1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

オムロン:野立て専用パワーコンディショナ「KPVシリーズ」を発売

MotorFan / 2018年2月22日 20時30分

オムロン:野立て専用パワーコンディショナ「KPVシリーズ」を発売

オムロンは、産業用太陽光発電市場に向け、実発電量最大化と小型軽量化による施工性向上を両立した太陽光発電システム用屋外単相パワーコンディショナ・KPVシリーズを、2018年4月より発売開始する。

・商品名:パワーコンディショナ
・形式:KPV-A55-J4/KPV-A55-SJ4
・容量:5.5KW
・サイズ:W450×H484×D232(mm)
・発売時期※1:2018年4月(予定)
・販売目標(3年間累計):30万台

近年、国内のエネルギー関連市場は多様な変化を見せており、2012年夏に始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度をはじめとし、2017年1月に施行された省令改正における出力制御(※2)や、2017年4月よりスタートした電力小売全面自由化など、エネルギー需要と供給のバランスを保ち、効率よく使用するためのニーズはますます広がりをみせるものと思われる。また昨今の産業向太陽光発電市場では買取価格の低下から、発電コスト低減のニーズが高まってきている。

オムロンは20数年の長期にわたり、住宅・産業向けの太陽光発電用パワコンを提供してきた。この度発売するKPVシリーズは、産業用太陽光発電市場に向け、実発電量最大化と施工性向上を両立した単相パワーコンディショナである。

近年、太陽光システムはより小さな面積で効率的に発電する高出力のパネル搭載が求められおり、産業用の野立てにおいては両面タイプのパネルを用いるなど、従来に比べ、同じスペースでより多くの発電を創出するニーズに注目が集まっている。本製品では太陽光パネルからの入力電流値を最大12Aに拡大を実現することで、近年高効率化が進む太陽光パネルに対応する。また、電力発電効率は業界最高水準の96%を実現。合わせて入力電圧・電流の拡大を実現することで、ニーズの高まっている「過積載」にも対応した。パネルの搭載数を増やすことで過積載率を最大200%(※3)まで拡大することが可能。より多くの発電量を確保することが可能となり、売電価格アップに貢献する。

また、従来機比容量80%、質量64%の小型軽量化を実現。本体はわずか20kgのため一人での設置作業が可能で、取付施工手順の短縮や設置面積の縮小により、設置時間を大幅に縮小し、初期投資費の削減に貢献する。


1.実発電量の大幅アップにより、売電収入の拡大に貢献
●高効率パネルへの対応と過積載率200%の実現により発電量を最大化
近年ニーズが高まっている高効率タイプの太陽光パネルは高電流入力への対応が必要。本製品は最大12Aの高電流入力を実現し、オムロンの従来機種(11A)に比べ、より高電流のパネルにも対応が可能となった。また、パネルの搭載数を増やすことで過積載率を最大200%まで拡大することが可能。パワコンの容量以上の太陽光パネルを設置することで、朝夕や曇りなどの発電量が少ない時間帯でも、より多くの発電量を確保することが可能となり、売電収入アップに貢献する。

●発電効率を最大化
電力変換効率は業界最高水準:96.0%の高効率化を実現した。また、日照の少ない朝夕や曇りといった低出力時(500W程度)でも95.5%の高変換効率を実現。いつでも、しっかり発電する。

2.施工性を大きく向上することで、初期投資費の削減に貢献
●小型軽量で1人でも取り扱い楽々
オムロンの従来機(KPMシリーズ)比では、容量80%、質量64%の小型軽量化を実現。
本体はわずか20kgのため、従来機では2名必要だった設置作業に1人での対応が可能となった。

●設置時間を従来機比1/2に(※4)
野立て太陽光発電システム用架台において、広く採用されているC型鋼に直接取付けができるようになった。従来機で必要だった背板や取付ベース板のコーキングなどの設置工数が不要になり、従来の約半分の時間で設置が完了できる。

●離隔距離は1/5!設置面積を大幅に縮小
パワコンを複数台設置する場合のパワコン間の離隔距離を従来比1/5の3センチメートルに縮小した。設置面積の縮小とともに、ケーブルなどの部材や工数が削減でき、初期投資の削減に貢献する。

<その他の特長>
●一般タイプでも塩害地域への設置が可能 (※5)
●省令改正における出力制御に対応(※2)
●新規定の力率0.95時でも発電出力は変わらず

※1 現時点での予定。具体的な発売日・出荷日などについては購入窓口までお問合せください。
※2 省令改正:経済産業省にて2015年1月26日に施行された再生可能エネルギー特別措置法施行規則の一部を改正する省令と関連告示。
※3 運転可能電圧範囲内で最大許容短絡電流以下であること。
※4  従来機種:オムロン製KPMシリーズ、2018年2月現在 同社調べ
※5  海岸から500mを超える屋外設置

主な仕様(※仕様・製品デザインなどについては現時点での予定のため、予告なく変更する場合があります)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください