温泉むすめ「Adhara 1st Live ~SEIRIOS~」レポート、彼女たちが魅せるAdharaの世界

マイナビニュース / 2019年6月23日 21時5分

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温泉地の魅力を発信している地域活性クロスメディアプロジェクト『温泉むすめ』。本作に登場するグループ「Adhara」の1stライブが5月26日、東京・秋葉原P.A.R.M.Sにて開催された。同日2回行われた公演より、ここでは1回目の模様をお伝えする。

出演者は、田中美海(黒川姫楽役)、三上枝織(乳頭和役)、新田ひより(白骨朋依役)、吉田有里(こんぴら桃萌役)、野口瑠璃子(湯の川聖羅役)の5人。Adharaはさらに飯田里穂(花巻吹歌役)と西田望見(月岡来瑠碧)を加えた、7人組グループだ。
○■楽曲と朗読劇で紡がれるAdharaの世界

SPRiNGSとは真逆に位置する精密で無駄のないパフォーマンスを行うグループ。独特の世界観で観客を魅了する(公式サイトより)。

それがAdhara。今回の1stライブでは、『温泉むすめ』のメイングループであるSPRiNGSと真逆という“独特の世界観”が遺憾なく発揮され、集まったぽか旦那やぽか女将たち(『温泉むすめ』ファンの呼称)を魅了した。

開演前にはベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123」より「Ⅰ.キリエ」がBGMとして流され、雰囲気を作り上げる。そして、ジャコモ・プッチーニの「歌に生き、愛に生き《トスカ》」にのせてオープニング映像が流れると、スクリーンに描かれた扉が開き「今宵の演目は、私たち自身の物語」との言葉とともにステージが幕を開けた。

まずは、新曲「星に集いし乙女の物語―プロローグ―」。黒と紫のゴシックな衣装に身を包んだ5人が奏でるメロディは荘厳かつ幻想的で、いきなりAdharaの世界にみんなを誘っていく。

幕間には、各キャラクターをモチーフにした朗読劇を披露。星の力を持つ少女・アダーラ(黒川姫楽)が、各キャラクターと出会い旅に誘う物語だ。スクリーンの映像も彩りを添え、治癒の力を得る代償として自身の姿が見えなくなってしまった修道女(湯の川聖羅)と、飽きられるたびに仮面を付け替える道化師(白骨朋依)の物語が紡がれた。

そんな生きることが下手な2人に捧げる楽曲として、再び5人が登場して「孤高のピエロ」。心の強さがその歌声に乗り、世界観たっぷりに届けられる。間奏では会場から歓声が飛び、さらにテンションアップして力強さが増していった。

続いての朗読劇は、持ち前の愛嬌で叱られることのない不器用な鍛冶屋の職人見習い(こんぴら桃萌)と、暗い森の奥に住む恥ずかしがり屋の魔女(乳頭和)の物語。アダーラとの出会いによって変わっていく少女たちの心情を、見事に演じていく。

他人の目を怖がっていた2人の主人公に捧げる楽曲は、「純情-SAKURA- Ver. Adhara」だ。SPRiNGSの代表曲のひとつをゴシックロック風にアレンジし、ロックチューンの迫力とキレのあるダンスも見せてくれた。

最後のドラマは、優しく凛々しい少女・アダーラ自身の物語。今はなき小さな国に生まれた彼女は、小国のお姫様・シリウスの影武者として城に幽閉されていた。親友として育った2人だったが、大国の侵略によって運命の針は動き始める……。シリウスが命を賭して逃がしてくれたアダーラの目に映ったのは、復興に向けて立ち上がる民衆。そして、空にはおおいぬ座の1等星が輝いているのだった。

彼女の望みは私の使命、そう言って披露したのは新曲「覚醒 sinfonìa」。魂のこもった歌声に加えて、センターのアダーラ(黒川姫楽)に向けて4人が手を伸ばすといった物語をほうふつとさせる振り付けも印象的だ。その黒川姫楽のセリフで楽曲を締めくくると、MCで「また星々が輝く時に会いましょう。さようなら」とアダーラの物語は幕を閉じる。

そして、アンコール前ラストは「イプシロン進化論」。ハイテンポなメロディに突き刺さるような格好いい歌声が会場に響き、Adharaの魅力を存分に見せてくれた。
○■Adharaらしいアレンジや感謝の気持ちが溢れたステージ

「アンコール!」「Adhara!」の声に応えて、5人が再び登場。先ほどまでの物語とは趣をガラリと変え、今度は「咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!」を元気に披露。表情も楽しさいっぱいで、「それそれ!」「わっしょい!」などのコールや手拍子も全開だ。

ここで改めて自己紹介。ライブ終盤戦での自己紹介ということに笑いつつ、公演を振り返る。そして、タオルを手にして披露したのは、お馴染み「青春サイダー」のAdharaバージョンだ。原曲ともAKATSUKIバージョンともまた違った、雰囲気たっぷりのAdharaらしさを詰め込み、みんなで楽しんでいた。

最後は感謝の気持ちを込めて「追伸、ありがとう」を優しく歌い上げる。その想いの強さが、歌声に乗せて心に届けられた。エンディングでは「ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123」より「Ⅴ.アニュス・デイ」が流されるなど、終始Adharaの世界観に浸らせてくれた1stライブは、こうして終了した。

今回披露された新曲「星に集いし乙女の物語―プロローグ―」と「覚醒 sinfonìa」はいずれもULTRA-PRISMの月宮うさぎが作詞を、同じく小池雅也が作・編曲を担当。新曲と合わせて、Adharaの今後の活動が楽しみだ。

○●温泉むすめ「Adhara 1st Live ~SEIRIOS~」

セットリスト
OP. 歌に生き、愛に生き《トスカ》/ ジャコモ・プッチーニ
M1. 星に集いし乙女の物語―プロローグ―(新曲)
M2. 孤高のピエロ
M3. 純情-SAKURA- Ver. Adhara
M4. 覚醒 sinfonìa(新曲)
M5. イプシロン進化論
<ENCORE>
M6. 咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!
M7. 青春サイダー Ver. Adhara
M8. 追伸、ありがとう
ED. ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123 Ⅴ.アニュス・デイ/ベートーヴェン
(千葉研一)

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