JR在来線・新幹線IC定期券サービス向上へ - 「TOICA」エリア拡大も

マイナビニュース / 2019年9月20日 15時49分

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JR東日本・JR東海・JR西日本は20日、在来線・新幹線におけるIC定期券のサービス向上について発表した。各社のICサービスエリアをまたがる在来線定期券を交通系ICカードで発売するほか、新幹線定期券「FREX」「FREXパル」も交通系ICカードで発売。在来線IC定期券による「新幹線乗車サービス」の利用可能区間も拡大されるという。

JR東日本「Suica」、JR東海「TOICA」、JR西日本「ICOCA」はそれぞれのICサービスエリア内で完結する乗車でのみIC乗車券を利用でき、エリア外への乗越しや異なるエリアをまたがっての利用は不可とされている。この影響で、JR東日本・JR東海の境界となる東海道本線熱海~函南間と御殿場線国府津~下曽我間、JR東海・JR西日本の境界となる東海道本線醒ケ井~米原間はIC乗車券を利用できず、これらの区間を含めて乗車する際はあらかじめ乗車区間のきっぷを購入する必要があった。

今回の発表によれば、JR東日本・JR東海・JR西日本の3社が協力し、「SuicaエリアとTOICAエリア」「TOICAエリアとICOCAエリア」をまたがる区間の在来線定期券を「Suica」「TOICA」「ICOCA」で発売することにより、「各社のICサービスエリアをまたがって通勤・通学される定期券利用のお客さまも、自動改札機にタッチするだけで改札を通過でき、紛失時の再発行も可能になります」とのこと。

あわせて「TOICA」のサービスエリアを熱海駅・国府津駅・米原駅まで拡大することも発表。「熱海・国府津・米原~TOICAエリア間を乗車される場合においても、自動改札機をご利用いただけるようになります」と説明している。なお、各社のICサービスエリアをまたがり、かつ定期券区間外を乗車する場合は自動改札機を利用できない。交通系ICカードのチャージ額を利用し、各社のICサービスエリアをまたがって乗車する場合も自動改札機を利用できず、あらかじめ全乗車区間のきっぷを購入する必要がある。

新幹線定期券「FREX(通勤用)」「FREXパル(通学用)」は東海道・山陽新幹線東京~新岩国間において、これまでの磁気定期券に加え、交通系ICカード「Suica」「TOICA」「ICOCA」でも発売されることになった。現行の新幹線定期券と同様、在来線・新幹線を通じた定期券や東海道新幹線・山陽新幹線をまたがる定期券も発売され、新幹線IC定期券で並行する在来線も利用可能とされている。

現在、「TOICA」エリアの三島~岐阜羽島間で実施している在来線IC定期券の「新幹線乗車サービス」は区間を拡大。東海道・山陽新幹線東京~新岩国間で利用可能となる。区間内に新幹線停車駅が2駅以上含まれる在来線IC定期券を新幹線の自動改札機にタッチすることで、定期券区間内の新幹線(普通車自由席)に乗車できるというサービスで、特急料金は新幹線降車駅の自動改札機にてチャージ額から引かれるという。

各サービスとも、開始時期は2021年春の予定。サービスの開始日や詳細は決まり次第、改めて発表するとしている。
(上新大介)

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