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【ホンダ・モンキー 1992-2006年】CBナナハンやスペンサー、CBX400Fとも共演! 12Vモンキーは 名コラボ続々

MotorFan / 2018年10月22日 11時30分

【ホンダ・モンキー 1992-2006年】CBナナハンやスペンサー、CBX400Fとも共演! 12Vモンキーは 名コラボ続々

2018年(平成30年)、ホンダ モンキーは125ccになって復活するなど、時代とともに進化してきた。1992年(平成2年)、モンキーはさらに実用性を高めた12V(ボルト)電装とCDI点火方式を採用。また、多くの特別モデルや限定バージョンも誕生した。 REPORT●北秀昭(KITA Hideaki) PHOTO●4ミニ.net http://4-mini.net/

1992年(平成2年)に登場した初代12Vモンキー Z50J-N

 スーパーカブ50に採用の「12Vバッテリー」と「CDI点火方式」を導入

 1992年(平成2年)、モンキーは電装系を6V(ボルト)からミニバイクの主流になっていた大容量のMF(メンテナンスフリー)型12Vに変更。またエンジンの点火方式を、接点(ポイント)マグネット式からCDIマグネット式に変更。モンキーならではのフォルムを残しつつ、大きな進化を遂げた。

 ホンダの横型エンジン搭載モデルとしては、すでに1981年(昭和56年)、スーパーカブ50が点火方式をポイント式からCDI式に。また、1986年(昭和61年)には6Vから12Vに変更されていた。スーパーカブ50に用いられた2つの先端技術が、モンキーにも投入されたわけだ。

 12V化のメリットは、6Vよりも安定した電力を供給し、メンテナンス性に優れていること。また電力の大容量化によってヘッドライトも明るくなり、電球も切れにくくなった。

 CDI点火のメリットは、メンテナンスが不要になったこと。6V時代のポイント式点火の場合、定期的にジェネレーター部分を分解し、ポイントの接点の掃除や点火時期の再調整の必要があった。

 しかしCDI点火は掃除も再調整も一切必要なし。12Vモンキーは“手のかからないモンキー”として、現在でも中古車市場では人気を呼んでいる。

 一方、6Vモンキーは、

・一般的に12Vモンキーよりも中古車価格が安価
・ポイント調整など、バイクの構造が学べる

などの理由から、

・カスタムのベース車両として使いたい
・バイクのしくみを勉強したい

 というユーザーに人気が高い。

 12Vモンキーは2009年(平成21年)、フューエルインジェクション化されるまでの約17年間に渡り、外観やエンジンの仕様を大きく変えずに生産。6Vモンキーと同様、中古車市場のタマ数も非常に豊富だ。

 ただし下記で紹介する特別モデルや限定バージョンは、スタンダードに比べてやや高額。程度の良い車両は、新車発売時以上のプレミアが付くことも珍しくはない。

●初代12Vモンキーのスペック
全長:1340mm/全幅:600mm/全高:845mm/乾燥重量:58kg/燃料タンク容量:5ℓ/エンジン形式:空冷4サイクルOHC単気筒49cc/最大出力: 3.1ps/7500rpm/最大トルク: 0.32kgm/6000rpm/変速機:4速リターン/クラッチ形式:マニュアル式/タイヤサイズ:前後3.50-8/発売価格(当時):16万9000円

1996年(平成8年) Z50J-T

2代目のゴールドモンキー

1996年発売の2代目ゴールドモンキー。

 初代の12Vモンキーが登場してから4年後、外装類をゴールド化して所有感と高級感を高めたゴールドモンキーがリリース。1985年(昭和60年)にリリースされた6Vのゴールドモンキーにそっくりな外観が特徴だ。

 しかしよく見てみれば、ブラックにカラーリングされたエンジンとスイングアーム、シートの模様、タンクのロゴなど、6Vのゴールドモンキーとは細部に渡り微妙に異なる。限定5000台。発売当時の価格は23万9000円。

