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ディーゼル部品の間にひっそりと展示されていたふしぎなライナー [人とくるまのテクノロジー展2018横浜]

MotorFan / 2018年5月23日 21時10分

ディーゼル部品の間にひっそりと展示されていたふしぎなライナー [人とくるまのテクノロジー展2018横浜]

日本ピストンリングが製造するディーゼルエンジン・シリンダーへのディンプル・ライナー加工は、世界初の技術として既に市販車に適用されている。その搭載車は日野・いすゞの7車種にのぼり、普及し始めていると言って良いだろう。そんな日本ピストンリングのブースに、何故か説明パネルもなくヒッソリと展示されていたのは、現在開発中というガソリンエンジン用シリンダーライナーにディンプル加工が施されたサンプルだ。 ●TEXT&PHOTO:川島礼二郎(KAWASHIMA Reijiro)

 そもそも日本ピストンリングは1931年創業の老舗。社名からお分かり頂ける通り、2017年度売上の約半分をピストンリングが占めるという、ピストンリングを主要商品とするメーカーである。一方で、ピストンリングと文字通り密接に関係しているシリンダ・ライナーもまた、同社の取扱商品である。

 当サイトが注目したのは、現在開発中というガソリンエンジン用ディンプル・ライナー。ディンプル・ライナーとは、シリンダ内周面に微細なディンプルを形成することにより、ピストンリングとの間の流体潤滑による摩擦力を低減して、エンジンの燃費向上を実現する技術のこと。確かにサンプル品のシリンダライナーには、ディンプル加工が施されている。その効果であるが、摩擦力の低減については約30%ほどと、ディーゼル用と同等の効果が見込まれており、今後は燃費向上の効果が期待される。



 ご存知の通り、ガソリンエンジン用シリンダーブロックは、製造時にライナーが鋳込まれ、ライナー加工はシリンダーと一緒に施される。ということは、ガソリンエンジン用の場合、ディンプル・ライナーを単体としては納品できないのだ。そこで同社は、製品そのものの納品ではなく、技術・ノウハウ提供により対価を得るというビジネスモデルを模索しているという。ガソリンエンジン性能の向上に寄与する技術として、今後の動向に注目したい。

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