「Galaxy Buds」レビュー! Galaxy S10のオマケじゃない、ワイヤレス充電の魅力を実感できる完全分離イヤホン

マイナビニュース / 2019年5月22日 6時0分

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●Galaxy Budsのおすすめポイントは?

サムスンから、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」が5月23日に発売されます。単体では市場想定売価が17,200円前後ながら、Galaxy S10/S10+を取り扱うキャリアでは、事前予約の上で期間内にGalaxy S10/S10+を購入した全員にGalaxy Budsをプレゼントするというキャンペーンも展開中(auは事前予約が22日まで、NTTドコモは5月31日まで)。

このGalaxy Buds、充電ケーブルを使わなくてもワイヤレスで内蔵するバッテリーがチャージできたり、同時期に発売される最新スマホのGalaxy S10/S10+からバッテリーをおすそわけしてもらえる「ワイヤレスパワーシェア」の機能が便利です。ワイヤレス充電機能の上手な使いこなし方と一緒に、完成度の高いGalaxy Budsの実力を総合的に検証してみたいと思います。
○Galaxy Budsはここがおすすめな「3つのポイント」

Galaxy Budsはサムスンが発売する完全ワイヤレスイヤホンとしては第3世代にあたる新製品です。既にこれだけの世代進化を遂げている完全ワイヤレスイヤホンはオーディオメーカーの中にも多くはありません。特にサムスンの場合は自社のGalaxyシリーズのスマホと一緒に使った時に相性の良さを発揮できる機能が充実しているところが特徴です。もちろん他社製のAndroid OS端末やiPhoneに接続して音楽リスニングを楽しむこともできます。

Galaxy Budsを試してみた筆者が、完全ワイヤレスイヤホンとして本機がとても優れていると感じたポイントが3つあります。
○イヤホン本体とケースがコンパクト

ひとつは本体とケースがどちらも非常にコンパクトで、装着感が良いし持ち運びやすいことです。完全ワイヤレスイヤホンはとても便利なオーディオ機器ですが、身に着けたり持ち運ぶのが面倒に感じてしまうほどのサイズ感だと、使い込むほどに飽きがきてしまうものです。Galaxy Budsは本体の重さがわずかに6g。装着した時に耳から飛び出ているように見えないデザインも魅力的です。ケースの重さは40g。完全ワイヤレスイヤホンの中ではかなり軽量な方です。片手に乗せてみても、収まりはとても良いです。

○タッチパッドの操作性がよい

もうひとつは、イヤホンの両側面に搭載するタッチパッドリモコンの操作性がとても良いことです。内蔵するセンサーの感度が鋭すぎず、もちろん鈍くもなく程よいバランスであることと、側面全体がタッチパッドになっているので誤操作の発生が抑えられます。

●操作がわからなくなってもアプリで解決

完全ワイヤレスイヤホンのリモコン操作は「早送りって左右のどちら側を何度タップすればいいんだっけ?」といった具合によく忘れがちです。そんな時にもAndroid OS対応のコンパニオンアプリ「Gear Wearable」のガイダンスがあるので安心です。タッチパッドの“長押し”にどの操作を割り当てるか、左右のイヤホンごとにユーザーが自由に決めることもできます。

○Qi充電器に乗せるだけで充電、スマホとも連携

そして最後のひとつがワイヤレス充電に対応していることです。Galaxy S10/S10+に初めて搭載されたワイヤレスパワーシェアは、スマホの背面がQi規格に対応する充電パッドになっていて、機能をアクティベートすればスマホの背中に乗せたGalaxy Budsなど、ワイヤレス充電に対応するデバイスが充電できます。

ワイヤレス充電に対応した完全ワイヤレスイヤホンは今年から急速に増えていますが、スマホとイヤホンを一体にした便利な充電な機能を日本国内でも提案できているメーカーはサムスンだけです。

●サウンドはAKGがチューニング
Galaxy Budsはとても完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。サウンドはオーストリアの老舗オーディオブランドであるAKGのチューニングによるもので、フラットバランスでどんなジャンルの音楽にも自然とマッチします。かといって平板ではなく、インパクトの効いた低音、滑らかできめ細かな中高域を再現できる立体感と起伏に富んだ音楽を聴かせてくれます。

特定の帯域をむやみに強調した音づくりをしていないため、人によっては低域の量感や高域のきらめき感がもっと欲しいと感じるかもしれません。そんな時にはGalaxy Wearableアプリに搭載されているイコライザー機能を使いましょう。

ダイナミック / ソフト / クリア / 低音ブースター / 高音ブースターの5パターンから好みのバランスにアレンジができます。ひとつ残念なのはiOS向けにこのアプリが用意されていないことです。サムスンにはライバルとのプラットフォームの垣根を超えて、早くGalaxy Budsのフル機能をiPhoneでも使えるようにしてほしいと思います。
○充電やペアリングがとても簡単

完全ワイヤレスイヤホンの使い勝手は充電の手間がかからないことと、接続性が安定していることの2点にも深く結びついています。

Galaxy Budsはフル充電から音楽再生が連続約6時間楽しめるほか、ケースのバッテリーで充電すれば約13時間まで連続して音楽を楽しめる時間を伸ばせます。約15分間の急速充電で約100分間の再生が楽しめる機能も頼もしい限りです。

イヤホンとスマホのペアリングはとても簡単。イヤホンのケースを開けて、スマホの側でGear Wearableアプリを起動してガイダンスに従って進めていけば「設定」アプリを開かなくても、10~20秒前後で素速く接続が完了します。

