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Amazonはなぜ東京ゲームショウに参画するようになったのか?

マイナビニュース / 2021年9月28日 18時0分

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画像提供:マイナビニュース

9月30日から10月3日までの4日間、「東京ゲームショウ 2021 オンライン(TGS)」が開催されます。メディアとインフルエンサー向けのオフライン会場があるものの、基本的に2020年と同様のオンラインでの開催となりました。

2020年のオンライン開催では、TGS公式サイトのほかに、「Amazon特設会場」を用意。TGSと連携し、動画の配信、関連商品の販売などを行っていました。2021年もAmazonは、特設会場を設置し、前年以上のコンテンツで東京ゲームショウを盛り立てていきます。

なぜ、Amazonは東京ゲームショウで特設会場をオープンするのでしょうか。Amazonのエンターテインメントメディア事業本部 音楽・映像・ソフトウェア・ビデオゲーム 統括部長である川本洋子氏に、AmazonがTGSへ参加する経緯や目的、そしてAmazon特設会場の見どころや楽しみ方を聞いてきました。

――さっそくですが、Amazonが東京ゲームショウに参画することになった背景や目的について教えてください。

川本洋子氏(以下、川本):Amazonは、「地球上でもっともお客様を大切にする企業になること」をビジョンに掲げています。コロナ禍によってもたらされたニューノーマルでは、依然としてオフラインの大規模なイベントは実施できません。そこで、ゲームファンやゲーム関連企業を少しでもサポートできればと考えてTGSに特設会場を設置することに決めました。

コンテンツ視聴から商品購入まで、オンライン上でエンターテインメント体験を一気通貫で体感いただくとともに、人と人をオンライン上でつなぎます。

TGSには、2020年から参加しているのですが、前回は準備時間が短かったこともあり、やりたいことをあまり実現できませんでした。2021年はどれだけ企画を増やせるか、視聴者やお客様の期待に添うことができるかを目指し、TGSの特設会場に行きやすくするためにAmazonサイト内の見せ方を改善。Amazonにゲームやゲーム関連商品を購入しにきたゲームに関心のある層を特設サイトへ誘導できるようにしています。また、特設ページでは新しい体験も用意しました。

――新しい体験というのは具体的にどんなものでしょうか。

川本:Amazon特設会場に用意した新しい要素は全部で4つ。まず1つめは、ファッションとゲームのコラボです。Amazonのオンデマンドプリントサービス「Merch by Amazon(マーチ バイ アマゾン)」を活用して、PUMAとTGSのコラボTシャツをAmazon限定で販売するほか、TGS公式Tシャツや公式パーカーなどを販売します。

次にミュージックとゲームのコラボです。2021年はTGS25周年の記念イヤー。その節目の年に合わせたスペシャルイベントとして、ゲーム音楽オンラインコンサート「TOKYO GAME MUSIC FES(TGMF)」を開催します。

TGMFはゲーム音楽をフルオーケストラ演奏する特別公演。Amazonでチケット販売を行うほか、Amazonの定額制音楽配信サービスであるAmazon Music Unlimitedとも連携し、フェスで使用された楽曲のオリジナル楽曲の一部をプレイリストとして配信します。また、それに合わせてAmazon Music Unlimitedの4か月無料体験キャンペーンも実施。TGMFは10月31日まで見逃し配信も予定しています。

3つめはAmazon Alexaとのコラボです。Alexaに「アレクサ、東京ゲームショウについて教えて」などと話しかけると、TGSの配信スケジュールや見どころを教えてくれるコンテンツを提供します。また、「アレクサ、『真・女神転生5』の裏技を教えて」と聞くと、裏技を教えてくれるなんてことも。どういった言葉で話しかければいいのかは、TGSのTwitterアカウントでTGS終了日までにわたって配信予定。ぜひアレクサとTGSの話題で盛り上がっていただきたいです。

最後に、クリエイターによる紹介コンテンツの配信です。ゲームエンタイテイメント集団ReMGが、9月29日20時からTwitchのAmazon Music Japanチャンネルで、TGSの見どころを紹介。TGS2日目となる10月1日20時には、後藤真希さんの公式Youtubeチャンネル「ゴマキのギルド」で、Prime Gamingの概要や使い方などを配信します。

