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ホンダ フリード+をベースにした「フリースタイル」は、まさにジャストフィットなコンパクトキャンパーの決定版だ【ジャパンキャンピングカーショー2022】

MōTA / 2022年2月26日 19時0分

ホンダ フリード+(プラス) キャンピングカー「フリースタイル」(ホワイトハウス・愛知県)【ジャパンキャンピングカーショー2022】 [Photo:和田 清志]

キャンピングカーのベース車にはいろいろあるが、コンパクトミニバンのそれは案外少ない。ホワイトハウスが製作した“ちょうどいい”のキャッチコピーで知られるホンダ フリードのキャンピングカー「フリースタイル」は貴重な1台だ。

ホンダ フリード+(プラス) キャンピングカー「フリースタイル」(ホワイトハウス・愛知県)【ジャパンキャンピングカーショー2022】 [Photo:和田 清志]

案外少ない、ポップアップルーフを備えた乗用車ベースのキャンピングカー

ホンダ フリード+(プラス) キャンピングカー「フリースタイル」(ホワイトハウス・愛知県)

キャンピングカーには、主に商用1BOXバンをベースにしたバンコンバージョンや、2tクラストラックや軽トラックのキャブを利用したキャブコンバージョンなど様々な形態があるが、ジャパンキャンピングカーショーを見回しても、乗用車の5ナンバー・3ナンバーサイズミニバンやSUVをキャンピングカーとした例は多くない。

そのため、コンパクトなサイズで乗りやすく、広大な室内空間を誇り使い勝手にも優れるミニバン「ホンダ フリード+(プラス)」をベースにした「FREE STYLE(フリースタイル)」は、日常でもミニバンを使いたいけれどキャンピングカーも欲しい! というユーザーには注目の一台と言える。

これを開発したのは、1988年からキャンピングカーを作り続ける老舗ビルダーがホワイトハウス(愛知県愛知郡東郷町)だ。同社ではこれまでに、40種類以上のポップアップルーフ付きキャンピングカーを市場に送り出してきた実績がある。

あっという間に4名就寝が可能な車中泊モードに変身!

造形美・品質・技術を追求するホワイトハウスのポップアップルーフは、単に屋根を開けて据えられているだけではなく、安全強化台と称する基礎に軽量なルーフトップを組み合わせる2ピース構造を採用。高い強度と安全性・耐久性・防水性を兼ね備えている。

ポップアップルーフ内部には、1800mm×1020mmという大人二人がゆったりと横になれるベッドスペースを確保する。

車内では、独自開発の回転式フロントシートを後方に向け、後席シートを畳んだ上に55mm厚のフラットクッションマットを敷くことでベッドが完成。ポップアップルーフ内と合わせ、4名の就寝を可能とする。

後席使用時はフラットクッションマットを写真のように積み重ねて置けるから床下収納もたっぷり確保される, 写真は愛犬家向けに手入れをしやすくした「DOG LOVER(ドッグラバー)」仕様の合皮フラットクッションマット

後席使用時はフラットクッションマットを写真のように積み重ねて置けるから床下収納もたっぷり確保される, 写真は愛犬家向けに手入れをしやすくした「DOG LOVER(ドッグラバー)」仕様の合皮フラットクッションマット

眠る際に気になる外からの視線も、全席プライバシーカーテンでシャットアウト。ベッドを使用中でも、フリード+の圧倒的に低いフロア構造を生かし、ベッド下の広いスペースを荷物の収納に利用できる。クッションマットを使わない時は、折りたたんでラゲッジに置くだけで良いので、ベッドの展開・格納もラクラクだ。

より快適なキャンピングカーを目指せる豊富なオプションも用意

さっと車中泊モードにできることが魅力のフリースタイルだが、スライドドア・リアゲートのネット、リアゲートテント、エンジンを切っても車内をぽかぽかに保つFFヒーター、サイクルキャリア、外部電源&室内コンセント、CTEK走行充電システムなどの豊富なオプションにより、さらに本格的なキャンピングカーに仕立てることもできる。

車内は基本的に快適なノーマル仕様と同じなので、普段の買い物から週末のキャンプに大活躍するフリースタイル。ちょうど便利でちょうど楽しい、ジャストフィットなコンパクトキャンピングカーだ。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:和田 清志・MOTA編集部]

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