Bluetoothのオーディオ信号を伝送するためのコーデックはSBCと、iPhoneも採用するAACに対応しています。このほかにもGalaxy S/Noteシリーズと接続した場合に音切れやノイズの混入が減らせる独自のSamsung Scalable Codecに対応しています。満員電車や混雑している通勤時間帯の駅のホームなどで試してみても、目立ったノイズに悩まされることはありませんでした。
○周囲の音を取り込める機能で安心リスニング

2019年の春にアップルが発売した人気の完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」と比較した場合に見えてくる、Gear Wearableの魅力的なポイントがさらに2つあります。

●AirPodsより魅力的な「遮音性」
ひとつは耳栓タイプのカナル型イヤホンなので、周囲を騒音に囲まれるような場所でも音楽リスニングを妨げられない高い遮音性が確保されていることです。

S/M/Lの3つのサイズが揃うイヤーピースで装着感を調整しながら、最適なフィット感と外からのノイズの侵入を許さない、あるいは聴いている音楽を外に漏らさない高い遮音性が得られます。

でもそんなに遮音性が高いということは、反対に音楽を聴いている時に外の音が聞こえなくなって困ることもないのか不安に感じるかもしれません。Galaxy Budsは専用アプリの設定メニューから「周囲の音」に入って機能をONにスイッチすると、音楽を聴いている最中にも本体のマイクを使って外部の音を常時モニタリングする機能が使えるようになります。さらに細かく周囲の音を取り込むレベルを決めたり、人の声にフォーカスして聞き取りやすくする設定も選べます。

さらにイヤホンのタッチパッドリモコンを長押ししている間だけ、再生中の音楽のボリュームを落として、マイクで拾った外の音をモニタリングできる「クイック周囲音」の機能もあるので、イヤホンを使う状況に合わせて安全・安心な音楽リスニングを楽しむことができます。

もうひとつはホワイト / ブラック / イエローと、3色のカラーバリエーションが揃っていることです。Galaxy S10/S10+の本体色にも自然にマッチすると思います。
○対応機器が増えてくると便利なワイヤレス充電

ワイヤレス充電ができるスマートデバイスは今年に入ってからまた一段と数が増えてきました。Galaxyシリーズのスマートフォンも、2015年に発売されたS6/S6 edgeから対応しています。アップルのiPhoneも、2017年発売のiPhone 8/iPhone Xからワイヤレス充電が可能です。

1台のスマホしか持っていない場合、充電パッドは置き場所を取るし、今まで通りケーブルを使って充電した場合と手間は変わらないのではと思うかもしれません。筆者もそう思っていました。

ところが最近になって、私の他に家族もワイヤレス充電に対応するスマホを持つようになり、よく使っている完全ワイヤレスイヤホンのいくつかを1台のワイヤレス充電パッドを使い回せるようになると、ワイヤレス充電は意外に便利なものだと思うようになりました。

●イヤホンの電池切れ前に置くだけ充電
Galaxy S10とGalaxy Budsの組み合わせによる「ワイヤレスパワーシェア」は、使いはじめると手放せない機能になりそうです。使い方はとても簡単で、端末のクイックパネルからワイヤレスパワーシェアのアイコンをタップしてONにしてから、イヤホンが入ったままのGalaxy Budsのケースをスマホの背面中央にセットすると充電を開始します。

毎日イヤホンをワイヤレスパワーシェアだけで充電することはないかもしれませんが、考えられるケースとしては例えばオフィスや外出先のカフェでアプリを開いた時に、イヤホンの充電が切れそうになっていることが分かったときに、スマホの背面に置くだけで充電できたらバックアップの手段としては大変頼もしく感じられるはずです。

なおGalaxy S10シリーズが採用するワイヤレス充電方式は一般的なQi規格をサポートしているので、Galaxy Buds以外にもAirPodsなど他社の完全ワイヤレスイヤホンも充電できます。それどころか、他のワイヤレス充電に対応するGalaxy SシリーズやiPhone、Google Pixel 3 XLの充電もできました。スピードはややゆっくりめですが、万が一のバッテリー切れが発覚したときにバックアップとして頼もしい存在です。

自宅にQi対応の充電パッドを置く場合は設置スペースを確保しなければならないし、一度に複数の端末を充電できるパッドは便利だけど、大きくて不格好に感じられることがあります。とても便利だけれど、「美観を損なうから」という家族の猛反対にあって、充電パッド自体を家の隅っこの不便な場所に隠さなければならないこともあるでしょう。
○ワイヤレス充電が広がる未来に期待

最近ではサイドテーブルやデスクライト、アラームクロックなどにQi対応の充電パッドを一体化したスタイリッシュな家具も次々と商品化されています。新しい家具を新調する時には、将来のことも考えてワイヤレス充電対応のものを選ぶと良いかもしれません。

そして、スマートデバイスを充電させてもらえる電源を無料で提供しているカフェやショップ、公共スペースも最近は増えてきました。いずれはショップや公共施設にワイヤレス充電パッドが置かれるようになって、デジタルデバイスを置くだけで充電できる環境が広がってくれば、次に買うべきはワイヤレス充電対応のイヤホンやスマホだよね、ということになるかもしれません。今のうちにトレンドを先取りするなら、Galaxy Budsがおすすめだと思います。
(山本敦)

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