資格辞典2019 第10回 インテリアコーディネーターの資格とは? 試験と仕事内容について解説

マイナビニュース / 2019年5月17日 16時56分

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インテリアコーディネーターは、快適な住空間を作るための適切なアドバイスを行うインテリアの専門家です。インテリアコーディネーターには資格試験があり、有資格者は就職で優遇されるなどのメリットが得られます。今回は、インテリアコーディネーターの資格や仕事内容、活躍の場などについてご紹介しましょう。

○インテリアコーディネーターの資格とは

インテリアコーディネーターとは、住む人の趣味やライフスタイルに合った心地よい住空間を作るための提言・助言を行うインテリア(内装、家具、ファブリックス、照明器具、住宅設備など)のプロフェッショナルのことです。資格試験は、「公益社団法人 インテリア産業協会」が実施しています。ショールームやデザイン事務所、リフォーム会社などのインテリア業界で活躍できるため、インテリアが好きで仕事に生かしたい人には、最適な職業ではないでしょうか。

インテリアコーディネーターは特に女性から人気がありますが、その大きな理由の一つは、暮らしの中で見つけたアイデアや自身のセンス、生活感覚を生かして活躍できることでしょう。また、結婚や出産で一度退職し、子育てが一段落してから再就職しやすい点も挙げられます。

なお、インテリアコーディネーターの資格を取得するために学ぶ内容は、マイホームの新築やリフォームなどにも生かせます。知識を活用して理想的な住まいをプライベートでも実現できるのは、嬉しいですね。

では、インテリアコーディネーターの資格試験は、どのようなものなのでしょうか。インテリアコーディネーターは受験資格に制限がなく、年齢や性別、学歴や職業・経験は問われず、誰でも受けることができます。試験は一次試験と二次試験に分かれ、一次試験はマークシートによる択一式の学科、二次試験は記述式のプレゼンテーションと論文が試験科目となっています。

一次試験の範囲は、インテリアコーディネーターの誕生やその背景、仕事、歴史に関することから、インテリアコーディネーションの計画や表現に関すること、環境や設備に関することなど幅広い知識が問われます。

二次試験のプレゼンテーションでは、インテリアの基礎知識を基にインテリアの計画を行い、必要な情報を伝達できる能力が問われます。論文では、インテリアコーディネーターとして、住まいなどインテリアに関する課題に対して的確な解答を文章で明瞭に表現できる能力を有しているかどうかが審査のポイントとなっています。ちなみに、過去3年以内に一次試験に合格していれば、これを免除して二次試験のみ受験することが可能です。
○インテリアコーディネーターの仕事内容

次に、インテリアコーディネーターがどのような流れで仕事を行うのか、その一例を見てみましょう。

ヒアリング~プランニング~商品選択

お客様のライフスタイルや家族構成、予算等を聞き、ニーズを把握します。次に、ヒアリングを基に空間をイメージしながら、インテリアの雰囲気やレイアウト、カラーや素材等をプランニングしていきます。そして、最終的なイメージプランに沿った照明器具・家具・カーテン等の商品を選択します。

プレゼンテーション~見積もり~契約

図面・立体モデル・カタログ等の資料を用いてインテリアのイメージをお客様にプレゼンテーションします。そして、選んだ商品等の見積書をお客様に渡します。インテリア商品を決定したら、契約を結びます。

商品・素材の発注~納品~アフターフォロー

選んだ商品を確認し、ショップやメーカーに発注をかけます。商品が届いたら、家具等をセッティングし、プラン通りに完成しているか最終チェックを行います。最後に、不具合が生じないか確認をして完了です。

このほかにも、現在の住まいの雰囲気に合わせて照明や家具、カーテン等のインテリア商品をセレクトしたり、アドバイスを行ったりする場合もあります。また、キャリアを積むと、インテリアを選ぶだけでなく、作り付け家具や収納をオーダーメイドで設計するなど、幅広い業務を請け負うインテリアコーディネーターもいます。
○インテリアコーディネーターが活躍する場所は?

インテリアコーディネーターの主な活躍の場は、住宅メーカーやインテリアメーカー、ショールーム、工務店や大手家具店のほか、デザイン事務所やリフォーム会社、不動産会社など多岐にわたります。ほかにも、百貨店やインテリアショップ、ホームセンター、デザイン系の出版社などに就職することも。

特に最近では、リフォームの需要が増加していることから、リフォーム会社で注目される存在です。また、10年目以降のベテランになると、インテリアの知識を深めながら自分の得意分野を持ち、独立してフリーランスの立場で仕事をする人もいます。

インテリアコーディネーターになるのは年齢を重ねてからでも遅すぎることはなく、他業種での経験や生活の知恵が仕事に生かせるという魅力があります。雇用形態も様々で、転職が受け入れられやすい職種であることから、ライフイベントに合わせて働きやすいのもメリットでしょう。
○あらゆる経験が生かせるインテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは資格で得た知識だけでなく、あらゆる人生経験が生かせる仕事です。インテリアに触れるのが好きな人は、楽しくやりがいもあるでしょう。インテリア業界への就職を目指すなら、ぜひインテリアコーディネーターの資格を取得したいですね。

○武藤貴子

ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。

イラスト=竹村おひたし
(武藤貴子)

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