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IHI:藻類由来バイオジェット燃料の商用化に向け、供給体制構築の検討を開始

MotorFan / 2018年12月6日 9時20分

IHI:藻類由来バイオジェット燃料の商用化に向け、供給体制構築の検討を開始

IHIは、このたび昭和シェル石油と、藻類由来によるバイオジェット燃料供給体制構築を目的とした検討を開始した。

 IHIは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業である『バイオジェット燃料生産技術開発事業/一貫製造プロセスに関するパイロットスケール試験』を2017年度から神戸大学と共に受託し、高速増殖型ボツリオコッカス(※)を活用した純バイオジェット燃料の生産プロセス開発を進めている。本技術開発の取り組みに加え、IHIでは、このたびの昭和シェル石油との検討において、藻類由来の純バイオジェット燃料と、同社製の石油系ジェット燃料を混合したバイオジェット燃料の出荷および航空機への給油までの、バイオジェット燃料の供給体制構築のための課題の抽出とその対策を検討していく。
 また、NEDOの委託事業においては、タイ国内に10,000㎡規模の培養池を含むパイロットスケール試験設備を整備し、本格運転を開始している。

 IHIでは、藻類由来バイオジェット燃料の商用化に向けた技術開発から供給体制構築まで、広く取り組みを進めることで、ジェット燃料に起因するCO2排出量の大幅削減に寄与することを目指していく。

※ 高速増殖型ボツリオコッカス:石油代替燃料の原料となる炭化水素油を藻体の50%以上含有する藻類で,増殖性が高いという点に特徴がある。

タイにおけるパイロットスケール試験設備(サラブリ県、サイアム・セメント・グループ所有の敷地内)

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