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スペースは充分だけど…… 実証実験 三菱 エクリプスクロス 居住性はどうか? 後席の快適性は?

MotorFan / 2018年10月15日 18時0分

スペースは充分だけど…… 実証実験 三菱 エクリプスクロス 居住性はどうか? 後席の快適性は?

クルマに定員フル乗車したときのスペースは? と後席に座ったり、リヤゲートの高さを見てみようと立ってみたり、インプレッションがあるかと思えば後席のみ、という異色不定期連載【乗り込むシリーズ】第3弾。 184cm(♂)177cm(♂)164cm(♀)の3名が、三菱 エクリプスクロスのサイズ感チェック。居住性は? 後席の乗り心地は?

 こんにちは。測ってシリーズと同じく、勝手にシリーズ化を目論む【乗り込むシリーズ】第3弾です。身長184cm、177cmの男性と164cm女性の居住性チェッカー3名も、3回目とあり息も合い始めました。
 そんな3名、今回は人気のCセグSUVをチョイス。三菱が満を持して投入した、エクリプスクロスに乗り込みます!

 それでは、例によって最初はサイズのおさらいから。

パジェロで4WDを知り尽くした三菱、と唸らせられる逞しさを感じさせるデザイン

 エクリプスクロスのボディサイズは
全長×全幅×全高:4405mm×1805mm×1685mm
ホイールベース:2670mm
 となっている。
 ちなみに、エクリプスクロス買おうかな~というときに比較されることの多いトヨタ C-HRのサイズは
全長×全幅×全高:4360mm×1795mm×1550mm(4WDモデルは1565mm)
ホイールベース:2640mm
 となっている。C-HRに比べて
全長が45mm、全幅は10mm、全高が(4WDモデルと比べると)120mm大きいが、ほぼほぼ同じくらいの大きさ、と考えて良さそうだ。

身長164cmの女性ドライバーが前後に座ると……後席の膝前は27cm!




 これくらいニークリアランスがあるのは、うれしい。脚を組もうが投げ出そうが、やり放題だ。ドライバーが164センチ前後であれば、後席の乗員として不満は出ないだろう。

では、ドライバーが164cm のとき、後席は身長何センチくらいまでイケるか?

177cm 男性が座ると、膝前は19.5センチ。
184cm 男性が座っても、膝前は15センチ!

 ドライバーが164センチ前後であれば、184センチの乗員が後席に座っても15センチの余裕があると考えると、後席にはほぼ不満がない、と言っていいだろう。

身長177cm男性ドライバーが前後に座ると……後席膝前は17cm

ドライバーが少々大柄であっても
後席には結構な余裕が

 177センチが前後に座って17センチのニークリアランスがあるということは、ほぼどのような身長の組み合わせでも15~17センチほどはニークリアランスが出る、ということだろう。うん、充分だ。

184cm 男性ドライバーが前後に座ると……後席膝前は6cm

184cmの身長のドライバー+184cmの後席乗員だと?
見た目は、さすがにミッチリ感あり
ギリギリ許容できる? 6cm!

 さすがに前後に184センチ級が乗り込むことも稀かと思われるので、ドライバーが184センチだった場合にほかのふたりで後席のニークリアランスがいかほどになるかみてみよう。

 164センチ乗員が後席に座ると、膝前クリアランスは20センチ。ここまで開けば充分だろう。では、177センチ乗員の場合。13センチ。少々微妙かもしれないけど、動けなくはないから、オッケー!

そんな3人、後席に乗ったらどうなる?