ちなみに、2020年と同様に、eスポーツ大会の配信もあります。今回は、JeSU主催の「日本サウジアラビアeスポーツマッチ」。5つのタイトルで日本とサウジアラビアの代表が対戦します。TGSのコンテンツやAmazon特設会場に来場していただいた視聴者、Amazonで買い物をしているお客様で、eスポーツを観たことがない人にもご覧いただければと思います。

――ファッションとのコラボですが、過去のTGS会場で販売していた公式グッズとは違うものが販売されるのでしょうか。

川本:これまでのTGSでは、マフラータオルやバスタオル、クリアファイルなどの公式グッズも用意していましたが、今回はオンデマンド・プリントサービス「Merch by Amazon」の取り扱い商品であるTシャツとパーカーのご用意です。先ほどもお伝えした通り、PUMAとTGSのコラボという、これまでになかった展開があります。

――音楽フェスを開催することになった経緯を教えてください。

川本:ゲームと音楽のコラボはずっとやりたいと思っていました。Amazonが提供するチケット販売と音楽配信との親和性も高いのも理由の1つですね。

Amazonは「品揃え」「価格」「利便性」の3つを柱として、お客様の満足度の向上に取り組んでいます。eスポーツや音楽フェスのチケット販売を行うことは、品ぞろえと利便性の2つに該当する考えています。なので、お客様のニーズを考え、今後もやっていきたいですね。

――2020年のAmazon特設会場の成果はいかがでしたか。

川本:2020年はTGSと連動して、TGS商品詳細ページの閲覧数がのべ250万を超えました。その多くがTGSから流れてきたわけです。

また、TGSで発表した商品の予約販売をAmazonサイト内ですぐ開始した結果、想定以上にご好評いただけました。その1つがスクウェア・エニックスの『NieR Replicant ver.1.22474487139...』です。このタイトルは非常に多くのご注文をいただきました。お客様からは、「TGSでゲームの紹介コンテンツ見ながらすぐに商品を買えてうれしい」という声もいただきました。

意外だったのは、2020年に特設会場にアクセスした人の中に、これまでAmazonでゲーム関連アイテムを購入したことのなかった人が結構いたこと。そういった層のお客様に対して接点が持てたのも大きいですね。

――反対に、2020年に感じた課題はありますか?

川本:先程もお伝えしましたが、2020年は準備時間が十分に取れなかったことが課題でした。Amazon特設会場の実施決定から会期まで短かったため、ライブコマースとコンテンツ視聴に注力することにしました。しかし、2021年は十分な期間があり、何度も会議を繰り返しました。その結果、いろいろなことに挑戦できたと思います。

――Amazonのセールなどの場合、Amazonのサイトから特別ベージに移動できるようバナーやプルダウンメニューに組み込まれていますが、Amazon特設会場もAmazonのほかのサイトから移動しやすく移動しやすくなっているのでしょうか。

川本:Amazonのサイトから特設会場やTGS公式サイトへ移動する導線はしっかりと確保していきます。見つけやすく、遷移しやすくデザインしました。また、Amazon Musicからも特設会場へ飛べるようになっています。今回のTGSではVR会場もあるので、VR会場から公式グッズの購入も可能。会場からブラウザに飛んで、そこで購入できるようになっています。PCやスマホで再検索して購入する手間はありません。

――最後にAmazonがTGSに期待すること、そして視聴者がAmazon特設会場に期待できることはなんでしょうか。

川本:Amazonとしては、ゲームに興味のある人がTGSのコンテンツに触れられるようにサポートするとともに、日本が世界に誇るゲーム産業へ貢献することを願っています。

また、Amazon特設会場は、前年以上にコンテンツを充実させています。幅広いエンターテイメント体験ができるでしょう。Prime Gamingのコーナーも用意しており、Prime Gamingの利点やサービスの詳細などを余すことなく紹介しています。きっと新たな体験ができると思いますので、ぜひ、Amazon特設会場にお立ち寄りください。

著者 : 岡安学 おかやすまなぶ eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。@digiyas この著者の記事一覧はこちら
(岡安学)

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