京阪「プレミアムカー」公開、上質な座席とサービスで「至福の移動空間」に

マイナビニュース / 2017年5月20日 8時53分

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京阪電気鉄道は19日、報道関係者向けに座席指定の特急車両「プレミアムカー」の見学会を実施し、外観・車内を公開した。ビジネス利用から観光利用まで「プレミアムな乗り心地」を提供すべく、座席をはじめ客室設備にもこだわった。「プレミアムカー」は同社の特急車両8000系に組み入れられ、8月20日から運転開始される。

「プレミアムカー」の車両型式は8550形(付随車)。既存車両を大幅に改造し、8両編成の6号車(京都側から6両目、大阪側から3両目)に組み入れた。定員は40名で、エントランスを挟んで7号車側に横3列(2列+1列)のリクライニングシートを36席、5号車側に2人掛けのリクライニングシートを4席設置。回転式のシートでグループの利用にも対応した配置となっている。肌当たりがやわらかく、高級感のあるモケット素材を採用し、大型のヘッドレストとともに包み込むような座り心地を実現した。

シートの座面幅は460mm。肘掛部も含めると1人掛けシート600mm、2人掛けシート1,200mm(中肘掛140mm)となり、ゆったりとした座席配置となっている。前後の座席間隔は1,020mmで従来より100mm拡大され、各座席のリクライニング角度は最大20度とされている。足もとの空間も可能な限り余裕を持たせ、フットライトも設置された。

移動中のパソコン利用や小物置きなどに便利な大型背面テーブル(重量は10kgまで)やドリンクホルダーも設置されている。旅客用コンセント(AC100V-2A)は肘掛から電源を取る設計に。車端部の1人掛けシートには折りたたみ式のテーブルが用意され、テーブルに備え付けられたボタンを押すことで操作することができた。一部座席においてインアームテーブルも装備しているとのこと。

「プレミアムカー」の車内灯や車外の表示器はLED化された。客室には21.5インチ液晶の大型ディスプレイが計4台設置され、停車駅などを日本語・英語で案内する。車いすスペースと大きな荷物を持った利用者向けのラゲッジスペースを5号車側に設置し、外国人旅行客をはじめ誰でも利用できる「KEIHAN FREE Wi-Fi」も装備した。クリーンな車内環境のため、微粒子イオンで空気を浄化する「ナノイー」発生装置を1両あたり8台設置。利用者の安心・安全にも配慮し、防犯カメラ4台を車内に設置した。

デザインについては、京阪電車の新世代車両のデザインコンセプトでもある「風流の今様」を継承。内装はくつろぎ感を増す「静寂の月夜」を空間イメージとしており、通路床面は「水面の月あかり」、座席床面は「枯山水」、側壁面は「霧の山稜」を表現したという。エントランスと客室(7号車側)をスモークガラスのパーティションで隔てることで、より落ち着きのあるプライベート空間を演出している。

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