映画祭の華から期待の新進監督の作品まで!第31回東京国際映画祭の注目作をチェック

Movie Walker / 2018年10月12日 22時30分

コンペティション部門で上映されるファイト・ヘルマー監督の『ブラ物語』/[c]2018 Veit Helmer – Filmproduktion, Theo Lustig [c]2018 Theo Lustig

10月25日(木)から11月3日(土・祝)まで開催される「第31回東京国際映画祭」。今年も世界各国から集められた話題作や隠れた秀作などをラインナップ。また、メイン会場となる六本木のほかに今年3月にオープンした東京ミッドタウン日比谷ステップ広場でも各イベントが同時開催されるなど、映画に留まらずあらゆるカルチャーを取り入れた祭典が繰り広げられていく。

映画祭の花形とも言えるのは、世界中から応募があった作品の中から厳選された16作品が「東京グランプリ」を競い合うコンペティション部門。今年は2作品の日本映画をはじめ、フランスやデンマーク、ブラジルやトルコなど様々な国々の作品が上映。その中からとくに注目の作品をピックアップしていきたい。

まずは「ハリー・ポッター」シリーズで“名前を言ってはいけないあの人”役を演じたイギリスを代表する俳優レイフ・ファインズが、『英雄の証明』(11)と『エレン・ターナン 〜ディケンズに愛された女〜』(13)に続いてメガホンをとった『ホワイト・クロウ(原題)』。93年に54歳の若さでこの世を去ったバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生を、現役ダンサーのオレグ・イヴェンコを主演に迎えて映画化。

共演にはパルムドール受賞作『アデル、ブルーは熱い色』(13)でヒロインを演じて脚光を浴びたアデル・エグザルコプロスと、昨年ドキュメンタリー映画が公開されたダンサーのセルゲイ・ポルーニン。またメガホンをとるファインズ自身もヌレエフの師であるプシキン役で出演している。

続いては『ゲート・トゥ・ヘヴン』(03)や『世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方』(14)などファンタジックな世界観で人気を博すドイツの名匠ファイト・ヘルマー監督の『ブラ物語』。列車の車体に引っかかったブラジャーの持ち主を探す機関士の姿を描くという、まさに“シンデレラ・ストーリー”。

セリフが一切ないユニークな作風はもちろんのこと、本作もキャスティングが興味深いところ。『アンダーグラウンド』(95)で知られるユーゴスラビア出身の名優ミキ・マノイロヴィッチにスペインの実力派女優パス・ヴェガ、さらに映画ファンならおなじみのドゥニ・ラヴァンの共演という多国籍感が実にたまらない。

ほかにもカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で注目を集めたカザフスタン映画『ザ・リバー』や、奇特な作風でカルト的人気を誇るハンガリーのパールフィ・ジョルジ監督の『ヒズ・マスターズ・ヴォイス』、毎回圧倒的な発想で驚きを与えてくれるフルーツ・チャン監督の『三人の夫』など個性豊かな顔ぶれが揃う。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
Movie Walker

トピックスRSS

ランキング