感染すると胃がんリスク10倍!? 胃潰瘍にもつながる菌とは?

MYLOHAS / 2019年5月5日 7時20分

胃腸を傷つける生活習慣は、食べ過ぎ・飲み過ぎだけではありません。日本人に多い消化管のがんを防ぐためにも、胃腸のケアは重要。予防医学医の奥田昌子さんが教える「胃腸を最速で強くする方法」を、毎日ひとつずつご紹介します。

胃痛の女性 images via shutterstock

胃腸を傷つけるものの代表といえばピロリ菌でしょう。日本で行われた調査では、ピロリ菌に感染している人は、胃がんの危険が10倍高くなることが示されています。

ところでピロリ菌に感染すると、欧米人は胃潰瘍と十二指腸潰瘍をおよそ2対3の割合で発症します。その一方で日本人は、たいてい胃潰瘍になるといわれています。その差はどこからくるのでしょうか。

最大の要因は、ピロリ菌に種類があることです。大きく分けて東アジア型と欧米型があり、日本人が感染する東アジア型のほうが胃がんを起こす力が強く、胃の中の食道に近い部分に感染します。

これに対して欧米型のピロリ菌は胃の粘膜を傷つける力が弱く、胃の出口周辺の十二指腸に近い部分に感染します。その結果、十二指腸潰瘍を引き起こすと考えられていますが、じつは十二指腸潰瘍の患者は胃がんになりにくい傾向があることがわかっているそう。

残念ながら欧米型とくらべて、東アジア型のピロリ菌はより一層手強い敵といえそうです。

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