1985年(昭和60年)に登場した6Vの初代ゴールドモンキー。

1997年(平成9年) Z50J-V

モンキー生誕30周年記念モデル


 1967年(昭和42年)、量産モンキーの第一号であるZ50Mが登場し、その誕生から30年を記念してリリースされたのがこのモデル。

 チェック柄シート、ホワイトカラーのタンク、レッドカラーのフレームや足周りパーツなど、Z50Mをイメージしたフォルムにアレンジ。

 トップブリッジやホイールはメッキ仕上げ、左サイドカバーには30周年記念エンブレムをレイアウト。当時の発売価格は19万9000円。

2000年(平成12年) Z50J-Y

“ミレニアム”を記念した限定モデル


 2000年(ミレニアム)を記念して発売された新春スペシャルモデル。1970年に登場したZ50Zをイメージしたカラーリングがポイント。

 タンクに立体エンブレム、サイドカバーに専用ステッカーを配置。各部にメッキを施すなど高級感をアップしている。3000台限定。当時の発売価格は19万9000円。

2001年(平成13年) Z50J-1

流行のトラッカー・FTR風カラーにアレンジ


 1990年代後半のストリートシーンでは、ワイルドなトラッカー風にカスタムしたTW200や、1986年にリリースされた絶版モデル・FTR250の人気沸騰。2000年にはFTR250の復刻版・FTR223がリリースされた。

 写真はFTR250やFTR223に採用のトリコロールカラーを採用した限定バージョン。かわいいモンキーがワイルドに仕上がっているのがポイントだ。当時の発売価格は19万9000円。

2002年(平成14年) Z50J-3

名車・CB750FOURのカラーリング


 1969年に発売されたCB750FOURのパールコーラルリーフブルーにペイントされた特別仕様。

 トップブリッジをメッキ仕上げとするなど、限定モデルならではの装備が導入されている。別売りの盗難防止アラームキット(ホンダアクセス製)取り付け用の配線も標準装備済み。当時の発売価格は19万9000円。

2003年(平成15年) Z50J-4

超人気の旧車・CBX400Fをイメージ


 絶版となった今、驚愕の高値で取り引きされているCBX400Fをイメージしたスペシャルモデル。専用のU字ロックが固定できる便利なリヤキャリア(U字ロックは別売り)を採用。当時の発売価格は19万9000円。

2004年(平成16年) Z50J-5

伝説の“スペンサーカラー”にアレンジ


 世界GPで活躍した伝説のライダー、フレディー・スペンサーが1982年にアメリカで人気の「AMAスーパーバイク・デイトナ100マイルレース」で駆り、優勝したCB750F改をイメージしたリミテッドモデル。

 ハンドル、ミラー、ホイールなどはブラックにカラーリングされ、シートはカーボン調にアレンジ。2500台限定。当時の発売価格は21万円。

2005年(平成17年) Z50J-6

ド派手な“3代目”のメッキモデル


タンク、フェンダー、フロントフォーク、チェーンケースなどをメッキ処理、フレーム、ホイール、スイングアームをシルバー塗装としたゴージャスな限定仕様。3000台限定。当時の発売価格は26万2500円。

1979年に発売された初代メッキモデル。
1982年に関東地区限定で発売された2代目のメッキモデル「東京リミテッド」。

2006年(平成18年) Z50J-7

モンキー発売40周年記念モデル


 量産型モンキー誕生40周年を記念して発売された限定モデル。初代モンキー・Z50Mのイメージを盛り込んだ外観が特徴。同モデルは台数限定ではなく、2006年12月15日から1ヶ月間という期間限定受注方式を採用しているため、「スペシャル」や「リミテッド」という名称はないのがポイント。

 メッキ仕上げのライトケースやチェーンケース、初代のZ50M用をイメージしたチェック柄シート、専用エンブレムなど、40周年記念モデルにふさわしいアイテムが導入済み。当時の発売価格は21万5250円。

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