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eモータースポーツを手軽に楽しめる最新作「グランツーリスモ7」もいよいよ登場! コロナ禍で今「クルマゲーム」がアツい!

MōTA / 2022年2月27日 11時0分

日産 GT-R&スカイライン サーキット体験

家庭用ゲーム機「プレイステーション4」のソフトの一つである「グランツーリスモSPORT」をはじめ、eモータースポーツに国内外を問わず注目が集まっている。 今回はトッププレイヤーである大田夏輝さんにeモータースポーツの魅力を解説してもらった。

日産 GT-R&スカイライン サーキット体験

「eモータースポーツ」は自宅でできるゲームを競技として楽しむコンテンツだ

「eスポーツ」という言葉を聞いたことはある方は多いだろう。しかし、「eモータースポーツ」という言葉を耳にしたことがある方はそれほど多くないのではないだろうか。

eスポーツは、昨今のコロナ禍によって自宅でも気軽に遊べるゲームを1つの競技として楽しめるコンテンツとして注目を浴びている。一方で、モータースポーツはF1やSUPER GTなど四輪の車両を用いて行う競技で、国内でも人気のあるコンテンツだ。

eモータースポーツとはモータースポーツをeスポーツとして行うもので、ゲームを通して他のプレイヤーとドライビングの腕を競う競技であり、最近注目を集めている。

全世界のプレイヤーとドライビングの腕を競うことができる

そんなeモータースポーツはなぜ脚光を浴びているのか、そしてどのように楽しめるのだろうか。グランツーリスモSPORTを使って行われた世界大会の一つ、FIAGT アジアリージョンファイナルに出場した経験を持つ筆者が紹介しよう。

低コストで手軽に始められるのがeモータースポーツの魅力! 誰もがトッププレイヤーになれる可能性がある

現実の四輪モータースポーツはまず普通免許を取得できる年齢に達していることはもちろんのこと、維持費等の観点からも敷居が高いと言わざるを得ない。

しかし、eモータースポーツは実車と比べて圧倒的に低コストでドライビングの楽しさを体験できる。

また、実車でサーキットを走った際にクラッシュをすれば多大な修理費がかかる一方で、ゲームではそういった心配もなく、心置きなく攻めることができる点も大きな魅力の1つであると言える。

そんなeモータースポーツにトヨタや日産など国内の自動車メーカーも関心を寄せている。

日産自動車ではスカイラインやGT-Rをゲーム内のサーキットで走らせるイベントも開催

近年では公共交通機関の発達や価値観の変化から自らの自動車を所持しない、いわゆる「若者のクルマ離れ」が進んでいる。高度経済成長期から日本の産業を支えてきた自動車産業に陰りが見えてきているというのが現状である。

eモータースポーツはそんな状況に歯止めをかける一手としても期待をされている。身近なゲームをきっかけにクルマに対する興味を持ち、実車の購入を検討するという層が増えれば、「若者のクルマ離れ」に歯止めをかける存在になり得るだろう。

eモータースポーツを体験できるタイトル「グランツーリスモシリーズ」! 最新作は3月4日に発売予定だ

そんなeモータースポーツを楽しめるタイトルのひとつとして「グランツーリスモシリーズ」が挙げられる。グランツーリスモは1997年に初代が発売され、現作にあたるグランツーリスモSPORTまで長い歴史を持つタイトルである。

2019年からは国体の競技としても採用されていると同時にトヨタ主催の「TOYOTA GAZOO Racing GT Cup」なども開催。

東京オートサロン2022のプログラムにもなり注目されたNGM主催、オートバックスセブンがメインスポンサーを務める「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」では賞金総額500万円にも及ぶなど全国屈指の強豪プレイヤーが集う多くのイベントが催されている。

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX TEAM BATTLEのグランドファイナルは東京オートサロン2022 公式プログラムとして開催された

来る2022年3月4日には新作にあたるグランツーリスモ7が発売される予定であり、注目を集める。

現作のグランツーリスモSPORTでは雨天時にクルマが止まりにくいといった挙動の演出があったが、最新作では走行中の天候変化など、よりリアルなドライビング体験ができる要素が盛り込まれており、大きな期待が持てそうだ。

思うように外出ができない日々がまだ当分続きそうではあるが、これを機にeモータースポーツの楽しさを体験し、ドライビングの楽しさを味わうのも良いのではないだろうか。

【筆者:大田 夏輝】

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