大きいのはどっち? ルノー・ルーテシアR.S.とトヨタ・ヴィッツGR 王道Bセグメントホットハッチ サイズ比較
MotorFan / 2018年11月4日 7時0分
F1を始めとする数々のモータースポーツで勝利してきたレーシングコンストラクターであり、またその中で培った技術を取り入れた市販モデルを開発するブランド、ルノー・スポール(R.S.)。「もっといいクルマづくり」を目指すガズーレーシングカンパニーが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じてクルマと人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発した、トヨタの新しいスポーツカーシリーズ「GR」。両者がそれぞれのBセグメント5ドアハッチバック車をホットに仕立てた2台、「ルノー・ルーテシアR.S.」と「トヨタ・ヴィッツGR」のサイズ、最小回転半径、荷室の広さなどを比較してみよう。
CASE(つながるクルマ、自動化、シェア、電動化)技術の普及・進化が急激に発展する一方、「意のままに操る」という自動車のプリミティブな楽しさを追求したホットハッチも近年、各メーカーが続々ニューモデルを投入し力を入れ始めている。
その中で、ベース車のデビューが比較的古参な「ルノー・ルーテシアR.S.」と「トヨタ・ヴィッツGR」、果たしてそのサイズの違いは? 両車とも日本仕様のスペックで比べてみた。
ルノー・ルーテシアR.S. 全長×全幅×全高:4105×1750×1435mm ホイールベース:2600mm トレッド:フロント1500/リヤ1505mm
トヨタ・ヴィッツGR 全長×全幅×全高:3975×1695×1490mm ホイールベース:2510mm トレッド:フロント1465/リヤ1450mm
ヨーロッパ、特に本国フランスが圧倒的な主戦場となるルーテシアは、Bセグメント5ドアハッチバック車の中でもいち早く、2005年デビューの先代3代目から全幅1700mm超の幅広サイズとなっている(現行4代目の本国デビューは2012年)。
一方で欧州(ヤリス)のみならず日本市場の比重も高いヴィッツは、2010年デビューの現行3代目においても5ナンバーサイズを堅持。全長も4m未満に抑えられており、全高以外はルーテシアより一回り小さい。日本の道路環境で使い勝手に優れるのは無論後者だ。
ルノー・ルーテシアR.S. 最小回転半径:非公表
トヨタ・ヴィッツGR 最小回転半径:5.6m
ルノーはルーテシアR.S.の最小回転半径を公表していないが、設定タイヤサイズは最も大人しい「シャシースポール」でも205/45R17、よりハードな「シャシーカップ」「トロフィー」では205/40R18(写真)と大きい。全幅が55mm広く前輪の最大切れ角を確保しやすいディメンジョンであることを考慮しても、最小回転半径は5mを優に超える可能性が高い。
ヴィッツと共通のプラットフォームを用いるトヨタのB・Cセグメント車は、16インチ以上のタイヤ&ホイールを装着する仕様になると最小回転半径が急激に悪化し、5mを大きく超える悪癖があるのだが、205/45R17タイヤを装着するヴィッツGRもその例外ではない。
ルノー・ルーテシアR.S. 荷室開口部:幅1038mm/高さ550mm
トヨタ・ヴィッツGR 荷室開口部:幅1080mm/高さ800mm
全高が1435mmと低いうえリヤバンパー上端が高くルーフ後端の落とし込みも大きいルーテシアは、背の高い荷物を積むにはやや不向き。ただし奥行きと容量は後席使用時で649mm/300ℓ、後席格納時で1388mm/1146ℓ確保されている。
対するヴィッツは、ホンダ・フィットや日産ノートよりも居住性・ユーティリティ重視の性格ではないながら、ルーテシアと比較すれば荷室の開口部は大きめ。ただし両車とも、後席を倒した際に大きな段差が生じるため、サイズの大きな荷物を積むのには適していない。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタ クラウンスポーツ試乗記・評価 その名の通り、走る楽しさと快適さを凝縮したSUV
CORISM / 2024年3月23日 19時28分
-
トヨタ新型「最速ハッチバック」登場! 爆速「300馬力超え」×「8速AT」搭載の「“エボ”モデル」! 新型「GRヤリス」は何が変わった?
くるまのニュース / 2024年3月22日 17時10分
-
300馬力突破! トヨタ「進化型GRヤリス」に「試乗楽しみ」「カッコいい」期待の声 “MTと同等に戦えるAT”追加で4月発売
乗りものニュース / 2024年3月21日 18時12分
-
トヨタの「5ドアハッチバック」どんな人が買う? スポーツだけど“ちょうど良い” 過去には6速MTも!? カロスポの魅力とは
くるまのニュース / 2024年3月13日 7時10分
-
トヨタの新型「最小・最安“スポーティ”コンパクトカー」実車公開! 全長3.8m以下でMT設定アリ! 精悍顔の「アギアGR-S」尼に登場
くるまのニュース / 2024年3月1日 8時10分
ランキング
-
1専門家が指摘「紅麹問題」で表出する"重要な視点" 2014年には欧州でサプリによる健康被害の報告
東洋経済オンライン / 2024年3月28日 22時0分
-
2マンガ、ゲーム、動画配信…若い世代が勤しむ“趣味系ポイ活”、隙間時間も逃さないお得術とは?
ORICON NEWS / 2024年3月28日 8時10分
-
3都内在住者に限定の高校授業料無償化に不公平感 隠れ教育費負担で「恩恵」乏しい可能性も
産経ニュース / 2024年3月28日 17時25分
-
450代女性の手指トラブル…どうしてウォーキングが効くの?8つの生活習慣
ハルメク365 / 2024年3月28日 22時50分
-
5「武蔵小杉駅」の唯一の欠点とは? 全てがそろう街に“1つだけ足りないもの”
オールアバウト / 2024年3月28日 17時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください