頭痛持ちの人が気をつけたい食事とは?

MYLOHAS / 2019年6月26日 10時30分

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冷たいかき氷やアイスクリームを一気に食べると、頭がキーンと痛くなった経験のある人も多いのではないでしょうか。何気なく食べているものも、頭痛を悪化させる原因になっていることも。

頭痛を悪化させない食生活について、vol.1、vol.2、vol.3に引き続き、東京女子医科大学病院脳神経センター頭痛外来客員教授の清水俊彦先生に伺いました。

頭痛持ちの人におすすめな食事は「和食」

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一般的に“身体にいいと”言われている食材の中には、血管を拡げて血流をよくするものが多くあります。しかし、頭痛持ちの人の場合、血管を拡げてしまうと、痛みのセンサーである 脳血管周囲にはりめぐらされている三叉神経を刺激してしまうため、食べる際は要注意。特に月経前後や排卵日の前後、頭痛が起こりそうになったときは、なるべく避けるようにしましょう。

普段は、塩分が控えめの和食がおすすめ。その理由は、和食によく使われる食材には、マグネシウムやビタミンB2を豊富に含む食材が多いからです。

マグネシウムは、体内の微量元素で、脳の血管を安定させる働きがあります。ごまや大豆、わかめ、ひじき、牡蠣、玄米などに含まれています。

また、ビタミンB2は、脳の神経細胞の異常な興奮性を抑える働きがあるといわれています。卵やうなぎ、納豆、レバーなどです。

さらに、緑茶には、テオフィリンというカフェイン類似物質が含まれていて、利尿作用があるため、むくんだ脳血管を改善してくれる効果も。

要注意な食事はイタリアンと中華料理

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その一方で注意したいのが、イタリアンと中華です。

イタリアンは、おいしくてヘルシーなイメージがありますが、実はオリーブオイルや発酵乳製品であるチーズは、血管を拡げてしまいやすい食材。オリーブオイルは、ポリフェノールが豊富に含まれているために血流を促す作用があり、チーズにも血管を拡張するチラミンという物質が含まれています。さらに、ハムやサラミなどに含まれる発色剤にも血管を拡張させる働きを持つものがあったり、赤ワインにもポリフェノールが豊富です。

イタリアンは、一度に血管を拡げる食材をたくさん摂ってしまいかねないために、頭痛を誘発しやすいといえるのです。

友人たちと、サラミやチーズをつまみに、赤ワインを飲んで騒ぎ、翌日昼過ぎに目が覚めたら頭がガンガンする……。これは二日酔いのように見えますが、頭痛の発作。月経の直前ならほぼ100%の確率で頭痛が起こるので、要注意。

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中華料理は、味の基本としてうま味調味料(グルタミン酸ナトリウム)がよく使われています。うま味調味料は、有名な血管拡張物質で、欧米では片頭痛のことを「チャイニーズレストランシンドローム: Chinese restraint syndrome 」と呼んでいることもあります。

うま味調味料は、中華料理以外にも、インスタント食品や、スナック菓子にも使われています。頭痛持ちの人は、極力食べすぎないほうがいいでしょう。

柑橘系フルーツやチョコレートも気をつけて

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それ以外にも、気をつけたほうがいいのが、みかんやグレープフルーツ などの柑橘系の果物やチョコレート。これらにも血管を拡張させる成分が入っています。

また、朝食抜きや、どか食いなど、不規則な食生活にも頭痛の引き金になります。脳の血管は血糖値に敏感に反応します。血糖値が下がると、脳の血管は緩みがちになり、 脳血管周囲の神経を刺激して、頭痛を起こしやすくします。「お腹が減るとイライラする」というのは、隠れ片頭痛体質かもしれません。

コーヒーや紅茶にちょっと甘みをプラスして頭痛対策

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欧米では、頭痛持ちの人に対して、血糖値が一定になるように1日6食を推奨しています。しかし、忙しい毎日を過ごす人にとって6食はなかなか厳しいもの。

短時間で血糖値を挙げられる飴を用意したり、脳の血管のむくみを取るカフェインが入ったコーヒーや紅茶に、少しの甘みを加えて飲むと、頭痛を抑えることができます。

清水俊彦先生
東京女子医科大学病院脳神経センター脳神経外科 頭痛外来 客員教授、獨協医科大学脳神経内科 臨床准教授(兼任)。日本脳神経外科学会認定医、日本頭痛学会監事や幹事を歴任、認定専門医。東京女子医科大学本院や同東医療センターの他に、汐留シティセントラルクリニック(東京都)、脳と心のクリニック(茨城県阿見町)、小山すぎの木クリニック(栃木県小山市)、獨協医科大学脳神経内科(栃木県)マミーズクリニック(東京都)、伊豆大島医療センターの頭痛外来を担当。学会活動をはじめテレビ、頭痛関連の著書も多数執筆。『頭痛女子のトリセツ』(マガジンハウス刊)『頭痛は消える。』(ダイヤモンド社)『マンガでわかる 頭痛・めまい・耳鳴りの治し方』(新紀元社刊)など。

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