
・修復歴:なし
(2021年11月19日現在 MOTA調べ)
2.4リッターエンジン+4WDの「トレイルホーク」も射程内に
上記の条件で検索したところ、29台のジープ レネゲードが表示された。(2021年9月10日現在 MOTA調べ)レネゲードの基本的なグレード展開は、エントリーグレードの「ロンジチュード」(2015年の国内登場時は「オープニングエディション」)、ラグジュアリーさを増した「リミテッド」、そしてジープらしい逞しさを強調した「トレイルホーク」を設定する。
基本的にはフィアット製1.4L直4ターボ(151ps)+6段デュアルクラッチトランスミッション+FFという構成で、トレイルホークのみ、クライスラー開発の2.4L直4(179ps)+9速AT+オンデマンド式4WDを採用していた。さらにトレイルホークでは、39km/h以下の低速走行で威力を発揮する「アクティブドライブロー」、走行モードが切り替えられる「セレクテレインシステム」、急坂で車速を自動制御する「ヒルディセントコントロール」など、悪路走破に向いた装備を搭載する。
2021年11月現在では、エンジンラインナップに変更があり、純エンジン車はすべて1.3L直4ターボに統一。ハイブリッド版の「4xe(フォー・バイ・イー)も追加されている。
サーチされた29台の内容を見てみると、年式はおおむね2016〜2017年が占め、グレード別では、最多がオンロード志向・装備充実のリミテッドで16台。次がエントリーグレードのロンジチュード&オープニングエディションが7台、そしてトレイルホークが6台だった。人気色やオプション装着の有無などもあり、一概に価格は比較できないが、オフロード走行もこなせるトレイルホークが高価格寄りかというとそうでもなく、220万円台から販売されている。
まったく違う日常を演出する「ジープ」というブランドの魔力
ライズハイブリッドを買おうと思っていたのに、見るからにアウトドアやアクティビティに連れ出したら楽しそうな(&カッコイイって思われそうな)レネゲードが、それに近しい価格で買えると知ったら、後者が急に気になってくる人もいるのではなかろうか。レネゲードが放つワクワク感は、見るものを虜にする力があるのだ。買ったら、これまでと違った日常がやってくる気がする……というのがSUVの魅力だが、ジープブランドには、特にそのパワーが強いと思うのである。 しかも、トレイルホークは見るからにワイルドで、悪路にも強い。もはやSUV=4WDという時代ではないが、やはりジープ・ブランドに求めるのは、タフ&ワイルドという面は否定できないだろう。ただし燃費はJC08モードで10.4km/Lと、決して良くはないので、こうなるともはや、ライズハイブリッドの美点である燃費の良さや、かつてのリッターカー的な気軽さで乗れるライズを選ぶ理由から、大きく逸脱してしまっているのは確か(笑)。でもそれも、クルマ選びの面白さ、中古車選びの(嬉しい)悩ましさなのだ。クルマは人生を変えるツールになる可能性がある。レネゲードを買ったら、その扉が開くのかもしれない。
[筆者:遠藤 イヅル/撮影:小林 岳夫・FCAジャパン]
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【燃費のいい車とは?】ボディタイプ別燃費のいいおすすめの車12選! 燃費をよくする方法や選び方もご紹介
MōTA / 2024年3月27日 18時0分
-
スズキの新型コンパクトSUV「フロンクス」の予想価格は190万円台!
MōTA / 2024年3月27日 14時30分
-
WR-Vの価格をライバルに合わせたホンダの苦境 高価格化したヴェゼルの穴を埋めるも課題あり
東洋経済オンライン / 2024年3月24日 12時30分
-
トヨタ最小「コンパクトSUV」生産再開! “ゴツ顔”で人気の「ライズ」どんな人が買ってるの? 最新「納車状況」やライバルを超える「魅力」とは
くるまのニュース / 2024年3月19日 19時10分
-
伊達心眼流創始者・伊達軍曹の中古車道場破り! 第21回 中古車を買うなら3月が狙い目? 新生活に向け動くなら今かも
マイナビニュース / 2024年3月5日 11時30分
ランキング
-
1専門家が指摘「紅麹問題」で表出する"重要な視点" 2014年には欧州でサプリによる健康被害の報告
東洋経済オンライン / 2024年3月28日 22時0分
-
2都内在住者に限定の高校授業料無償化に不公平感 隠れ教育費負担で「恩恵」乏しい可能性も
産経ニュース / 2024年3月28日 17時25分
-
350代女性の手指トラブル…どうしてウォーキングが効くの?8つの生活習慣
ハルメク365 / 2024年3月28日 22時50分
-
4「武蔵小杉駅」の唯一の欠点とは? 全てがそろう街に“1つだけ足りないもの”
オールアバウト / 2024年3月28日 17時30分
-
5シャンプー使わない“湯シャン” メリットあるの? 美容師が実際の効果&やり方を解説
オトナンサー / 2024年3月29日 9時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください