1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

平成最初のクルマと平成最後のクルマは何だ!? ホンダ、スズキ、三菱編

MotorFan / 2019年4月29日 16時0分

平成最初のクルマと平成最後のクルマは何だ!? ホンダ、スズキ、三菱編

平成も残すところあと10日足らず。世には平成振り返りネタが溢れているが、そこで各メーカーの平成最初のクルマと平成最後のクルマを振り返ってみようという、平成振り返りモノ便乗企画。ここで取り上げるクルマは新型車、あるいはフルモデルチェンジのクルマで、マイナーチェンジや特別仕様車は含まない。第三弾はホンダ、スズキ、三菱編だ。

ホンダの平成最初のクルマ:インテグラ


 ホンダの平成最初のクルマは、平成元年4月19日に発売された二代目インテグラ。マイケル.J.フォックスに「カッコイインテグラ!」と叫ばせたコマーシャルも話題になった。

 3ドアクーペと4ドアセダンのふたつのスタイルで登場した二代目インテグラの最大の注目点は、VTECの初採用だ。実用域用とレースエンジン並みの高回転域用、ふたつのカムシャフトプロフィールを切り替るこのシステムにより、低回転から8000rpmのレブリミットまでよどみなく回るエンジンを生み出した。

 そのパワーは1.6Lで160psと、当時の自然吸気エンジンでは驚異的なリッター100ps越えを果たした。その後NSXや一連のタイプRシリーズにも採用され、ホンダハイパワーエンジンのアイコンとなったVTECの、初採用車種として覚えられるべきだろう。

自然吸気で驚異のリッター100psを叩き出した立役者がVTECシステムだ。

3ドアと並んでラインナップされた4ドアハードトップセダン。サッシュレスの4ドアスタイルは当時の流行。

サンキューハザードが一般的でなかったこのころは、ハザードスイッチがワイパーレバーの奧のすぐに使いづらそうな場所にある。

 そして二代目インテグラでおそらく日本一有名なオーナーが、「平成」を象徴するやんごとなきお方。ガンメタリックの1991年式「RXi」を運転される姿をニュースなどで目にしたことも多いハズだ。今年の1月に免許が失効となり、もうお乗りになられることはないが、平成最初のホンダ車に乗り続け、平成の終わりとともにハンドルを握ることを辞められたというのはなんとも象徴的である。

 ところで、この仕様のインテグラがミニカーで登場していることをご存じだろうか。4ドアインテグラの、ベーシックグレードである「RXi」をモデル化すること自体が珍しいのだが、さらにマニュアル「RXi」の、「純正シートカバー(高級タイプ)」付きと、明言こそされていないが明らかに「あのクルマ」の再現である。このように、二代目インテグラはとにかくいろいろと注目を浴びるクルマであった。

多くの人が見た事のある「あのインテグラ」。何とは明言してないけれど、忠実に再現されている。

ちゃんと5速MT仕様。

そして前後シートのシートカバー。

ちゃんと箱にも「純正シートカバー(高級タイプ)」と書いてある。

ホンダの平成最後のクルマ:インサイト


 ホンダの平成最後のクルマは、平成30年12月13日に発表されたインサイトだ。インサイトと言えばホンダ初のハイブリッド車として知られる。その三代目も、もちろんハイブリッド専用車だ。1.5lのスポーツハイブリッドi-MMDを搭載。堂々たるセダンフォルムとゆとりある室内空間を両立させている。走行時の静粛性やソフトパッドを多用した内装の手触りなど、クラスを超えた上質感を漂わせる上級な仕立てのセダンだ。

平成の間にクルマはキーを刺さずに始動するようになり、ステアリングにはスイッチがテンコ盛りになり、シフトレバーがなくなってボタンで操作するようになった。

令和最初のホンダ車は……?