 身長184cm/177cm/164cmの3人の大人が後席に座るとどうなるか?
 この3人が後席に座るというのは、乗員サイズとしてはもっとも大きな組み合わせと言っていいだろう。エクリプスクロスの後席はどうだろう。実際に座ってみよう。

どうあってもシュールな光景となるが、ご容赦願いたい。

 乗れるよ。乗れますよ。はい。でも、まぁミッチリ感は拭えませんね。肩はギリギリ被るか被らないか、というところ。3人で冬服を着込んだらアウト。夏服だと触れ合いが気になるので、他人様とはイヤです。ということで、この身長の3名乗車はおススメしません。乗ることもあまりないと思いますが。ヘッドクリアランスが想像していたよりなかったことが残念。

 ですが裏を返せば、子どもや160センチ前後の乗員が3名と考えると、充分ということがわかります。なぜ「充分」と言えるのか。きちんと理由があります。

センタートンネル部が低い!

センタートンネル部が低いので、きちんと座れる

 これはポイント高いです。座っている脚をみていただくとおわかりいただけると思いますが、限りなくまっすぐ座れています。心の中で『はぁ。なんで私がまんなかに座らなきゃいけないの』と思わなくてすみます(成人になればなるほど思いますよね?)。これは重要。

しかも、開放感がハンパない!

手が邪魔で申し訳ないですが、かなり下まで見えるのです
見上げれば、広い空が!(天気が悪くて残念でした)

 開放感のポイントは、リヤゲートのガラスの使いかた。「後方視界の確保にとても苦労した」という、安全性から導き出された二分割式リヤウインドウ。このデザインが、後席の開放感をアップさせている。これはうれしい副作用だろう。後席に座った瞬間は、後ろが見えすぎて焦るほどだ。
 さらに「G」「G+」グレードではオプションでサンルーフが選択できる。サンルーフ装着車であれば、後席はなかなかの特等席と言えるだろう。

 居住性から少し脱線して……

リヤゲートの高さはこんな感じ

左から164センチ、177センチ、184センチの3人が立った状態。

164cm でリヤゲートノブに手をかけた状態を見ると、リヤゲート高は、高いですね。全高1685mmだから、当然か。

実際に後席に座って移動をする。乗り心地は?


 いまのクルマは、自分で運転することを考えると大概がすばらしい。もちろん、エプリクスクロスとて例外ではない。ドライビングインプレッションは巷にたくさん出ているので、そちらを参考にしていただきつつ、後席の乗り心地です。
 マイナー感極まれり、ですが2名以上で乗車することが多いかたはご参考までに。

 試乗車のシートはファブリック。Gグレードでサンルーフあり。座った感じは、シート、視界ともに、なかなか好感触! 試乗は高速・一般道(悪路中心)で2時間ほどで体感。

 残念ながら、後席の乗り心地は、悪い。居住性を追求し、後席を後ろへ下げたことが影響しているのだろうか。突き上げ感だけでなく、左右へ振られる感じもある。とはいえ、脚周りとボディが分離したブレ感ではないので、気持ち悪くなることはなさそう。乱暴な運転をしなければ……って、このクルマ、一応、がっつり山道とか行く用途もあるんですよね? う~ん。前席は、そこまでのブレ感を感じないから、いいのかなぁ?

 だが、気になったのは振動よりも音。かなり……うるさい。開放感がありすぎることが災いしているのだろうか……。前席との会話明瞭性はいまひとつと言わざるを得ない。でも、この開放感は捨てがたい……。
 走破性だけでなく、スタイルも追求しているのに(強そうで結構好み)。
 サイドガーニッシュをドア側に装着することで、乗降性能のみならず、汚れにくさという細部にまでも気を配っているのに。
 さすが四駆を知り尽くした王者・三菱!(すみません。ヨンク、と言いたくなるのです) と唸るクルマなのにっ!
 ううう……。後席乗り心地だけは、残念。
 というわけで導き出される結論は……

アウトドアを極めている(たい)方、向け!

 街乗り自宅半径3キロという方にはオススメしません。
「夏はキャンプ、冬ももちろんだよ! 雪山? 大好き!」というようなアウトドアをかなり真剣かつワイルドに愉しんでいる方へオススメします。収納もお任せあれですから!

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