ゴアの燃料電池技術、現代自動車の最新の燃料電池自動車「NEXO」をサポート
MotorFan / 2018年2月26日 15時25分
日本ゴアは、現代自動車の最新の燃料電池自動車「NEXO」に、W. L. Gore & Associates(ゴア)の「ゴアセレクト メンブレン」が採用されたと発表した。
すでに大きな注目を集めているNEXOは、水素を燃料とするSUVタイプの燃料電池自動車で、排出物は水だけ。2018年1月に米国ラスベガスで開催されたCES2018で発表され、高く評価された。また、韓国の平昌で開催された冬季五輪で実車走行が行われた。
現代自動車の第4世代燃料電池自動車となるNEXOは、現代自動車グループが過去20年間にわたり、燃料電池技術を開発してきた成果。NEXOは前世代車と比べ出力が11%、トルクが70lbf・ft(94N・m)以上増加しているほか、加速性能が向上している。また、一充填走行距離が370マイル(595km)で、高速ウォームアップを実現する燃料電池システムにより-20ºF(-29ºC)の低温下でも始動が可能になり、性能が向上している。
現代自動車グループは2001年以来、燃料電池自動車を製造してきた。燃料電池スタックの水素燃料と酸素間の電気化学反応を促進するゴアのゴアセレクト メンブレンは、現代自動車の全世代の燃料電池自動車に採用されている。ゴアセレクト メンブレンは現代自動車グループの厳しい耐久性/品質基準を満たすとともに、燃料電池スタックの電力密度とコールドスタート性能の向上に貢献する。
ゴアはPEM(プロトン交換膜)燃料電池技術で世界をリードしている。ゴアセレクト メンブレンは要求の厳しい燃料電池自動車アプリケーションの業界標準であり、トヨタ自動車の「MIRAI」や本田技研工業の「クラリティFUEL CELL」などの市販されている燃料電池自動車に採用されている。
ゴアの燃料電池技術は、市販の定置用燃料電池など自動車以外の用途にも広く使用できる技術。 ゴアセレクト メンブレンは、 パナソニック株式会社の家庭用コージェネレーション・システム「エネファーム」に採用されており、長年の使用に対する長期耐久性が実証されている。
温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みが強まる中で、多くの国が乗用自動車だけでなく、バスやトラックなどの商用自動車、フォークリフトなどの特殊自動車で燃料電池/水素技術の使用を促進する方法を探っている。ゴアが1980年代前半に燃料電池業界に参入して以来、ゴアの燃料電池部材はすでに世界各国で数千のアプリケーションに採用されている。
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