 ホンダでは今年の夏にN-WGNのフルモデルチェンジを明言しており、これが令和最初のホンダ車になる可能性が高い。このほかにもジュネーブショーでプロトタイプがワールドプレミアされた純EVのHonda eも今年後半に生産開始の予定と、ホンダは小型車の攻勢に注目だ。

スズキの平成最初のクルマ:カプチーノ


 スズキの平成最初のクルマは、平成3年11月登場のカプチーノだ。スズキでは昭和最後の1988年、昭和63年にフルモデルチェンジor登場したクルマが多く(アルト、セルボ、カルタス、エスクードなど当時発売していたスズキ車のほとんど) 、平成の切り替わり時期はちょうどエアポケットのような空白になっていた。

 さてカプチーノといえば、いまだに熱狂的ファンも少なくないオープンFRスポーツである。同時期に発売されていたホンダ・ビート、マツダAZ-1とならび、軽ABCスポーツとも称されていた。

ホンダ・ビート。平成3年5月発売。
マツダ・オートザムAZ-1。平成4年10月発売。

 カプチーノはこの3台の中では唯一のFRレイアウトであり、アルトワークス用のターボエンジンを積んでいた事からチューニングも盛んで、100psを軽く超えるモンスターカプチーノも数多く存在した。割合長く販売されていた(約7年)ため、中古車市場でも年式を考えればタマ数は割合豊富な方で、ノーマルからカスタマイズ済みまで多くのカプチーノを探すことができる。

令和最初のスズキ車は……?

 すぐにでも登場しそうな新型車の噂は聞こえてこないが、2019年で登場から丸6年となるハスラーにそろそろ新型の話が出てきてもいい頃。スズキはモーターショーにひょっこりと新型車をお披露目する事が少なくないので、今年の東京モーターショーに注目したい。

三菱の平成最初のクルマ:ミニカ


 三菱の平成最初のクルマは、平成元年1月23日発売の、六代目ミニカだ。軽ボンネット車クラス最高の室内長、室内幅、室内高など広い居住空間を確保しながら、開口部の大きなドアや低い段差のフロアサイドシルで乗り降りをスムーズにしたり軽自動車初の運転席パワーシートを採用するなど、クラス屈指の使いやすさを手に入れた。

 また、メカニズム面では市販四輪車では世界初採用となるDOHC5バルブエンジンをダンガンZZに搭載。当時のフェラーリF1エンジンと同じというメカニズムは、ライバルであるスズキ・アルトワークスやダイハツ・ミラTR-XXに対抗する大きなアピールポイントにもなった。

世界初の5バルブDOHCエンジンを搭載したミニカ・ダンガンZZ。ちなみにミニカの画像も、切り抜きを前提に用意された広報画像。デジタルの現在では見られなくなったモノだ。

三菱の平成最後のクルマ:eKワゴン/eKクロス


 三菱の平成最後のクルマは、平成31年3月28日に発売されたeKワゴン/eKクロスだ。eKワゴンは日産と協業して製作された軽自動車で、日産デイズの兄弟車に当たる。二代目となる新型では、最近の軽自動車のお約束である「カスタム」モデルを設定していない。その代わりに、「デリカ顔」をしたeKクロスを新たに設定したのがトピックだ。

 登場当初はあまりのインパクトに議論を巻き起こした(!?)デリカ顔だが、eKクロスではそれも見慣れたのか、意外といいじゃないの? というカンジ。デリカと2台並ぶと兄弟車という雰囲気で面白い。

2台並んだデリカ顔。軽自動車サイズにあわせたこのデザインのアレンジはちょうどいいカンジ!?

令和最初の三菱車は……?

 日産との協業でe-POWERを積んだRVRが出るとかいうウワサもあるようだが、ウワサ以上のものがないのも事実。先日国内販売向けのパジェロが8月に生産終了というアナウンスもあったばかりでラインナップ再編の真っ最中なだけに、なんとも不透明なところであるが三菱の再生に期待したい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください