シリコンバレー101 第743回 賢くないスマートスピーカー「HomePod」について考える

マイナビニュース / 2018年2月14日 11時1分

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Appleのスマートスピーカー「HomePod」が我が家にやってきた。予約してまで買った人は少ないと思っていたが、Apple ParkのビジターセンターにはHomePod用の受け取りセクションが用意されていて、午後2時という時間にもかかわらず、私以外に4人受け取りに並んでいた。

続々公開されているレビューを読むと、Appleが推すオーディオスピーカーとしては期待通り、またはそれ以上という評価。しかし、音声アシスタント・スピーカーとしてGoogleの「Google Home」やAmazonの「Echo Plus」と比べると、Home PodのSiriは頼りないという評価が並ぶ。そんな反応になりそうな気はしていたが、見事に真っ二つ。スピーカーとして購入した人は称賛、音声アシスタントが使えるスマートスピーカーとして購入した人は酷評している。

個人的には、ビームフォーミングの効果を以て"スマート"スピーカーと呼んで称賛したいところだが、一般的には「音声アシスタント=スマートスピーカー」である。また、現時点でiOSデバイスなどからのストリーミングを使わずにHomePod本体からアクセスできる音楽サービスはApple Musicのみ。Spotifyなど、他の音楽サービスにも開放するべきという声も多い。私はBeats Music→Apple Musicな人だったので躊躇なく購入したが、HomePodを使ってみたくて、でも別の音楽サービスに乗り換えなければならないとなったら悩んでいただろう。

さて、まだ短い時間しか使っていないのでオーディオ性能についてコメントするのは次の機会にするとして、酷評されているHomePodの音声アシスタント機能だが、Apple製品ユーザーでSiriを使い慣れているということもあってか、私は使っていて不満はない。それどころか「できることをしっかりこなしてくれる」という印象を抱いている。

たとえば、AppleのHomeKit、Google Assistant、Amazon Alexaで使えるようにしている電灯のオン/オフを頼むと、HomePodからが最もレスポンスが良い。そのあたりAppleのプラットフォーム規模での製品やサービスの連携は優れている。

音声アシスタントを使ってできることはGoogle Homeの方がずっと多い。中でも、個人の声を聞き分け、複数のユーザーがそれぞれの環境でスマートスピーカーを共有できる機能はHomePodでも実現して欲しいと思う。話し言葉の認識力、Webから情報を集める能力もGoogle Assistantの方が優れている。音声アシスタントを使えるスマートスピーカーを体験したい人には、迷わずGoogle Homeを勧めるだろう。

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