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スバル/STIがWRX STIベースのコンプリートカー「S209」を北米国際自動車ショー(デトロイトショー)で発表

MotorFan / 2019年1月15日 5時15分

スバル/STIがWRX STIベースのコンプリートカー「S209」を北米国際自動車ショー(デトロイトショー)で発表

STIは2019年1月14日、「Sシリーズ」初となる米国市場向けモデル「S209」を北米国際自動車ショー(デトロイトショー)で発表した。


「S209」は、STIがWRX STIをベースにエンジンや足回りを専用開発し、内外装にも専用装備を追加したモデル。STIが考える「速さ」の究極形である「ドライバーの意のままに操れる”速さ“」を実現すべく、ベースモデルに対して大幅な性能向上を達成した。
米国向けSTIチューンドモデルとしては、昨年発売したWRX STI Type RAとSUBARU BRZ tSに次ぐ第3弾。STIコンプリートカーの最高峰「Sシリーズ」はこの「S209」が初となった。


エンジンは米国仕様WRX STI専用のEJ25をベースに、あらゆるシチュエーションで安心して気持ち良くアクセルを踏むことができる最適なパワーを目指し、専用チューニングを実施。吸気系統には、専用の大型エアクリーナーや専用吸気ダクトを採用することで吸気抵抗を抜本的に低減した、効率的なエアインテークシステムが作り上げられている。また、専用開発の大径ターボチャージャーを採用。排気系は大口径テールパイプを備えた専用設計低背圧マフラーを採用している。これらを専用ECUで制御し、最高出力は歴代STIモデル最高となる341ps(開発目標値)。インタークーラーウォータースプレイを装備することで熱による性能低下を抑制し、専用設計の鍛造ピストンや鍛造コンロッドの採用により、量産エンジンとしての信頼性も確保している。


足回りには、ダンロップ製265/35R19のハイグリップタイヤ(歴代STIモデルで最大幅)を履いたBBS製19インチ鍛造ホイールを装備。これを専用開発のビルシュタインダンパーと専用コイルスプリング、強化ブッシュと組み合わせ、オーバーフェンダーで拡げた専用ワイドボディに収めた。さらに、ニュルブルクリンク24時間レース車両で実証されたストラットタワーバーやドロースティフナー、軽量かつ車体剛性を高めるカーボンルーフを採用。フロントアンダースポイラーやフロントバンパーサイドカナード、ドライカーボン製大型リヤウイング等のエアロパーツも装着することで、高いハンドリング性能を実現。

ボディ色は、WRブルー・パール(ホイール色:マットグレー)、クリスタルホワイト・パール(ホイール色:マットゴールド)の2色。
「S209」は、米国のSUBARU販売店にて2019年内に限定発売する予定だという。

【S209主要諸元表(開発目標値)】 
■寸法・重量(全長×全幅×全高)・・・181.9 × 72.4 × 58.1in.
■トレッド[前] / トレッド[後]・・・60.8in. / 61.2in.
■最低地上高・・・4.9in.
■車両重量・・・3485 lb.
■エンジン(型式・種類)・・・EJ25・水平対向4気筒
■最高出力[ネット]・・・341 hp
■燃料タンク容量・・・15.9 gal
■燃料種類・・・無鉛プレミアムガソリン

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