山田祥平のニュース羅針盤 第146回 スマートホームが広がれば必要コストは安くなる

マイナビニュース / 2018年10月12日 6時0分

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パナソニックエコソリューションズ社が「HOME IoT」の中核機器「AiSEG2」を機能強化するという。2016年秋の発売以来、2度目の機能拡張となる。

○家にあるスマート家電をまとめてコントロール

今回「AiSEG2」は、Googleアシスタントなどのスマートスピーカー連携やLINEとの連携、また、宅配ボックス連携にEV充電設備と太陽光発電システムの連携などを実現する。その多くは業界初となるそうだ。その結果、20社33機器との互換性を確保、その機器数を業界トップクラスに拡大して、共働き、高齢化、猛暑、省CO2に起因する悩みごとを改善していくという。

エコソリューションズ社エナジーシステム事業部の谷口尚史氏(エナジーシステム事業部システム機器ビジネスユニット長)は、その市場背景を説明する中で、省CO2を促進する国策や、ゼロエネルギーハウスの実施、EV/HEMSの導入などの追い風を指摘する。たとえば、EVは2020年には10万台に達するほか、共働き世帯は全体の62%になり、人口構成は高齢化して全体の27.7%を占めるようになる。それに今年は過去最高の猛暑を記録している。

そんな中で、限られた資源であるエネルギーをいかに効率的に使うかは、未来の暮らしを豊かにするために必須の要件だという。現在、同社は新築戸建てにおける、この分野の市場占有率1位で、そのビジネスを既築戸建てや集合住宅へも展開していく計画だ。

○集めたデータを「どう活用するか」が鍵

ちなみに谷口氏は入社以来ずっとパソコンに関わってきた。パナソニックのパソコンといえばレッツノート。そのテクニカルセンター長からエコソリューションズ社に異動、ビジネスユニット長に7月に着任した。

「最初はハード単品を売ることから始めたこのビジネスですが、それでは広がらないことがわかっています。ですからモノからコトへの転換が必要です。いろんな商品があるのですが、ゲートウェイがあって、各種のIoT機器とつながることで暮らしを豊かにしていくことにコンセプトを絞り込みました。

企業が今いちばん欲しいのはデータです。データがないと先のビジネスが進みません。でも、家電などの単体ではデータをとるすべがなく、リカーリングビジネスをすすめることができませんでした。

ところがこの世界は違います。データはたくさんとれることを前提に、それをどう活用するかが問われます。だからこそ、どんどんAiSEGの普及を進め、データの収集と、その分析結果を提供するようなサービスに展開することでビジネスを推進したいと考えています」(谷口氏)。

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